チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭

チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭

 

四季の花々が咲き誇る庭には、自然の息づかいと暮らしの豊かさが満ちています。『チルチンびとの庭シリーズ② 花の咲く庭』では、花を愛で、育て、収穫し、暮らしに取り入れる多彩な庭のあり方を紹介します。

 

第1章「四季の花々」では、岐阜県大垣市の牡丹園や京都大原の山里を舞台に、季節ごとに表情を変える花の魅力を追います。歴史ある史跡を彩る牡丹の風景や、山暮らしの中で花と向き合う日々、さらに作庭家が手がけた庭の四季と恵みを、美しい写真とともにご覧いただけます。

第2章「花と菜園」では、“用の美”をテーマにした美しい菜園や、見る・育てる・食べるを楽しむ植物図鑑を通じて、実用性と美しさを兼ね備えた庭づくりのヒントを紹介。菜園を彩る道具たちもカタログ形式で掲載し、実践的なガーデニングの手助けとなる内容です。

第3章は作庭家・古川三盛氏による「花と文化」。花に寄せる想いとともに、水のある風景がもたらす心の潤いを、写真とエッセイで丁寧に綴ります。庭とは単なる空間ではなく、文化や感性を育む場であることが静かに伝わってきます。

第4章「敷地条件別 花の庭事例集」では、旗竿敷地や変形敷地、前庭・後ろ庭といった多様な条件下での庭づくりを実例とともに紹介。都市の密集地や自然の中での山暮らし、昭和の家屋との調和など、花のある暮らしを叶える知恵が詰まっています。また、工務店とともに生まれた家と庭の調和にも注目。自然菜園や緑の小道、家族と四季を感じる木の家など、暮らしとつながる庭の風景が描かれています。

 

巻末には、日々の庭の花を飾る楽しみも紹介。藤本三喜子さんの生け花や花の器を通して、庭から切り取った美しさを室内にも取り込むアイデアが広がります。

自然と共に生きる喜びを、花と庭を通して感じていただける一冊です。ぜひお手にとって、ご自身の暮らしの中に「花の咲く庭」を描いてみてください。

 

※詳しくはこちらをご覧ください。

 


アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅

アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅

 

チルチンびと 地域主義工務店の会主催「アアルト建築が織りなすフィンランドの自然とデザインの旅」が開催されます。

 

— アルヴァ・アアルトの世界に触れる、五感で味わう北欧の美学 —

 

森と湖に抱かれた北欧の国フィンランド。その静かな自然の中に、建築家アルヴァ・アアルトが生み出した建築が、まるで風景の一部のようにたたずんでいます。このツアーでは、自然と人との関係を大切にしたアアルトの建築をめぐり、素材や光、空間のあり方に込められた思想をじっくり体感します。

都市の中にあるモダンで洗練された建築から、郊外に広がる素朴であたたかい空間まで。どこを訪れても、アアルトの建築には「人と暮らしに寄り添う」やさしさがあります。
その感覚は、「チルチンびと」が大切にしてきた価値観とどこか通じるものがあるかもしれません。

さらにヘルシンキでは、デザインミュージアムの見学や、イッタラやマリメッコといった北欧ブランドのショップ巡りも。美しく実用的な北欧デザインの魅力に、五感で触れることができます。

自然と建築、伝統と革新が心地よく混ざり合うフィンランド。
「チルチンびと」の世界観に共感する方にこそおすすめしたい、日常を離れ、自分自身と建築にじっくり向き合える旅。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

※応募締め切りは2025年4月20まで。日程・詳細はこちらをご覧ください。

 


建築家・吉村順三の鞄持ち

建築家・吉村順三の鞄持ち

 

『建築家・吉村順三の鞄持ち』藤井章 著 本日、7月10日発売

日本を代表する建築家であり、東京藝術大学名誉教授であった故・吉村順三氏。その愛弟子である建築家・藤井章氏による、吉村順三との思い出を語るエッセイ。一番近くで仕事をする中で、吉村順三の人柄や設計において大事にしていることなど藤井章氏が見てきたエピソードを綴っています。


160頁 A5版
本体価格 2,000円+税

目次:
スミソニアン紀行
続・スミソニアン紀行
恩師を想う1 DNA
恩師を想う2 ニューホープ
恩師を想う3 レイモンド夫妻
恩師を想う4 新宮殿
恩師を想う5 吉村別荘
結びに

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『ホー・ツーニェン エージェントのA』展へのご案内

ホー・ツーニェン エージェントのA

その紹介に、こうある。-
ホー・ツーニェンは、シンガポール生まれ。同地在住。ホー・ツーニェンの映像、映像インスタレーションとパフォーマンスは、幅広い史料や言説を参照し、再編成することで、複雑に絡み合う歴史や権力、あるいは個の複雑な主体性を描き出す。ホーの作品は世界各地で取り上げられており、2011年には第54回ヴェネチア・ビエンナーレのシンガポール館の代表を務めた。…

Ho Tzu Nyen  A  for  Agents  は、現在開催中。7月7日まで。東京都現代美術館で。


「池上秀畝 -高精細画人- 生誕150年」展へのご案内

池上秀畝 -高精細画人- 生誕150年

 

池上秀畝は、長野県上伊那郡高遠町に生まれ、明治22年、本格的に絵を学ぶため上京した。同じ長野県の出身で同い年の菱田春草らが牽引した「新派」の日本画に比べ秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は、近年展覧会等で取り上げられることはほとんどなくその知名度は、限られたものに過ぎませんでした。-と、展覧会のパンフレットに説明されている。その秀畝の作品展が、練馬区立美術館で開かれている。

『東京新聞』4月1日の夕刊の文化欄に「伝統の中に生かした近代性」というタイトルで、この展覧会が、紹介されている。その一節から-。
〈-会場には、従来の日本画で重要表現だった輪郭線を描かず、はけで色をぼかす描法で「朦朧体」と呼ばれた春草の作品も展示されており、伝統的な絵画様式に基づいた秀畝の作品との対比は興味深い。-〉

この展覧会は、4月21日まで、練馬区立美術館で開かれている。


「版画の青春 小野忠重と版画運動」展へのご案内

版画の青春 小野忠重と版画運動

 

激動の1930~40年代を版画に刻んだ若者たち - というサブタイトルが  添えてある。
その内容は、-昭和期に活躍した版画家であり、版画史研究者でもあった小野忠重を中心に1932年に結成したグループ「新版画集団」、そしてその発展的グループとして1937年に結成され、戦後1950年代まで活動が続いた「造形版画協会」、この2つの集団の版画運動の歴史的、美術史的意義を検証する展示会です。-

そして、見どころとして、知られざる1930~40年代の創作版画を、なんと約300点展示!、とある。

この展覧会は、町田市立国際版画美術館で5月19日まで、公開中です。


芝生蚤の市に参加します

 

芝生蚤の市

 

3月31日(日)に吉祥寺パルコ屋上で開催される『芝生蚤の市』に「チルチンびと」も参加します。

〈古道具・アート&クラフト〉〈訳アリもの市〉〈ワークショップ&ライブ〉〈フード〉が大集合!

「チルチンびと」は展示販売とワークショップを予定しています。

 

■展示販売(能登・金沢のもの)

輪島塗・九谷焼(古道具・器 きりゅう
九谷焼(wonderspace金沢駅
陶器(岩崎晴彦)
着物をリメイクした古着(道念邦子)
南無阿弥陀仏手ぬぐい(長谷川琢士
ポストカード(ヒトノト
古書(高橋麻帆書店
写真集「のと鉄道」(湯浅啓
書籍・雑誌チルチンびとバックナンバー(チルチンびと)
能登ヒバ・ヒノキの匂い袋(チルチンびと)

■ワークショップ

かんなで削った木くずのポンポンづくり・絵本の読み聞かせ(ますいいリビングカンパニー
木のストラップづくり・積み木コーナー(大丸建設

※売上の一部は能登復興支援のために寄付いたします。

 

芝生蚤の市 ’24 Spring
2024年3月31日(日)10:00-16:00
前売り 300円(当日 500円)
会場 吉祥寺PARCO屋上
主催 芝生 GALLERY SHIBAFU/ユーリアンドデザイン

 

素敵なものいっぱいの芝生蚤の市、詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
是非、遊びに来てください! お待ちしています。

 


『鳥文斎栄之展』へのご案内

鳥文斎栄之展

 

いま、千葉市美術館で開かれている『鳥文斎栄之展』のサブタイトルは、〈 サムライ、浮世絵師になる !〉だ。
そして、この展覧会のパンフレットを読むと、こんな大きめの文字が踊っている。
世界初開催!  武士に生まれ  浮世に生きる-
将軍の絵具方から浮世絵師へ
隅田川の絵師誕生
歌麿に拮抗-もうひとりの青楼画家
色彩の雅-紅嫌い
門人たちの活躍
美の極み-肉筆浮世絵

いかがですか。そして、さらにプロフィールには、
鳥文斎栄之は、1756~1829。熊本出身。美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師。浮世絵の黄金期とも称される天明から寛政期に、同時代の喜多川歌麿と拮抗して活躍しました。
- と、ある。
この展覧会は、3月3日まで、千葉市美術館で開かれている。


『古賀忠雄 塑造(像)の楽しみ』展へのお誘い

古賀忠雄 塑造(像)の楽しみ

 

佐賀県佐賀市に生まれた古賀は、高等科を卒業後佐賀県立有田工業高校図案絵画科に入学。教師であった日本画家・腹巻丹丘に才能を認められました。1926年には東京美術学校彫刻科塑像部本科に入学。古賀はロダンやプールデル、北村西望等の影響を受け、写実の中にやや誇張した表現を取り入れながら、安定した形態を持つ人体や動物を多く制作しています。

本展ではこうした古賀の活動の中から「塑造〈像〉」に注目します。明治期以降、立体制作に対しては「彫刻」という言葉がほぼ定着して来ました。古賀の肩書きも「彫刻家」ですが、技法としては塑造を用いた作家です。木や石を彫り刻む技法に対し、粘土などを足し引きし形を生み出す「塑造」で作られる塑像は、作品の制作過程や作家の姿勢に、他ジャンルとは少々異なるポイントがあります。塑造〈像〕には美術館に所蔵され飾られるオリジナルの絵画等とは異なる視野があるのです

『生誕120年 古賀忠雄展』は、練馬区立美術館で、2月25日まで公開中。観覧無料です。


「new born 荒井良ニ 展」のご案内

new born 荒井良ニ 展

2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、世界的な評価を受けるアーテイスト、荒井良ニ(1956~)。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。
本展では、そんな荒井良ニの「いままで」と「これから」を語る作品たちを、荒井自身が再構成して紹介します。また、新作の立体インスタレーション《new  born  旅する名前のない家たちを   ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ  湧く水を汲み出す〉を発表。展示室に点在する車輪のついた小さな家々が、それぞれに物語を内包しながら、この展覧会とともに旅をしていきます。
彼はこれまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのでしょうか。

「new  born   荒井良ニ展」は、千葉市美術館で開かれています。12月17日まで。