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二宮和也の結婚と京橋「桃六」

桃六

桃六

 

地下鉄銀座線、京橋駅で降り、明治屋のまえから少し日本橋方面へ。すぐの交差点の右に印刷店。以前は、眼鏡店だった。そこを右へ、昭和通りの方向に進み、いくつかのビルを通り越しての四つ角が、和菓子老舗「桃六」。昔は、この二階が甘味屋で、夏にカキ氷などあった。いまは、昼時のお弁当が人気で賑わうが、それ以外の時間もご繁盛、いかにも昔からのご贔屓のお客さんという感じの方が、お団子などを買いにみえたりしている。
勤め先とご近所だったということで、おつきあいが生じ、退社するときも、お菓子と手紙を届けていただいたりした。そのせつは、ありがとうました。
このあたり、すっかり変わってしまったのに、桃六の佇まいは変わらない。これが、老舗だ。店頭に貼りだされた墨黒グロの文字も 昔のままだ。

嵐・二宮和也結婚のニュースが流れた。そこに、事務所からの関係方面への挨拶に「桃六のどら焼き」が、添えられていたと書かれていた。その続報では、このどら焼きを求めて、朝からお店は行列、売りきれだという。
あ、「桃六」。懐かしい。ご主人、おかみさん、お元気ですか。

 


東京駅と辰野金吾

『辰野金吾と美術のはなし』展(

東京駅


『辰野金吾と美術のはなし』展(東京ステーションギャラリー、11月24日まで)が、開かれている。
〈 …… 明治から大正にかけて日本の第一世代の建築家として活躍した辰野金吾(1854~1919)が没して今年で100年を迎えます。辰野が設計した東京駅の中で活動する東京ステーションギャラリーでは、これを機に美術を切り口に辰野の業績を振り返る特別小企画展を開催します。……〉ということである。
外に出て、その作品を眺める。


窓のいろいろ

窓展

窓展

 

『窓展』 (東京国立近代美術館、2020年2月22日まで)に行く。「窓をめぐるアートと建築の旅」というサブタイトル。さらに「マティス、クレー、デュシャン、リヒター、ティルマンスからル・コルビュジエ、カーンまで」とのこと。そして、
〈この展覧会では、マティスやクレーの絵画から現代美術まで、窓に関わる多様な美術作品を一堂に集めます。またル・コルビュジエやカーンら建築家の貴重なドローイングも展示し、ジャンルを横断して広がる窓の世界をご紹介します。前庭には建築家、藤本壮介の大型コンセプト・モデルも出現します。……〉という説明もつく。

寺山修司の歌を無関係に思い出す。
空のない窓が夏美のなかにあり小鳥のごとくわれを飛ばしむ


田沼武能さんにカンパイ!

山口瞳

 

文化の日。田沼武能さんに、文化勲章。おめでとうございます。子どもの世界を見つめ、独特の作品を撮り続けた。作家の山口瞳さんともお付き合いが長く、 『江分利満氏の想い出四十年』(岩崎美術社)という写真集もある。その本の帯に 田沼さんは書く。
〈  ……「今日無事」 この一文を晩年の山口さんはよく色紙に書いていた。毎日の無事を願い、かつまた一期一会の心を表していると思う。「一路平安」これは世界を旅する私にしたためてくださった。山口さんとの出会いは、四十年の歳月を経て、いろいろな想い出とたくさんのよき友を残してもらった。私の心の中には、あのイキでマジメで何事にも全力投球の山口さんが、いまも生き続けている。…… 永遠の山口さんにカンパイ!〉

以前、その写真集の中の山口さんを写した一枚を、運よく いただいた。それを眺めながら、今日は、田沼さんにカンパイ !

 


星センセイの個展へ、ぜひ

星信郎 個展

 

この「広場」の「私のセツ物語」でも、おなじみ。星信郎センセイの個展です。個展を前に、コトバの10分クロッキー。

〈個展のタイトルの意味は?〉
人を描くには、 人をよくよく見つめること、それが続けば「デッサン行進」。

〈個展のきっかけは?〉
 代々木デッサン会主宰の北村範史君と、美容室omotesando atelierの勧めがあって。

〈なにをみせてくれますか?〉
毎週1回やってるデッサン会の10分クロッキーです。

〈もう少し!〉
軽く彩色したデッサンを数枚だけ加えました。

〈あなたにとって 個展とは?〉
自分をさらけだす気分、いくつになつても。

〈お客さんに一言〉
わざわざ恐縮恐縮で、冷や汗かいてます。

〈どういうひとにきてほしいですか?〉
今回は美容室のお客さんかな、いつものデッサンなので。

〈いつ行けば  お目にかかれます?〉
できるだけ毎日行ってます。

 


星 信郎  デッサン行進
2019 11.3(日)−11.10(日)
13:00 -17:00 *11.5(火)は休み
omotesando atelier「奥の部屋」
150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-18
Tel. 03-6804-1097


ゴッホとアールグレイ!

ゴッホ展  人生を変えたふたつの出会い

アールグレイ

 

『ゴッホ展  人生を変えたふたつの出会い 』 (上野の森美術館、1月13日まで)に行く。
ふたつの出会いとは、なにか。 パンフレットに曰く。〈静謐の「ハーグ派」と躍動の「印象派」 〉。そして、こういう文章。
〈フィンセント・ファン・ゴッホ、37年という短い人生のうち、画家として活動したのは、わずか10年にすぎません。その短い画業にもかかわらず、唯一無二の表現を獲得しえた背景には、大きな2つの出会いがありました。……〉

このごろのなかで、この会場がいちばん混んでいた。帰り、紅茶を買う。ゴッホ展で、アールグレイ !

 


マネ最晩年の傑作

コートールド美術館展  魅惑の印象派

 

「コートールド美術館展  魅惑の印象派』 (東京都美術館、12月15日まで)に行く。
上野に、人が 戻ってきた。夏の暑い盛りは、あんなに 閑散としていたのに 動物園や美術館に向かう人の列は、絶えない。
マネ最晩年の傑作といわれる「フォリー  =  ベルジェールのバー」のおかげかもしれない。なにしろ、テレビの美術番組では、彼女の後ろ姿が、鏡にズレて描いてあることが、さかんに語られていたから。
図録にも、マネのモデル・友人・恋人であったメリー・ローランとされる。鏡の枠。画中のほとんどが鏡の中の世界である。大理石のカウンターに並ぶボトルは、鏡にも映るが、位置や本数は正確ではない。…… などと細かくコメントがある。
帰りに、ポストカード、やっぱり、これを買う。

 

コートールド美術館展  魅惑の印象派


『話しているのは 誰?』6人の作家に潜む文学

『話しているのは  誰?』6人の作家に潜む文学 『話しているのは  誰?』6人の作家に潜む文学

 

『話して  いるのは  誰?  現代美術に潜む文学』(国立新美術館、11月11日まで)に行く。
作家と作品についてパンフレットの紹介から。
〈…… 本展に参加する6名の作家は1960年代から1980年代生まれまでと幅広く、表現方法も映像や写真を用いたインスタレーションをはじめとして多岐にわたります。これら作家に共通するのは、作品のうちに何らかの仕方で文学の要素が色濃く反映されていることです。……〉

その6名の作家の方々は、北島敬三、小林エリカ、ミヤギフトシ、田村友一郎、豊嶋康子、山城知佳子。

 


エドワード・ゴーリーの不安

『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展

『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展

『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展

 

『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展(練馬区立美術館、11月24日まで)に行く。
〈  アメリカの絵本作家エドワード・ゴーリーは、アイロニカルで少し不気味な独特の雰囲気と繊細なモノクロームの線描で、世界中の人々を魅了してきました。〉……と、案内の文章に書かれている。
そして、この展覧会のための図録の最初のページにある最初の文章は、こんなふうだ。
〈 どういうわけか、人生におけるわたしの使命は人をできるだけ不安にさせることなんですよ。人はみんなできるだけ不安になるべきだと思うんです。世界というのは不安なものだから。…… エドワード・ゴーリー。〉

いやもう、十分に不安です。

 


カルティエ疲れ

カルティエ 、時の結晶 展カルティエ 、時の結晶 展

『カルティエ 、時の結晶 展』(国立新博物館、12月16日まで)に行く。
前日行った人に話を聞いた。「会場内、暗いから危ないですよ。私は、よたよた歩いていたら、係の人から私につかまって歩いてくださいと、言われました」なんでも 著名なSさんという方の演出らしい。
行ってみた。暗い部屋のなかで、時計の照明が美しく浮び上る。「ここは段差があります。足元にお気おつけください」と懐中電灯で、係の人が照らしてくれたりした。それでも 二度ほどつまづき、歩くのが気になって、展示を見る方はおろそかになる。暗夜行路か。疲れた。