2019年3月 の記事一覧

12坪の家と考現学

吉田謙吉と12坪の家  ー  劇的空間の秘密

 

『吉田謙吉と12坪の家  ー  劇的空間の秘密』(LIXILギャラリー、5月25日まで)に行く。舞台美術家であり、文筆家である吉田謙吉氏が建てた、12坪の家。
〈  建築家ではない謙吉が設計した、たった12坪の家(約40平米)には小さなステージが設けられ、各部屋には複数の用途が兼ねられ、狭いながらも細部に工夫と夢が詰め込まれている。…… 〉 と、この企画展に合わせて出版された本に、ある。その家の仕掛けをのぞき、舞台美術の仕事を拝見。吉田謙吉考現学。

 

 


母娘旅 早春お花見ツアー④ つるし雛編

母娘旅ラストは、伊豆稲取のつるし雛です!

江戸時代は、雛人形は高価なもので

買うことができる人が少なく

庶民は手作りの雛飾りでお祝いしていたそうです。

 

つるし雛の人形は、一つ一つ思いがこもっていて

「子宝・安産・健康」に恵まれますようにと願いが

込められた犬の人形や

可愛い娘とお雛様に悪い虫がつかないようにと

唐辛子の形をしたものもありました。

 

 

つるし雛以外にも年代物の雛人形が

何種類もあり、表情豊かな人形に

見入ってしまいまいた!

 

 

 

私がかわいいな~と思ったのはこちら↓の雛人形

顔がぷっくりしていて、癒されます♪

 

 

こんなゴージャスな雛人形も展示されていました♪

(何組かのお内裏様とお雛様が入っています)

 

 

結婚してから、お母さんと二人で旅行に行ったのは久しぶり…

たまには、女同士の旅もいいなと思ったamedio( *´艸`)でした


母娘旅 早春お花見ツアー③河津さくらまつり編

母娘旅2日目の予定は

河津桜まつり→つるし雛→小室山つばき園だったのですが…

予想していたとはいえ…

とんでもない渋滞に巻き込まれました。

宿からの出発もかなり早かったのですが

土日に満開というタイミングが重なり…

通常1時間半で着く予定が

4時間近くかかってしまいました!!

 

駐車場に到着してから

ゆっくり見学の予定だったのですが、

駐車場にたどり着くのを待っていたら

桜を見る時間が無くなってしまうということで

河津川の上流で降ろしてもらいました!

 

駅が下流のほうにあり、屋台などもそちらに

集まっているので、上流はとても空いていました。

「災いを転じて福となす」な~んて

のんびりゆっくり見られて良かったです♪(*^_^*)

気温も高くて絶好のお花見日和

ソメイヨシノよりもピンク色が濃く

川の両岸は見事な光景でした\(^o^)/

歩いているだけで気持ちまで

明るくなったamedioでした( *´艸`)


母娘旅 早春お花見ツアー②時之栖編

松田の桜まつりに続いて

1日目ラストはイルミネーションです!

 

バスが到着したのは「御殿場高原 時之栖」

毎年、冬に開催されているそうで今年17回目を迎える

イベントとのこと!

ここで一番すごいのは何といっても

有料ゾーン「王宮の丘」にある

「ヴェルサイユの光」という噴水ショーです!

最高到達点は日本一の高さ150mまであがる噴水!!!!

東京タワーのメインデッキと同じ高さです!!

 

近くで見ると、すごい迫力。

首をグーンとあげても、まだまだぐんぐん

伸びる水の高さ!!

 

音楽に合わせてかわる噴水の色とデザイン!

「圧巻」の一言でした!

ちなみに、こちらの有料エリアには

キラキライルミネーションのメリーゴーランドもあり

無料で乗ることができました!

お母さん、数年ぶりのメリーゴーランドに大喜び(笑)

先ほど有料エリアと書きましたが

無料で楽しめるエリアもあります☆

入り口から続く光のトンネルは無料エリア

こちらも、いろいろいなオブジェがあり

楽しめました(*^_^*)

おまけ♪

イベントでワンちゃんたちのミニサーカスをやっていました☆

柴犬ちゃん、玉のり上手でビックリ(≧▽≦)

毎年、開催されているということなので

また機会を作って見に行きたい

amedioでした(*^_^*)


母娘旅 早春お花見ツアー ①松田町の河津桜編

今回 訪れたのは

松田町のまつだ桜まつりです。

こちらは、西平畑公園・松田山ハーブガーデンで

行われており、山の中腹にあるので

景色がとてもきれい!!

小田原のまちを一望できます!

ちょうど、河津桜も満開で

菜の花の黄色とのコントラストが

とても美しかったです!

 

 

時間がなくて、乗れなかったミニ電車!

 

ロマンスカーのデザインで

 

可愛らしかったです(≧▽≦)

桜のトンネルの電車

いつか乗ってみたいamedioでした(*^_^*)

 


明治宮廷の華

華ひらく皇室文化  ー  明治宮廷を彩る技と美

サクラの花

 

平成がおわるということで、あちらこちらで、皇室にちなんだ催しがある。そのひとつ。『華ひらく皇室文化  ー  明治宮廷を彩る技と美』(泉屋博古館、5月10日まで)に行く。

“  新時代が幕を開ける今、改めて明治の文化力を感じる。”  と、パンフレットにある。宮中晩餐会の食器、ドレス、ボンボニエール、メニュー、食器、花瓶……。“ 明治時代(1868 ~ 1912)、諸外国との外交のために皇室では洋装を採り入れ、洋食にて外国使臣をもてなしました。……” と、それもパンフレットから。


見終わって外へ。今年初めて、サクラの花に出会った。

 

 


美しきぼろ布たち

美しいぼろ布展  ー  都築譬一が見たBORO

『美しいぼろ布展 -都築譬一が見たBORO』(淺草  アミューズ ミュージアム、3月31日まで)に行く。

これを知ったのは、「忘却に逆らう」という見出しのついた、この展覧会の美術評を読んでのことだ。

〈盲点だった。まさか淺草にこんな美術館があったとは。浅草寺の裏手あたり、中国や韓国、台湾からの観光客で賑わう路地の一角に、そのビルはお土産屋のような佇まいで建っている。しかしその上のフロアには、時間と距離を飛び越え、過去の東北からまるごとタイムスリップしてきたかのような奇跡的な世界が、暗い照明のもと、ひっそりと広がっているのだ。……〉(『東京新聞』3月15日夕刊 ・美術評 ・椹木野衣)

行ってみたくなって行った。あとはもう、写真をごらんいただきたく。


ラリック・エレガンスの光と影

ラリック・エレガンス    宝飾とガラスのモダニティ ユニマットコレクション

ラリック・エレガンス    宝飾とガラスのモダニティ ユニマットコレクション

 

『ラリック・エレガンス    宝飾とガラスのモダニティ    ユニマットコレクション』(練馬区立美術館、4月21日まで)に行く。

〈ラリックは当初、アール・ヌーヴォーの服飾デザイナーとして活躍しました。彼の生み出したジュエリーは大変な人気を集め、とりわけ1900年のバリ万国博覧会で大きく注目されました。20世紀に入り、香水瓶のデザインと製造を足掛かりに、ガラス工芸家としての道を歩みはじめます。……〉と、パンフレットにある。

ペンダント、ブローチ、花瓶、印章、グラス、化粧瓶、ネックレス、ランプ、インク壺、灰皿、燭台、皿…… いやいや、まだまだ、たくさんのコレクションの光と影を見た。

 


KAIE さんの訃報

KAIE さんが亡くなられたことを、うかがった。川村 都さんのスタイリストの学校から、セツにすすんだ方だった。この「広場」の『私のセツ物語』でも、そのことを、書いている。もう一度、彼女の『私のセツ物語』を掲載し、ご冥福をお祈りいたします。
………

KAIE

「あのね。私はセツで解放されたの!」

KAIE(アーティスト)
1997年~2000年在籍
 

 入学した当時は、セツの大先輩である川村都さんが運営するスタイリスト学校を卒業したばかり。痩せっぽっちのケイト・モスに憧れていて、あんなガリガリの人が描けるオシャレな場所はないかと探していたら、この学校にたどり着いたんです。
 そしたら、雑誌Oliveから抜け出てきたみたいな、「前髪パッツン&ボーダー似合いすぎ」の生徒さんが多いのにビックリして、私の着こなしがまだまだ未熟だと落ち込んだり、勝手にライバル視してみたり(笑)。でも本音は、「この人達とお友達になれたらなぁ」だったんですけどねぇ♪

 人物水彩の授業では、どう描けばいいのかわからなくて、周りの人達の絵を覗き見してたら、目や手だけを画用紙いっぱいに描いてたり、下絵もなく色だけベタベタ塗ってたり、綺麗な色を塗り重ねてるだけの人とか、もう、なんでもOKだったんです!!
 むふっ!ニヤリ♬
 その時に私は気付きました。
 「ここでは、みんなと同じじゃなくていいんだねぇ!」
 「なんでも受け入れてくれる場所なんだねぇ!」ってコトを!
 とっても心地良くて、自分の存在価値を認められたような気持ちでした♫

 初めてセツ先生に「うん、これいいねーA☆」と評価された時の嬉しさは今も覚えています。
 「見せて見せて!」と生徒さんも私の絵の前に集まってきて、あっという間に友達も沢山できました。それからは、セツに通うことが、セツ友と会う為か、絵を描く為か分からなくなってきたけど、楽しかったからどっちでも良かった。

 そうそう、セツ先生と一緒にデッサンをしている時、「いいこと教えてあげる! セツに来て有名になっている人はね、毎日真面目に来てるやつか、たまーにしか来ないやつのどっちかなの!」
 そう言ってたコトが記憶に残っているんですが、その言葉の意味はどういうことなんだろうか?今でもずっと考えているんですが。。

 私はセツで、「自由でいいんだよって」教えてもらったんです!
 だから20年が過ぎても、やりたい事を精一杯やれてます!

 セツの庭で、星先生の淹れてくれたコーヒーを片手に、ブリキの灰皿を囲んで、どうでもいい話をしながらタバコを吸っていた時間が愛おしいです!

 


 
星信郎 より:

吉澤さん、なるほどセツ先生をこう描きましたか! すっきりと味わい深い、年齢性別不詳 、そして上品さを保って。
たしかに先生は訳のわかんないコトを言うことあったよね、だからそのコトをずうっと考えてしまって、いつか解ったり解らなかったり???
でもね、先生が生徒に対する希望は唯一つだけ、それは美のわかる人になって欲しいということだったらしいよ。いくら有名になっても美のわかんない人はなにか下品だ、と言ってましね。
だからね、吉澤さん大丈夫よ?

 

KAIE より:

星先生、素敵なコメントありがとうございます。20年前の記憶をたどって、セツの思い出を書くことは、あまりにも遠い記憶になってしまい、忘れられない断片だけを何とか見つけて、繋ぎ合せていく作業でした。
「美のわかる人」がセツ先生の希望だったんですね。少し謎が解けた気がします。
星先生の淹れてくれるコーヒーが一番美味しいと思うのは今も変わりませんよ!!

 


アアルトの言葉

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

『アルヴァ・アアルト   ー  もうひとつの自然』展

 

『アルヴァ・アアルト - もうひとつの自然』展(東京ステーションギャラリー、4月14日まで)に行く。

フィンランドの建築家。個人邸宅から公共建築までを設計。建築にあわせて、家具、壁面タイル、ドアノブなどのデザインもした、という。

分厚い展覧会のカタログの 274ページに、アアルトの言葉が紹介されている。
〈近代の形式主義の時代が終わり、今、建築は新しい課題に立ち向かおうとしている。機械に対して優位な立場に人間をおくことができるのは、芸術家よりも建築家であろう。建築家には明確な職務がある。それは建築材料の機械的な性質を人間的なものにすることである。しかし人間の創造には破壊が付きものだという矛盾を抱えている。………〉