staff

小笠原のコーヒーノキ

小笠原からの手紙

 

秋。コーヒーのおいしい季節になってきた。
『チルチンびと』の連載コラム「小笠原からの手紙」は、毎回、独特の島の話題を書いてたのしいが、今月は島の コーピーノキの話。こんなふうに。
〈…… 小笠原は明治初期に日本の領有として認められ、明治政府による開拓が始まった。コーヒーは、当時の内務省勧農局が有用植物として選定した数少ない作物の一つであり、国内初の栽培が始まったという。この事業にかける資金や。導入規模の記録からみても、コーヒー栽培は国家の威信をかけた挑戦であったともいえるだろう。〉
ところが、収穫に至るまでの年月の長さや、それまでの苦難などから、この事業は殖産に値しないと縮小。六万本あったコーヒーノキの苗木のうち約九千本が島民に払い下げられた。そのコーヒーノキを、農園の片隅に植えた人がいた。そのキは、戦争を経て、戦後を過ごし、命を繋いできた。そして、いまも小笠原の地に存在する。この巡り合わせ。それを繋いできたひとびと。
小笠原とコーヒーノキの歴史は、一杯のコーヒーの中に、かなしくブレンドされて存在する。

……

「チルチンびと」秋109号は、特集「この庭が楽しい」。好評発売中。お早めに書店へ。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」


この庭の記憶

塗り壁の四季

 

『チルチンびと』109秋号が、売れ行き好調です。特集「この庭が楽しい」は、秋晴れにぴったり。
そんな 賑やかな記事の中で、連載「塗り壁の四季」(小林澄夫)の「庭と壁」が、心にひびく。 こんな書き出しだ。
〈庭という言葉で私が思い出すのは、茶室の露地でもなく、山水の庭でも京都の町屋の坪庭でもない。子供の頃、農家で“ニワ”といっていた庭のことである。庭で遊びなさい、おもてで遊びなさいとよく言われた。そんな庭である。…… いつもは子供が遊ぶだけのなにもない、空っぽの地べたの庭のことであった。〉
そして、こんなふうに続いていく。
〈このなにもない、生垣に囲まれただけの空っぽの土の地べた。人だけではなく、虫も鳥も犬や猫も小さな生物もやって来た。人と自然との入会いの庭。そんな地べたの土が立ちあがり土塀になり、壁になった農家の住まいのことを懐かしく思い出す。………)
このコラムを、味のある脇役の役者、のように思った。

………

『チルチンびと』秋109号は、好評発売中。お早めに書店へ。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」


十月八日は「木の日」です

森のとびら

「今日は、何の日」というと 、たいてい何かの日であるようだ。例えば、十月早々の例をひくと
十月二日    豆腐の日
十月三日   登山の日
十月四日    天使の日
という具合である。
こんなふうに、数字の語呂合わせのことが多いように思われる。
では、十月八日は、何の日か、ご存知?   そうです。「木の日」です。『チルチンびと』別冊63号「日本の森林と地球を守る家づくり」の中で、長野麻子さんがこう説明している。漢字の「木」から「十」と「八」で十月八日を木の日とする。数字の語呂合わせでなく、この漢字の組み合わせからの発想は、どなたのものか知らないが、いかにも木が育っていく姿を見るようで、好感が持てる。
さて、その「木の日」にちなんで、全国一斉木育イベントが催される。

 

 

伐採ツアー・木工ワークショップ・木の家見学会・山と林業についてのパネル展示など
日本各地の地域工務店25社が木育イベントを開催します。

【開催日程】
2021年10月8日(金)~11月21日(日)

 

※詳しくは「森のとびら」公式サイトをご覧ください。

 


さよなら「ダンテ」

コーヒー店「ダンテ」

コーヒー店「ダンテ」

西荻窪駅南口、路地の奥左手のコーヒー店「ダンテ」が、閉店した
木の扉をギシギシいわせて開けて入る。すぐの階段を降りると、カウンター。降りないで左手は中二階のような席だった。薄暗くて山小屋風とでもいうのか。たいてい満席だったのは、コーヒーの味のよさと、この舞台装置に惹かれてではなかったか。
閉店してしばらく経つのに、店の前にはカメラを構える人が何人もいる。小さなカードが置かれ、お別れの言葉を書くようになっていた。「すてきな空間をありがとうございました」の文字が見える。ドアには、店主のご挨拶。「55年間、ご支援をいただき……」。

寂しい秋。

 


絵本作家 ピーター・シスを訪ねる

ピーターシスの闇と夢

 

ピーター・シスの闇と夢』(練馬区立美術館 9月23日~11月14日)が、開かれている。


〈チェコスロヴァキア(現  チェコ共和国)出身でアメリカ代表する絵本作家ピーター・シスは、1987年からこれまで30作以上の絵本生み出してきました。挿絵のみ担当した作品含めると、もっとたくさん!……本展は……シスの創作活動の原点であるアニメーション作品や構想メモ、スケッチ、日記など様々な作品や資料含んだ約150点通して、シスの芸術俯瞰します。〉
と、この展覧会のパンフレットに、ある。

ファンの方、ぜひ。

 

 


陶芸家 ダグラス・ブラックの作品世界

陶芸家 ダグラス・ブラック

 

陶芸家としてだけでなく、インスタレーションなどでも国内外で活躍するダグラス・ブラックさん。彼自身の作品のような、個性あふれるセルフビルドの自宅兼工房を訪ねた。
ダグラスさんの家は、焼き物の郷として全国的に知られる栃木県の笠間と益子。そのどちらからもアクセスのよい茂木町の、ゆるやかな那珂川の流れを望む高台にある。
ここでは、魅力的な作品、作品の舞台裏、そして彼の「住まい観」をたっぷりのぞかせてくれる。

………

『チルチンびと』秋 109号は、「特集・この庭が楽しい」。風土社刊。好評発売中。お早めに書店へ!

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」


「オーガニックガーデン 365日」-『チルチンびと』秋 109号-

オーガニックガーデンの恵み

特集「この庭が楽しい」は、光庭、坪庭、中庭、里山庭、森庭、畑庭…。庭のいろいろを、楽しめる。その中の一つ、このひとの庭をご紹介します。

「オーガニックガーデンの恵み」は、東京・三鷹市に住む斉藤さんの庭の四季を彩る花と緑を一年追いかけた。
〈…… 斉藤さんの庭は、春にはアーモンドが薄桃色の花を咲かせ、ふわりと杏のような香りが漂う。今まで咲かなかったドウダンツツジも、今年は花を見せてくれた。バラが咲き乱れる五月は花園のよう。溢れる薫香に包まれて心が華やぐ。秋は四季咲きのバラが咲き、コスモスやジニアが秋の深まりを告げている。……〉
幸せが、漂ってくるではありませんか。

…………

『チルチンびと』秋109号は、大好評発売中。お早めに書店へ。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」


八ヶ岳に住むということ

『チルチンびと』秋109号の特集は「この庭が楽しい」という花ざかりの美しさで好評だ。 実は、特集はもう一本「八ヶ岳に住む」がある。登場するのは、以下、二つの事例である。

眺望と趣味の時間を満喫する週末住宅

「眺望と趣味の時間を満喫する週末住宅」
山の眺めと趣味の車や読書を存分に楽しみたい……都内で会社役員をしている西澤さんが週末を過ごす、八ヶ岳と南アルプスを望み、大きなガレージを備えた平屋住宅。

古梁を生かす大工の技 八ヶ岳に映える、のびやかな平屋

「古梁を生かす大工の技 八ヶ岳に映える、のびやかな平屋」
祖父から引き継いだケヤキの古梁。思いをのせた材を生かす家づくりを叶えたのは、確かな大工仕事で知られる地域主義工務店。我が家に見惚れる幸せな日々を訪ねた。

雄大な景色に囲まれる家と人。さぞ、空気が美味しいことだろう。

………

『チルチンびと』秋 109号 「特集・この庭が楽しい」は、風土社刊。好評発売中!

 


棚田の借景はいかが -『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」

棚田の借景に魅せられて

 

とにかく、ごらんください。
〈比叡山延暦寺の荘園だった平安時代の姿を残す仰木の棚田。自然が大好きな夫妻は、この棚田のすぐそばで育ち盛りの子ども、愛犬とともに暮らしている。〉

何と言っても、この眺め。

………

『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」好評発売中。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」


庭に畑あり -『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」予告篇

土間と畑が、 集いを生む家

 

畑のある庭は、集いも生み、たくさんの野菜の収穫もあります。
〈人が集う空間と畑仕事のできる庭を求めた北川さん夫妻。10年前から惹かれていた工務店への依頼でその希望を叶えた。〉

いろとりどりの野菜も、見どころです。

………

『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」好評発売中。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」