2022年11月 の記事一覧

諏訪 敦『眼窩裏の火事』展(府中市美術館)へご案内

諏訪 敦『眼窩裏の火事』展

 

〈緻密で再現性の高い画風で知られる諏訪敦は、しばしば写実絵画のトップランナーと目されてきた。しかしその作品を紐解いていくと彼は、「実存する対象を、眼に映るとおりに写す」という膠着した写実のジャンル性から脱却し、認識の質を問い直す意欲的な取り組みをしていることが解る。諏訪は亡き人の肖像や過去の歴史的な出来事など、不在の対象を描いた経験値が高い。丹念な調査の実践と過剰ともいえる取材量が特徴で、画家としては珍しい制作スタイルだといえるだろう。彼は眼では捉えきれない題材に肉薄し、新たな視覚像として提示していく。 ……〉

と、この展覧会のパンフレットの文章にある。
そして、その独特の作品の写真が紹介されている。

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諏訪 敦『眼窩裏の火事』展は、府中市美術館で、23年2月26日まで、公開中。


『プラチスラバ 世界絵本原画展』(千葉市美術館)のご案内

プラチスラバ 世界絵本原画展

 

『プラチスラバ 世界絵本原画展』は、スロバキア共和国の首都プラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールです。…… と、展覧会の案内は、始まっている。
〈  本展覧会では2021年10月から翌年2月にかけて現地で開催された BIB  2021への参加国の中から、近年の活躍がめざましいアジア諸国に焦点をあて、中でも隣り合うふたつの国、日本と韓国の絵本のいまをご紹介します。第1回展より参加する日本は数多くの作品を送り届け、受賞作家を輩出してきました。そして、近年の韓国の作品は、絵本の可能性を押し拡げるような多様さを持ち、世界から注目を集めています。〉と続いている。
サブタイトルとして『絵本でひらくアジアの扉  - 日本と韓国のいま』が添えられている。
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この展覧会は、千葉市美術館で、現在開催中。12月25日まで。