2025年4月 の記事一覧

チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭

チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭

 

四季の花々が咲き誇る庭には、自然の息づかいと暮らしの豊かさが満ちています。『チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭』では、花を愛で、育て、収穫し、暮らしに取り入れる多彩な庭のあり方を紹介します。

 

第1章「四季の花々」では、岐阜県大垣市の牡丹園や京都大原の山里を舞台に、季節ごとに表情を変える花の魅力を追います。歴史ある史跡を彩る牡丹の風景や、山暮らしの中で花と向き合う日々、さらに作庭家が手がけた庭の四季と恵みを、美しい写真とともにご覧いただけます。

第2章「花と菜園」では、“用の美”をテーマにした美しい菜園や、見る・育てる・食べるを楽しむ植物図鑑を通じて、実用性と美しさを兼ね備えた庭づくりのヒントを紹介。菜園を彩る道具たちもカタログ形式で掲載し、実践的なガーデニングの手助けとなる内容です。

第3章は作庭家・古川三盛氏による「花と文化」。花に寄せる想いとともに、水のある風景がもたらす心の潤いを、写真とエッセイで丁寧に綴ります。庭とは単なる空間ではなく、文化や感性を育む場であることが静かに伝わってきます。

第4章「敷地条件別 花の庭事例集」では、旗竿敷地や変形敷地、前庭・後ろ庭といった多様な条件下での庭づくりを実例とともに紹介。都市の密集地や自然の中での山暮らし、昭和の家屋との調和など、花のある暮らしを叶える知恵が詰まっています。また、工務店とともに生まれた家と庭の調和にも注目。自然菜園や緑の小道、家族と四季を感じる木の家など、暮らしとつながる庭の風景が描かれています。

 

巻末には、日々の庭の花を飾る楽しみも紹介。藤本三喜子さんの生け花や花の器を通して、庭から切り取った美しさを室内にも取り込むアイデアが広がります。

自然と共に生きる喜びを、花と庭を通して感じていただける一冊です。ぜひお手にとって、ご自身の暮らしの中に「花の咲く庭」を描いてみてください。

 

※詳しくはこちらをご覧ください。

 


アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅

アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅

 

チルチンびと 地域主義工務店の会主催「アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅」が開催されます。

 

— アルヴァ・アアルトの世界に触れる、五感で味わう北欧の美学 —

 

森と湖に抱かれた北欧の国フィンランド。その静かな自然の中に、建築家アルヴァ・アアルトが生み出した建築が、まるで風景の一部のようにたたずんでいます。このツアーでは、自然と人との関係を大切にしたアアルトの建築をめぐり、素材や光、空間のあり方に込められた思想をじっくり体感します。

都市の中にあるモダンで洗練された建築から、郊外に広がる素朴であたたかい空間まで。どこを訪れても、アアルトの建築には「人と暮らしに寄り添う」やさしさがあります。
その感覚は、「チルチンびと」が大切にしてきた価値観とどこか通じるものがあるかもしれません。

さらにヘルシンキでは、デザインミュージアムの見学や、イッタラやマリメッコといった北欧ブランドのショップ巡りも。美しく実用的な北欧デザインの魅力に、五感で触れることができます。

自然と建築、伝統と革新が心地よく混ざり合うフィンランド。
「チルチンびと」の世界観に共感する方にこそおすすめしたい、日常を離れ、自分自身と建築にじっくり向き合える旅。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

※応募締め切りは2025年4月20まで。日程・詳細はこちらをご覧ください。