2018年10月 の記事一覧

『東山魁夷』とハウスブレンド

『東山魁夷』展

『東山魁夷』展

『東山魁夷』展がひらかれている(12月3日まで、国立新美術館)。

生誕110年
生涯をたどる美しき道
日本画の巨匠   10年ぶりの大回顧展。会期は36日間、お見逃しなく !
東山芸術の集大成   唐招提寺御影堂障壁画を完全再現 !

という文字が、パンフレットに見てとれる。
「障壁画」や「花明り」や「緑響く」などを見ていると、日本茶を思いうかべた。そして、ショップへ寄ると、なんと、紅茶  (ハウスブレンド ブレックファースト)を売っている。540円。

 


『快慶・定慶のみほとけ』展とお弁当

『京都  大報恩寺   快慶・定慶のみほとけ』展

『京都  大報恩寺   快慶・定慶のみほとけ』展

 

『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』展(東京国立博物館平成館、12月9日まで)へ。「秘仏来たる。」「珠玉の鎌倉彫刻。」というキャッチフレーズ。しかし、この京都  大報恩寺を知らなかった。帰りに喫茶店に置いてあった『うえの』というタウン誌に、皿井  舞さんのこういう文章がある。
〈大報恩寺というお寺をご存知でしょうか。初耳という方もご安心ください。京都のタクシー運転手さんにすら、「え?」と聞き返されます。ですが、通称で、京都の人が親しみを込めてよく使う通称の「千本釈迦堂」と言い直せば、問題ありません。この通称は、釈迦をご本尊とするお寺で、近くに千本通という京都の碁盤の目を縦につらぬく大通りがあることなどに由来するようです。……〉

みほとけ展のあとは、お弁当が似合うような気がした。一階の「鶴屋吉信」へ行き、京都  たん熊  四季おりおり弁当(1188円)を食べる。

 


時をかける文士『筒井康隆展』

筒井康隆展

筒井康隆展

『筒井康隆展』(世田谷文学館、12月9日まで)に行く。
入ってすぐ、 ー   小説を書くとは、もはや無頼の世界に踏み込むことであり、良識を拒否することでもある。 ー  という言葉が、大きく目に入る。
たくさんの手書きの原稿が、展示されている。黒く太く筆圧の強い字。
いまはない、『科学朝日』という雑誌の連載を読んだのが、初めてだった。

帰りに、ショップで『偽文士日碌』(角川文庫)を買い、隣のカフェでチキンピラフを食べながら、読む。「はじめに」の最後の行に、〈 ついでだが、「日碌」の「碌」は「碌でもない」の「碌」であり、使い方がちょっとおかしいかもしれないがまあ勘弁してください。〉とあった。

 


パプリカのマリネ

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パプリカを焼いてマリネ液に浸す。

甘酸っぱくてさっぱり。

 


『笠井誠一』の静物画

『笠井誠一 ー 形の世界 ー』展

絵葉書

 

笠井誠一は、現在の自身の静物画を「ルネサンスより前の仕事」と言う。確かに、数学的透視図法から離れた構成や、空間の広がりに焦点を置かずモチーフ同士がほぼ同等に描かれる画面作りからは、透視図法を志向しながら感覚的な空間把握に留まっていた中世後期の画家たち、例えばジョットなどの造形を思い起こすことも出来る。……

『笠井誠一 -形の世界- 』展(練馬区立美術館、11月25日まで)が開かれている。これは、その展覧会にちなんで出版された本にある、学芸員・真子みほさんの文章の書き出しだ。

帰りに、絵葉書を3枚買った。

 


かぼちゃのグリル

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この季節になると食べたくなる かぼちゃ。

カットされているものを購入し、焼いただけ。

※自分ではこんなに薄~くカット出来ないので。


京都・醍醐寺、秋の旅

京都・醍醐寺 真言密教の宇宙

醍醐寺の力餅

 

『京都・醍醐寺 真言密教の宇宙』(サントリー美術館、11月11日まで)に行く。
〈京都の山科盆地にある醍醐寺は、貞観十六年(八七四)に理源大師聖宝によって開かれて以来、真言宗醍醐派の総本山として、歴史の表舞台で重要な役割を果たしてきた名刹です。〉
〈本展はは国宝・重要文化財に指定された仏像や仏画を中心に、濃密な密教美術の世界をご体感いただくとともに、普段は公開されない貴重な史料・書跡を通じて、平安時代から近世にいたる醍醐寺の変遷をたどるものです。〉
と、パンフレットにある。

秋の旅。おみやげに、「醍醐寺の力餅」。これでは、まるで修学旅行生かな、と思いながら。

 


香港旅行3日目最終日♪

香港3日目は、九龍半島南端の尖沙咀と

香港島を結ぶスターフェリーという船に乗りました!

日本円にすると片道約35円!!

片道15分くらいですが

とにかく安くてお得です!!


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香港島に到着して街歩きをしていたら

エスカレーターを発見!

このエスカレーターは世界一長いそうで

800メートルもあるそうです!

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エスカレーターは右端の

屋根がある部分!!

写真で見るとわかるようにずーっと続いています!

 

途中で、「大館」という建物を見つけ

立ち寄ってみました!

 

香港の古い旧警察本部の跡地が

歴史とアート施設として2018年に

オープンしたそうです!

 

この施設、入場料は無料なのですが

まだオープンした直後で

入場規制があったとのこと…

 

下調べをしてこなかったので、

ここが何の施設なのかもわからっておらず…

入り口にいた怖~い雰囲気ある

警備員さんが、何かをチェックしているのは

見て分かったのですが、なぜか私たちには

「ウェルカーム」といって

入れてくれたので、すーっと入場してしまいました!

※観光して、帰国後に調べたところ

入場制限があったことを知りました(;・∀・)

 ※なぜ、警備員さんが私たちを入れてくれたのかは

今でも不明ですが、旅の良い思い出です♪

 

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建物はこのような感じ

敷地内はとにかく広いです!

全部の建物をじっくり見ると2~3時間くらいは

かかりそう…\(^o^)/

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暗くて少しわかりずらいですが

こちらは、監獄で、写真の両脇に見えているのは

牢屋です!

 

牢屋の中では、更生の様子や

刑務所での一日の流れが

映像で流れていました!

建物はいくつか分かれており、

カフェもあればおしゃれなお土産屋さんもあり

現代美術の展示もしていました!

 

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おやつは、近くのお店でエッグタルトを購入♪

出来立てはサクサクでおいしかったです♪

 

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夕方になり、日本で買っておいた

トラムの優先チケットで

「ヴィクトリア・ピーク」という

香港島で1番高い山へ!

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人気スポットの「ヴィクトリア・ピーク」のため

トラムは大混雑!(この日は土曜日)

優先チケットがないと、

1~2時間くらい待つことになります(;・∀・)

※優先チケットがあれば15分くらいで

乗せてもらえます!!

いや~…買っておいてよかったぁ…。

 

トラムもすごい角度でのぼっていくので

ハラハラドキドキ楽しかったです!

 

山の頂上から少し歩いたところに

展望台がありそこから

景色を眺めながら、香港最後の夜

楽しかった旅を振り返っていました!

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少しずつ日が傾き、ネオンがキラキラと

輝きだす香港の街を見ていると

時間がたつのは本当にあっという間でした!

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amedio\(^o^)/

 

 


カール・ラーションと小倉白玉

『カール・ラーション』展

小倉白玉

 

『カール・ラーション』展(損保ジャパン日本興亜美術館、12月24日まで)に行く。
「スウェーデンの暮らしを芸術に変えた画家」というサブタイトル。家族をモチーフにした温かい作品で知られるスウェーデンの国民的人気画家。 ということで、描かれた絵はもちろん、改装した住まい、妻のテキスタイルなども、紹介されている。改装は、食堂から始めた。そのときのコンセプトは、家族全員が平等に集まる場所であること。さまざまな国と時代の様式が混在する豊かな空間であること。であったという。

見終わって、秋の街へ。新宿駅に向かって歩いていると、「氷」の旗がさがっている店があった。「まだ、氷をやってるんですか?」「ええもう、そろそろ、終わりにするんですけど」  氷小倉白玉(790円)を注文。つくづく、熱い夏だったな、と思う。

 


小笠原のグリーン・レモン

小笠原のグリーン・レモン

小笠原の植物   フィールドガイド

 

『小笠原の植物 フィールドガイド』(小社刊)を、手にされた方も多いのではないか。その著者の1人  小笠原野生生物研究会の安井隆弥先生から、グリーン・レモンをいただいた。直径 8センチはある、大ぶりのレモンである。これを目にするたびに、梶井基次郎の『檸檬』を思い出し、この爆弾のようなレモンを、丸善に届けたいという誘惑にかられる。

なお、『小笠原の植物 フィールドガイド』の第3巻を、ただいま編集中。今年12月に発売予定です。お楽しみに。