2021年5月 の記事一覧

速報!『民家の再生と創造』⓶ 近日発売!

築400年の古民家を住み継ぐ 重要文化財 栗山家住宅

 

古民家ファンのあなたへ。
「築400年の古民家を住み継ぐ 重要文化財 栗山家住宅」へ、ご案内します。
大阪と紀伊を結ぶ交通の要衝として、古くから栄えた五條市。五條の街の中心部に建つ栗山家住宅。改修時に1607(慶長12)年の棟札がでてきたことから、建築年代が判明している民家としては、日本最古の建物とされている。栗山家の特徴は、現在も住居として使われていること。このため、内部は一般には公開されておらず、通常は外観のみを見学することができる。この、国の重要文化財をご当主とのご縁で、今号では、特に内も外もごらんにいれることができた。あわせて、住み継ぐ楽しさも、ご苦労話も、たっぷりと。
必読です。

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このほか、
京町家の再生 ーもみじの小路 ー
パッサージュとしての「もみじの小路」文・木下龍一
チルチンびと「古民家」の会 会員事例 傑作選
特集・古建具のいろは
など、在宅で愉しめます。
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チルチンびと別冊62『民家の再生と創造』⓶は 風土社刊、6月3日発売。お楽しみに。

 


『グランマ・モーゼス展』この秋のおたのしみ

グランマ・モーゼス展

 

ただいま休館、ばかりでは寂しいので、この秋の話題も。プレスリリースから、お届けします。『グランマ・モーゼス展』(9月14日 – 11月7日)が、静岡市美術館で。
〈グランマ・モーゼスの愛称で親しまれる素朴派の画家、アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(1860-1961)は、70代で本格的に絵筆を取り、101歳で亡くなるまで1,600点以上の作品を遺しました。モーゼスは、生涯をアメリカ北東部の農村で暮らした経験をもとに、四季の移ろいや日々の仕事、季節ごとの行事などを、豊かな色彩と素朴な筆致で詳細に描き出します。……〉
というのが紹介文。本店の見どころの一つに「すべてが自給自足だった “ 古き良き時代 ” の暮らしを体感 !」とある。
9月14日、緊急事態の静まるのを祈るのみ。


型絵染、お待たせ

『型絵染  三代澤本寿』展

 

緊急事態宣言の発出に伴い、4月25日から緊急事態宣言発出の期間中は休館することになりました。というお知らせが、ここ大阪日本民藝館でも。
本来なら、『型絵染  三代澤本寿』展(3月6日 ~ 7月13日)。 のはずだった。

〈……長野県松本市に生まれた三代澤本寿(1909-2002)は、染色家として数々の優れた作品を手掛けると共に、信州の民藝運動の普及に多大な貢献を果たした人物です。……1939年には民藝運動の創始者である柳宗悦と出会い、三代澤は生涯を通して師と仰ぎます。柳もまた若き三代澤に大きな期待と信頼を寄せ、民藝運動の機関誌である『工藝』の他、『諸国の土瓶』『日田の皿山』といった柳の代表的な著作の装丁を任せました。……〉と、展覧会のパンフレットにある。
 もう少しの辛抱ですね。せめて、この画面で。

 


昨日の初氷〈神楽坂デイズ〉

氷

氷宇治金時

 

神楽坂を登りすぐの右手。紀の善に、氷の旗がひるがえっている。これは、これは。入って注文。氷宇治金時。初氷。写真のように重量感のある氷が運ばれて、まだちょっと早かったかなと思いながら、すくって食べる。お腹いっぱい。961円。
俳句歳時記に
初氷何して過ぎし昨日かな       中村汀女
というのがある。むろんこれは、ちょっと違うけれど、これが昨日の出来事であった。


アシタノカレッジ・シシャモパイ・ウレシカ

ウレシカ

シシャモパイ

 

夜「アシタノカレッジ」(TBSラジオ)を聞いていたら、「西荻窪を散歩していて、いい本屋さんに出会った」という話が聞こえた。話しているのは、司会のキニマンス塚本ニキさん。おや、どこかな。絵本と、ギャラリーと雑貨のある店で、そこでマンガの本を買った。帰りにおみやげをもらった、という。話の最後に、ウレシカとその店の名前を言った。
ウレシカなら、この“広場”のお馴染みだ。なんとなくうれしくなって、翌日、店に行った。聞きましたよ、昨日のラジオ。おみやげもくれるそうで。ああ、おみやげって、これですよ。北海道の友人が送ってくれたシシャモパイ。あのひと、また来てくれるといいな。

 


「イサム・ノグチ 発見の道」展へ

イサム・ノグチ  発見の道


ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館でしたね。せめても、パンフレットから、紙上展へ。

『イサム・ノグチ 発見の道』(東京都美術館、4月24日から8月29日まで)。
〈…… 東京都美術館で開催する「イサム・ノグチ 発見の道」は、晩年の石彫に至る道行きを多様な作品で辿り、ノグチの精髄に迫ろうとするものです。そのため、彫刻と空間は一体であると考えていたつくり手に相応しい、特色ある3つの展示構成を試みます。 イサム・ノグチの作品は、われわれが今、希求してやまない何かを示してくれるに違いありません。……〉
その3つの展示構成とは。
1 彫刻家ノグチの精髄に迫る 2 かつてない“ノグチ空間”の体感型展示 3 ノグチ芸術の到達点・牟礼の石彫群が初めて東京へ。

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いつの日かの再開を楽しみに!

 


「安西水丸」展へ、行こう 

『イラストレーター 安西水丸』展

 

ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館ですね。せめても、パンフレットから、ウエブ上で。

『イラストレーター 安西水丸』展(4月24日 – 8月31日、世田谷文学館)も、休館中。
〈……「 小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と関連資料あわせて500点以上によりご紹介します。……〉ということである。『a day in the life』(小社刊)などでおなじみの、あのなんとも言えぬ柔らかく暖かい雰囲気を楽しみにしていたのに。でも、会期もまだまだたっぷり。安西さん、行きますよ。

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5月12日の “再会”を楽しみに!

 


「画家たちのキセキ」展へ

8つの意表

 

ゴールデンウイークは、美術館めぐり、と思っていた方も、多いことでしょう。ザンネン。あちらこちら休館ですね。せめても、パンフレットから、ウエブ上で。

『8つの意表』(練馬区立美術館、4月30日から6月20日まで)も休館中。「絵を描く、絵に描く、画家たちのキセキ」というサブタイトル。8 Surprises, 8 Painters とも。さらに、こういう。
「意表をつく」という言葉があります。おおむね「相手の予期しないことをする」という意味で用いられますが、「意表」は字義に近く「こころをあらわす」という意味で使われることもあります。本展ではこれをキーワードに、当館のコレクションから、練馬にゆかりの深いアーティストを含む8名を選びました。近現代美術にユニークはキセキ〔軌跡〕を残した彼らそれぞれの二重の意味での「意表」を、複数の個展形式でご観覧ください。……8人とは、大沢昌助、古沢岩美、野見山曉治、小野木学、草間彌生、中村宏、近藤竜男、鏑木昌弥。

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5月12日 8人との“ 再会”を楽しみに!