2020年6月 の記事一覧

モネの池 !?

井の頭公園

 

井の頭公園の池に行ってみた。何日か前の新聞記事で、まるで「モネの池」というタイトルの記事を読んだからだ。汚れていた池が、カイボリの結果、水質も向上。ツツイトモという水草が、育ったという。

〈 ツツイトモはヒルムシロ科の水生植物。小型の多年草で細い綿状の葉が特徴。井の頭池では高度成長期の住宅開発の影響で湧水量が激減したのと外来魚の増加で水質が悪化し、長年姿を消していた。……〉(『東京新聞6月22日)。

池はいま、どんよりと青黒い梅雨空を映して、動かない。

 


梅雨の晴れ間の美術展

すむひと  くるひと

 

一カ月ほど前までは、美術館からいただく手紙は、コロナウイルスにより、開催延期という内容のものだった。担当者の気持ちを思うと胸が痛んだ。幸い、ここ何日か、情勢が少し変わって来た。
町田市立国際版画美術館からのこの一通も、そうだ。「新型コロナウィルス感染予防のため、会期が変更になりました。…… 」とあり会期が6時9日から9月13日までになつたと書かれている。
テーマは『すむひと くるひと』、そして、インドネシア出身の作家アガン・ブラボウオの作品。少し梅雨空が明るくなった気がした。
 


ショパン展、開く

『ショパン ー 200年の肖像』展

『ショパン ー 200年の肖像』展

 

『ショパン ー 200年の肖像』展(練馬区立美術館、6月28日まで)に行く。
〈 …… 本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめ直します。……〉と、パンフレットにある。
 美術展に行くのは、久しぶりのことだ。  会場は、第1楽章「わたしたちのショパン」から始まり、第2楽章「ショパンを育んだ都市ワルシャワ」、第3楽章「華開くパリのショパン」…… へと続いていく。いや、その前に、序章、入口で手の消毒があった

  


さよなら「包子 餃子」スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

 

えーっ  あーっ という声。前を歩いていたサラリーマンの二人連れの視線の先には   こんな 貼り紙。

閉店のお知らせ  長い間の御愛顧  誠にありがとうございました 
という店主の方のご挨拶。神保町  すずらん通りの「包子 餃子 スヰートポーヅ」である。サラリーマンは、あの熱くさっぱりしたギョーザの食感を頭と口の中に思い浮かべ、歩いてきたに違いない。店内、いつも、満員でご相席だった。手際よく座る場所をつくってくれたお店のひと。お疲れさまでした。あ、いつか食べようと思いながら、水餃子は、まだだった。

また一軒、ですか。……

 


Galerie LIBRAIRIE6 10周年記念展

Galerie LIBRAIRIE6 10周年記念展

Galerie LIBRAIRIE6 10周年記念展

 

LIBRAIRIE6 10周年記念展 第2部「日本のアーティストたち」へ行く。

2010年4月2日が、開廊の日だという。その10周年記念展のはずが、コロナのおかげで、開始したと思ったら、休み。再開したと思ったら、もう6月14日で最終日。恵比寿のギャラリーを訪ねると、店主・Sさん、元気だった。休みの間、四年前に暮らし始めた愛犬とずっと 家にいたという。おなじみ金子國義さん、四谷シモンさんたちの作品が迎えてくれる。あ、ここは、シス書店だと思う。
これからも、お元気で。


燻製日和

鉄鍋でゆっくりスモークすること約2時間。

よく晴れた週末に燻製作り。


おさらば、酔の助

酔の助

酔の助

 

夕刊一面トップを見たら、こんな見出し。〈ロケ聖地居酒屋「酔の助」幕。神保町  老朽化  コロナ追い打ち〉(『東京新聞』5月23日夕刊)。
店は緊急事態宣言の出た四月八日から休業している。現在は後片付けなどをしており、再開することなく、のれんを畳む。「売り上げが二千九百円という日があって……。それで心が折れてしまった。融資の制度があっても、今、借金して頑張ろうなんて気力はもう湧いてこない」という店長さんの話が載っている。大衆居酒屋として、映画、テレビのロケでも、おなじみだ。
神保町は、裏通りに古本屋、コーヒー屋、居酒屋など個性的な店が並ぶ。そこにも、不景気の風が吹いてきた。