2012年1月 の記事一覧

美術館情報

ベン・シャーン

『版画集:リルケ「マルテの手記」より:一行の詩のためには…』《扉-1》        1968 年 リトグラフ・紙          神奈川県立近代美術館(麻生三郎コレクション)© Estate of Ben Shahn / VAGA, New York & SPDA, Tokyo, 2011

 

書道の教室で一緒のお友達。不思議なテンポの後藤さん。
「今日ね、葉山の神奈川県立現代美術館へ”ベン・シャーン展”観に行ってきたの。遠くて疲れたんだけどすごく良かったんだよ。残念ながら今日までだったんだけど」と、展示内容を見せてくれた。いつも何か刺激を与えてくれる人。
いいなー観たかったな。と、思っていたら、
名古屋市美術館2012年2月11日~3月25日、岡山県立美術館2012年4月8日~5月20日、福島県立美術館2012年6月3日~7月16日に開催される模様。

 

タイミングが合えば是非観に行きたい。
寒さにかまけて、ぼやーっと過ごしていた自分に反省し、美術館を検索。
私の独断と偏見で選んだ近日展示もしくは展示中のものをご紹介。
少し遠くても足を延ばして観に行ってみるのも良いかもしれない。

 

北海道立釧路芸術館
「日本を愛した写真家 土門拳の古寺巡礼」2012/1/25(水)~2012/3/25(日)
青森県立美術館
「冬のコレクション展」2011/12/17(土)~2012/3/25(日)
宮城県美術館
「クレーとカンディンスキーの時代」2012/1/14(土)~2012/3/4(日)
平野政吉美術館
「藤田嗣治の旅 - 中南米のエネルギーとコスモロジー」2011/12/15(木)~2012/6/17(日)
郡山市立美術館
「駒井哲郎 1920-1976」2012/1/15(木)~2012/2/12(日)
出光美術館
「三代 山田常山―人間国宝、その陶芸と心」2012/1/15(木)~2012/2/12(日)
東京国立近代美術館
「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」2012/2/10(金)~2012/5/6(日)
金沢21世紀美術館
「モニーク・フリードマン展」2011/11/23(水)~2012/3/20(火)
岡崎市美術博物館
「芹沢銈介展 ―手仕事を愛でる―ある染織家の渾身の蒐集」2012/2/11(土)~2012/3/25(日)
クレマチスの丘 ベルナール・ビュフェ美術館
「ベルナール・ビュフェの生涯」2012/2/2(木)~2012/5/8(火)
国立国際美術館
「草間彌生 永遠の永遠の永遠」2012/1/7(土)~2012/4/8(日)
大阪歴史博物館
「柳 宗悦展 -暮らしへの眼差し-」2012/1/7(土)~2012/2/29(水)
伊丹市立美術館
「キース・ヘリング展」2012/1/21(土)~2012/2/26(日)
兵庫県立美術館
「解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー」2012/2/4(土)~2012/3/25(日)
西脇市岡之山美術館
「横尾忠則 原景 意識の眼展」2011/10/2(日)~2012/3/25(日)
岡山県立美術館
「長谷川等伯と雪舟流」2012/1/20(金)~2012/2/19(日)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
「猪熊弦一郎展手の中の小さな言葉-紙に描いた作品から」2012/2/4(土)~2012/3/4(日)
北九州市立美術館 分館
「小さな画面に無限の世界 熊谷守一展」2011/1/2(月)~2012/2/12(日)
佐喜眞美術館
「ケーテ・コルヴィッツ展」2011/1/18(水)~2012/3/5(月)

ここにも津波がきた

御身あらい

「御身あらい」を買いに、木更津の小川漁網店に行った。御身あらいの誕生については、この゛広場゛の千葉県版にくわしいが、漁業用の網を短く切って、からだを洗うために仕立てたものである。石鹸の泡立ちがよく、これでこすると、この上ない゛カイカン゛があると、女性に評判がいい。パリまで持って行って使って、忘れてきた人もいて、ホテルでなんて思ったか、と笑った。
お店に取材にうかがったのは、昨年二月。そのあとの地震と津波の被害はどうだったのだろうか。
「地震のあとすぐ、店の前の道路がどす黒い水で埋まりまして、店の中にも流れこんできました。女房は二階に位牌を持って行ったりしていました。その後、しだいに危険を感じたので、山のほうへ逃げました。ちょうど、干潮だったから助かったけど、満潮だったら、2メーターは床上浸水していましたね」
網を扱う店だから、海に近く、400メートルくらいしか離れていない。
御身あらいの゛ファン゛を代表して「お気をつけて」といって帰ってきた。


浅草寺の一歩奥

お正月を少し過ぎた頃

浅草寺へ行ってきました。

 

「和」・「粋」という言葉が

ピッタリの浅草

 

おじいちゃんの会社が浅草にあったので

小さい頃からときどき遊びに行っていたので

今では年に数回しかいかない場所なのですが

ただいまー!!という気分になります。

雷門

有名な雷門の提灯の下をくぐり、

その提灯の下に描かれた

にらみをきかせた龍にごあいさつ

龍

提灯だけに目が行って

すーっと通り過ぎてしまう人も

たくさんいますが、

この提灯の真下の龍のデザインが

かっこよいのです!!

 

そして、今年も一年健康に過ごせますように☆と

お参りをして

いつもはあまりいかない

浅草寺の裏を散策してみました。

 

すると…どーんとした

市川団十郎の像を発見!!

市川団十郎

浅草寺の真裏にあるとは知りませんでした。

 

さらに、そのすぐ近くに小さな銭塚地蔵堂を発見。

参拝者は塩とお線香、お灯明のローソクを

分けてもらってお供えする…という

ちょっと変わった御堂なのです。

※神聖な場所だったので、写真は撮りませんでした…

 

お参りをするとすぐ右にかんかん地蔵という名前の

お地蔵様がいらっしゃいます。

 

昔は、大日如来の姿だったということなのですが、

地震や火災で、頭や手や手などの形はすでになく

参拝者たちは、かんかんと2回ほど

石を打ってお参りします。

 

浅草寺というと仲見世や提灯ばかりに

目が行ってしまいがちですが、

ほんのちょっと奥に一歩踏み込むと

また新しい出会いがあるのですね~☆

 

下町大好き☆なamedioでした(^O^)


色々米

 

チルチンびと編集部からおすそ分けでいただいた「色々米」でカレーを食べました。いつもならばカレー好きなあまり、お米もろともカレーを「食べる」というよりほとんど「飲んでいる」私ですが、この色々米は、噛まずに飲み込むのを許さない存在感。噛めば噛むほどにお米の旨味、甘み、もっちり感、香ばしさが広がって、飲んじゃダメです。もったいない。久しぶりにお米をゆっくり噛みしめました。

 

色々米とは、うるち米やもち米、香り米、古代米、希少米、黒米、緑米…など、なんと約50種!を混植して1枚の田圃に育てたお米だそう。さすがにカラフルです。

 

 

単品種で栽培するには個性が強くて問題点もあるお米たちを、種モミを混ぜて一緒に蒔くことで、個々の欠点が他の稲を支える長所となり、お互いに支え合い共に豊かに育つそうです。個性がありすぎる人間たちの集団にも通じるような・・・みんな違ってみんないい。こんなすごいことに気付いた生産者の上野長一さんは、20年以上も農薬や化学肥料、除草剤を使わずにお米を作っている方。

種籾も苗も葉も茎も、それぞれ独特で美しい穂揃いの稲たちはピンク、紫、白、茶、黄色など、にぎやかなお花畑です。一つ一つの品種では表現できないが、緑の葉波の上に繰り広げられる沢山の稲たちの調和です。綺麗です。花を思わせる稲作りは楽しい仕事です。農の食の文化の『稲』は全ての基礎です。百姓出来る喜びは無限です…どうぞ楽しいご飯で健やかな平和な日々の食事を祈ります。平和を祈ります。

と仰っています。流されずに自分の信じるやり方で物を作ってきた人の言葉は清々しい。食への不安は尽きませんが、こんな方が作っていると思うと安心して食べられます。何より本当に美味しいし、見た目もいい!これからもカレーのお供、いや、カレーがお供をさせていただきます。

 

 


劇場で

永井荷風を描く作品

私はいま、ストリップ劇場にいる、のではない。ある映画館を劇場に仕立てて、映画の撮影の最中である。監督は愛川欣也さん。あの作家、永井荷風を描く作品。荷風といえば浅草、浅草といえばストリップ。今日はストリップの場面の撮影と聞き、やってきた。これを見ているうちに、浮かんできたのは、Iさんというストリッパーのことだ。
Iさんが、風俗雑誌に連載しているのを見つけ、面白く読んだ。会ってみると、ハスキーな声の男っぽい、そして繊細な神経のひとだった。独特の文章だった。ある女性作家がそれを読み、「あなたは、小説を書きなさい」といったという。それを聞いて、女性作家と彼女の対談を企画した。テーマは「ワイセツについて」だった。傑作な対談になった。しばらくして、Iさんは、趣味だった中国語を学ぶうち、上海へ行った。いま、どうしているだろう。撮影は、まだつづいている。

小芝居の裏木戸通る夜寒哉

というのは、荷風の句である。


ユニークポスト☆

急に「パンダを見たい☆」と言うおばあちゃんとお母さんと一緒に

上野動物公園に行ってきました☆(*^^)v

 

パンダが公開されてから、しばらくはすごい混雑だったようですが

最近は少し落ち着いてきているようで

ゆっくりパンダを見ることができました。

 

エサをもぐもぐして、ゴロゴロ~と転がって~

パンダ

なんといっても、あのモフモフした感じがたまらない!!!

 

すっごく久しぶりにパンダを見たけれど

「…かわいい(*゚ー゚*)ポッ」と思わず声が出てしまいました。

 

そして、入口付近で見つけたのが、

このパンダポスト!!

 

パンダポスト

パンダポスト

 

裏側には、小さなしっぽつき☆

 

園内で売っていたポストカードと切手を買って

すぐにお手紙を書き、お留守番していた

旦那さん宛に手紙を書きました('ー') フフ

 

このポストで出すと、ジャイアントパンダや西郷隆盛像が描かれた

上野の風景の消印を押してもらえるのです(/・ω・)/

 

消印

消印(公式HPより引用させていただきました)

 

 

そういえば、台湾から東京観光に来ていた友達が

「日本のポストはおもしろい」と写真をパシャパシャ撮っていました。

台湾には、緑と赤の二種類しかなく、形や色がさまざまの日本のポストって

とてもユニークに感じるらしいです☆

(私の語学力はとても低いのですが、

たぶん、そう言っていたと思います…汗)

 

その子が日本に遊びに来ていた時には、

まだパンダポストがない頃だったので

ぜひぜひ、今度遊びに来たときには

見せてあげたいなぁ~と思うamedio(゚▽゚*)でした☆

 

 

 


棒年会

千疋屋 ババロア

 

 年の暮れのある日、作家Мさんの家を訪ねることが、もう何年もつづいている。年一回、2人だけの忘年会。いつも私が持って行くのは、千疋屋のフルーツ・ババロアである。なぜか、そうなった。

 私と彼は、仕事のこと、共通の友人の消息など、一年分の話をする。やがて、2人の前に、フルーツ・ババロアが並ぶ。Мさんの夫人も、片手にワイン、ひざの上の皿にババロア。この二つの組み合わせが、実に絶妙なのだといい、横の椅子に座って、楽しそうに話を聞いている。それが、おなじみの風景だ。

 今度は、どうなるのだろう。忘年会とは、いかがなものか。けして、忘れてはいけない一年だ、という声があった。当然だ。うーん。ああ、そういえば、こういう虚子の句があったなあ、と思う。

去年今年貫く棒のごときもの

それなら、棒年会は、どうだろう。そう考えながら、Мさんの家へ向かった。あれからもう、半月たった。


裏ワザ☆ほっこりかぼちゃ☆

冬将軍がやってくる~!!

 

…ということで、東京もずいぶんと

冷え込んできました。

 

こういう日は鍋やうどんといった

温かいものが恋しくなりますね~

 

我が家での定番ほっこりメニューは

こちらのカボチャの煮物!!

 

ほっこりほっくり(^O^)大好きです

 

ご存知の方も多いかとは思いますが、

カボチャの煮物の裏ワザは

湯呑みを鍋に入れる事!!

 

カボチャを切ったら、湯呑みをひっくり返して鍋に

入れ、そこへカボチャを皮を下にして入れ

グツグツしてきたら、調味料を入れて

(うちの場合は、砂糖と醤油と酒とみりんを

1:1:1:1の比率です)

15分ほど煮るだけの簡単メニュー

出来上がったら、お鍋の蓋を取って

放っておくと…あら不思議☆

ひっくり返した急須の中に

余分な煮汁が吸い込まれていきます☆

 

 

湯呑み

鍋のなかはこんな感じ

 

これで、ビシャビシャになる失敗はなくなるという

裏ワザなのでした☆

 

ところで、最近、筑前煮に挑戦をしたら

なんだかイマイチ…。

 

どなたか、美味しく照り照りに作れる方法があれば

是非教えてください(。-人-。)

 

amedio(^O^)


白雪ふきん

 

先日、友人から贈り物のお返しに、ともらった「白雪ふきん」
この名前には聞き覚えがある。
「チルチンびと広場」にも早くから登場していただき、
蚊帳をふきんにするの?大仏さまを磨くのにも使うの!?
と、いろいろ印象的だったからだ。

糊がかかってぱきっと気持ちよい、真っ白なふきん。
清々しくて、新年にふさわしい贈り物だと思う。
これでいろんなものを今年はぴかぴかにするぞー。
大掃除にまとめてあたふたするんじゃなくて
日々綺麗にしておけばいいのだ。と毎年思うのにできないんだな。
でもこの素晴らしいふきんがあれば、デキル気がします!
肌にやさしい「うるおいたおる」というのもあるようです。
大仏様のお身拭いと同じブランドで、顔を拭く・・・
なんだか恐れ多いですがいいことありそうな気もします。

柄物も豊富で、さすが奈良らしくかわいいシカ柄もあります。
このシカ模様バージョンは、「白雪ふきん」さんのfacebook
シカ親子になっていろんな場所に出没していた!
本物の鹿とご対面もあったり、年越し蕎麦つついたり・・・
ポーカーフェイスっぷりがたまらなく可愛い~

まだ使ってもいないうちに、一気に白雪ふきんファンになってしまいました。

 


まつや「とり野菜みそ」

とり野菜みそ

能登に帰った時に姉がお土産にくれたまつやの「とり野菜みそ」。

どうやら、石川県にしか売ってないものらしく、私なんかは小さい頃から当たり前にスーパーで目にしていたものですが。この絵がまたなんともなく印象に残るんです。

懐かしいのでさっそく、うちに帰ってから鍋に。このみそを入れて水を入れて具を入れるだけのずいぶん簡単な料理。ピリ辛の方を使用してみましたが、味はというとちょっと濃い目。魚介エキスなるものが入っているようですが、普通のみそとどこが違うのかと言われても難しい感じの味。

調べてみたら、オンラインショップなるものがありました。ご興味のある方はぜひ。

よく、曲とか味とか空気で時代を思い出すことがありますが、確かにこの味噌を食べたときに小学生の頃のイメージが浮かんできた。こういうの、脳がどんな働きをしているのか不思議です。

鈴の鍋

それから、買ったまま忘れていたこの錫製の鍋。今回使ってみてわかった事、蓋をしておくと1時間は熱々のまま。おどろきの品でした。