2022年12月 の記事一覧

『ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ 柔らかな舞台』へのご案内

ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ 柔らかな舞台

〈 ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ(1962年、ロッテルダム生まれ、ベルリン在住)は、2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人として、20年以上にわたり、映像作品や映像インスタレーションを発表してきました。彼女の映像は、他者との共同作業を通じて、人々の関係を形成すると同時に、それによって形作られるものとして試行を重ね、シナリオを設定しない撮影に、キャストやクルーとして参加する人々が現れます。撮影の場という設えられた状況であるテーマについて、人々が対話する過程で発露する主観性や視座、関係性を捉え、鑑賞者の思考との交差を指向します。……〉
と、展覧会の案内に、紹介されている。

『ウエンデリン・ファン・オルデンポルフ  柔らかな舞台』は、公開中。来年2月19日まで、東京都現代美術館で開かれている。


『雰囲気のかたち』展(うらわ美術館)へのご案内

『雰囲気のかたち』展(うらわ美術館)

 

この展覧会のパンフレットに、いわく、
〈 ……   本展では、はっきりと見えないもの、刻々と変わる不定形なものなどを表現した作品を、国内の近現代の絵画や彫刻、ドローイング、映像、写真などで紹介します。美術家たちは感覚を研ぎ澄ませ、流れる大気、周辺の空間や時間、その関係やあり方をとらえようとします。その場を満たす光や粒子、輪郭、あるいは筆致や素材の吟味によって、さらには言葉へつながることによって、物質を超えた存在に形を与えています。私たちは昨今、ウイルスや情報など、時代をも動かす目には見えないものをより意識するようになりました。そのような中で改めて、私たちのまわりにあって空間を染め、ある力や豊かさが存在する場を、つかみ、作ろうとする美術家たちの表現に触れてみたいと思います。〉

――見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの   

というコピーが、添えてある。

………

『雰囲気のかたち』(うらわ美術館)は、23年1月15日まで公開中。