2015年6月 の記事一覧

生き返った!

シャキシャキみず菜

 

家のことなら、なんでも知ってる増田さん。

冷蔵庫でしなしなになっていたみず菜(ごめんなさい、実をいうと捨てようとしてました…)。先日、みるにみかねてか、あっという間にシャキシャキにしてくれた。葉先までピンとしております。もしや、魔法使いではありませんか? と聞きたくなるような出来事にびっくり。

方法はなんと50度のお湯につけること。たったそれだけ。ただし、50度以下でも以上でもだめだそう。みず菜のみならず、葉物はだいたいこれで復活できるらしい。

しかし、お湯につけてシャキシャキとは・・・ 不思議すぎる。正直、最初に買ったときより、新鮮になったかもしれない。

 

 

 


手作りマヨネーズ

昔はマヨネーズを手作りするなんて聞くと、

ちょっと驚いてしまったけれど、

今はいろいろなレシピがあるので、

添加物なしのマヨネーズを簡単に作ることができる。

酸味を調整できるのもうれしい。

たくさんの有機野菜といっしょに、

いただきます。

 

 


西江雅之さん

西江雅之さん

西江雅之さんの訃報を、新聞で知った。『チルチンびと』32号で「住まい観」を語っていたのを、思い出して読んだ。

「僕はモノとしての家にはあまり関心がないですね。『ハウス』より『ホーム』ですよ、家庭としての家ね。それから、そのへんを歩いていて、ざわざわ、人の匂いがしたほうがいいな。旅から戻ってきても、街の灯、行きつけの飲み屋の明かりを見ると、ふと元気になる。僕は文化人類学をやっているけれど、人間のことは、学問の本からよりは隣近所からいちばん学んだし、今も学んでいるんです。……」

6月19日。また雨になった。

 


チョコレートムース

この季節は、なんだかいろいろ作りたくなる。

お豆腐とキャロブパウダーとはちみつを撹拌して、冷蔵庫で冷やしたら、

チョコレートムースの出来上がり。

キャロブパウダーはイナゴ豆を粉末にしたもので

ノンカフェインで鉄分含有量が多い、ということで

最近はこれをココアの代用にしている。


冨田貴志さんの「夏の養生」のお話

冨田貴志さんの「暦と養生のお話」を聞きにスコップ・アンド・ホーさんへ。冨田さんは、大阪の中津商店街にある 冨貴工房を主宰していて、鉄火味噌や茜染め麻褌作り、畑作りや種の貸し出しなど、免疫力を高める衣食の自給のためのワークショップをしながら各地で暦と養生のお話会を開催されています。

季節の変わり目は前の季節を引きずって過ごすのでバランスが崩れやすい。来たる季節に備えて、陰陽五行の考え方に基づいた旧暦(太陰太陽暦)に合わせ、日本古来の食養生を取り入れて身体を整えるお話を聞きます。参加するのは4回目、春の養生ではお話とともに黒入り玄米茶、冬は鉄火味噌のワークショップを取り入れながら、ほぼ一年をひと巡りしました。陽気を補うための食材作りは長時間にわたり根気と気合が必要だけど、毎回充実し過ぎてあっという間に時間が過ぎてしまう。冨田さんの話を聞くようになってから、冷え症や肩凝りみたいな何気ない不調の原因こそ、ちゃんとつきとめておこうと意識しはじめました。病気や怪我をしたときだけじゃない、いつだって身体は健気に頑張ってます。五感を研ぎ澄ませて身体の声を聞き、心身ともに健やかに暮らすための養生。今回は夏の巻。

「暦(こよみ)」は「日読み(かよみ)」が訛ったものだそう。日を読み解くことが、身体の養生につながるのです。かなりざっくりだけど、言葉だけだとわかりづらいので図にしてみると、こんな感じ↓

てっぺんが一年で一番日が長い「夏至」。当然反対がわが「冬至」。その間に「春分」と「秋分」があり、春分と夏至の間は「立夏」、夏至と秋分の間は「立秋」、秋分と夏至の間は「立冬」、当時と秋分の間は「立春」。これは全季節に共通するけれど、夏の場合、立夏の少し手前に「土用」がくる。前の季節のフェードアウト、次の季節へのフェードイン、ここが備えどきという日です。立夏から立秋までを三等分して初夏、中夏、晩夏と分かれる。冬至から夏至に向かっては太陽光の量は増え、逆は減る。その軌道を追っかけるように少しあとから熱の量が増え、逆は減る。今は「中夏」。夏真っ盛り、光の量が一年で一番多く、ここから晩夏にかけて熱の量が一年で最大になります。

陰陽でいうと、夏至の今は最も陽気が強いとき。女性は元々体質的に陰気が強く、たとえば冷え症や貧血もそうだし、電磁波や放射能、化学物質、精製された食物や、添加物みたいなものも陰性に入ります。世の中的にも現代という時代は、断然「陰」の要素だらけなので、個体差はあれど、陽気を強くすることが身体のバランスを整えるのに必要だそう。ここで「五行色体表」という表が配られました。

一見さっぱりわからない。これは様々な自然現象や自然物を五つに分類した陰陽五行の考え方を表にしたもので、今回は夏に絞って詳しく解説してもらいます。この表の「五季(四季+土用)」の「夏」の欄をみると、「五臓」は「心」、「五腑」は「小腸」、「五色」は「赤」、「五味」は「苦」とあります。全身に血液を巡らせる「心臓」と、造血の役目を持つ「小腸」。「五行色体表」によれば、夏はこの血液に関する二つの臓器を養生するのに最適で、それに効くのが赤い食材と苦みのある食材(トマト、梅干し、八丁味噌、三年番茶、たかきび、人参、クコの実、塩、醤油、蓬、フキ、にがうりなど)。ちなみに「五香」のところには「焦」とあり、これは焙煎したもの、麻炭とか、黒炒り玄米など(但し動物性の焦げは除く)。これは「苦」にも通じそう。

 

カブの梅酢漬け、ズッキーニのフライ、人参のナムル…夏の養生に効く、赤、苦、発酵などをたっぷりとりいれたランチ

 

スコップ・アンド・ホーさん特製「夏の養生ランチ」をいただいて、午後は「腸」集中講座。身体を支える血液や免疫力を作り、心を支えるセロトニンを分泌し、気の出所である「丹田」のあたり、「第二の脳」とも言われる小腸は、夏ならずともケアしたい大切な臓器。腸の内側には、びっしりと絨毛が張り巡らされ、100種類以上100兆個の菌が住んでいると聞いたことがあるけれど、重さにすると1.5キロ分ぐらいの腸内細菌が住んでいるらしい。ちょっと怖くなる。大きく分けて善玉菌、日和見菌、悪玉菌があり、この3つがいい塩梅にバランスしていると、腸が順調に働いてくれる。そのバロメーターは、快便かどうか。便秘気味の人は陰性、下痢気味の人は陽性だそうだ。腸は体内にありながら、口から繋がり外界と直に接している唯一の臓器で、外から入ってくるあらゆる菌から身体を守ってくれているのです。なんて健気なんだろう。「腸さん、毎日ありがとう」の気持ちを込めて、常に腸内環境を良好に保ちたいものです。

腸内バランスを整える食べものは  1.酵素の多いもの(例:だいこんおろし)  2.発酵食品(例:梅干し、味噌、醤油、納豆)  3.繊維質(例:海藻、イモ類、穀類、果物、根菜など)。 これらがビタミンやホルモンをつくり、PHバランスを調整して活性酸素を除去し、免疫力が上がり、発がん物質や病原菌などの有害物質を吸収排泄してくれる。逆に避けたほうがいいのは、化学物質、添加物、動物性たんぱく質、乳製品、精白した砂糖や米、小麦など活性酸素を増やす食材。冨田さんおすすめの夏の養生レシピはとても簡単。自然薯を細く切って、大根おろしと納豆、ネギ、オクラとまぜ、醤油をたらりと垂らしたものをごはんにかけるだけ。食材は農薬や添加物を使うほど陰性になるので、無農薬、無添加のものを。さっぱりして食欲のないときにもぴったり。夏の養生は「腸をよくする」がポイントです。

 

色々な活動を通して冨田さんは「対立からは何も生まれない」「ジャッジをしない」という考え方に至っている。原発のこと、政治のこと、暮らしのこと、日々選択の連続だけれど、そのとき善悪とか正誤という基準で行動するのではなく、まず自分をよく見て、知ること。知識を仕入れたら試して自分に合うものを見つける。反対意見の人がいたら、相手のこともよく知って、対話する。すべて自分でやってきたことだから、言葉にとても説得力があるけれど、自分も勉強中なので鵜呑みにしないで反論や疑問も遠慮なくぶつけてほしい、その対話を通じてお互い学んで、納得したらそのことをまた誰かに伝えてあげたらいいと言う。

このお話会は、すぐに役立つ情報も満載だけど、それ以上に今までよりも広く深く世界を眺める視点を発見できたり、疑問が沸いたり、誰かにそのことを話してみたくなる、そんな対話が生まれる種みたいな場所。多種多様な参加者さんたちの話が聴けることも含めて、豊かです。 ストイックにならなくてもいい、うっかり不摂生しちゃったら、その分また養生すればいい。身体をよーく見ていれば、自分に合う養生がわかるはず。そう言われて、ゆるゆると続けていける気になりました。自分なりに、暦と養生を取り入れる暮らし、おすすめします。

 

・冨貴工房 冨田貴志さんのワークショップやイベントはこちらから

・スコップ・アンド・ホーさんのコラム「おいしい人々~スコップ・アンド・ホーのご縁つれづれ」もぜひご覧ください。

 

 


初夏のデート( *´艸`) 

梅雨の季節!!

貴重な晴れのお休みの日はお出かけにかぎります♪

 

今回は、都内にある井の頭公園へ☆

 

この公園は動物園やジブリの美術館もあり

都内でもかなり大きい公園です♪

 

とっても天気がよかったので

のんびりとボートに乗りました♪

 

手漕ぎボートなんて数年ぶり♪

 

井の頭公園

公園内の池はかなりの広さがあり

端から端まで行くと

片道15分くらいはかかります

(*^_^*)

 

途中で交代し、私も漕ぎました♪

 

ボート♪じんわり汗をかくくらいの良い運動になります♪

池の両脇からは、公園の木が伸びていて

その先に、今年初めてのトンボも見つけました♪

 

トンボ♪

そばに行っても

全然逃げないトンボさん♪

 

カルガモがかわいくボートについてくることも

ありました(^_-)-☆

 

ボートの後は動物園へ。

大好きなモルモットを抱っこして

癒されました♪

リスが自由にかけめぐる場所もあり

大人でもわくわく楽しめます♪

 

この季節、日中の日差しが強くなりつつありますが

吹く風がとっても涼しくてさわやか♪

気持ちの良い気候ですね♪

 

お休みの日は外でリフレッシュするのが

大好きなので

梅雨の季節になっても

お休みの日は

たくさん晴れてほしいなぁと思う

amedioでした♪\(^o^)/

 


続・夏、涼しく

日本の夏をテーマにビブリオバトル

 

『チルチンびと』84号の特集〈夏涼しく、冬暖かい木の家〉にちなんで、日本の夏をテーマにビブリオバトル、納涼読書会。の続編です。

………

K君。なんだかみんな、食べる話ばかりだな。ぼくは、俳句です。40余年、俳句と親しんだ俳優・小沢昭一『俳句で綴る  変哲半生記』(岩波書店)。変哲は、俳号。その本で、夏の句を楽しみませんか。どれも独特のいい味でしょう。〈手のなかの散歩の土産てんとう虫〉〈まず子供とびだす夕立一過かな〉〈風という風はこの風今朝の風〉。

Aさん。昔々のベストセラー『おばあさんの知恵袋・続』(桑井いね・文春文庫)を。「夏の暮らし」の章を読むと、風呂敷の柄にも、夏の装いがあったという話。〈何かを織り込んだ絽で、撫子、朝顔、秋草なんかが染めてありました。こうして、みんなで心をこめて季節感を盛り込み、涼し気にと演出して暑さを凌いだものでございます。〉いかにも、おばあさんの、やさしさです。

D君。『寺田寅彦随筆集   第五巻』(小宮豊隆編・岩波文庫)には、日本人を育ててきた気候は温帯であるとして、こうあるよ。〈温帯における季節の交代、天気の変化は人間の知恵を養成する。週期的あるいは非週期的に複雑な変化の相貌を現わす環境に適応するためには人間は不断の注意と多様なくふうを要求されるからである。〉そうだ。日本人の知恵は日本の季節から生まれたのだ。一同、ナットク、お開きとなった。
………

『チルチンびと』84号〈特集・夏涼しく、冬暖かい木の家 ―  風土に寄り添う住まいと暮らし〉は、6月11日発売です。

 


夏、涼しく

ビブリオバトル

『チルチンびと』84号の特集「夏涼しく、冬暖かい木の家」にちなんで、〈日本の夏〉をテーマにビブリオバトル、あるいは、納涼読書会。

………

A君。〈冷房も何もない、むかしの盛夏に、私たちをほっとさせてくれるものは、何といっても緑蔭と風と、そして氷水だった。〉というのは、池波正太郎『江戸の味を食べたくなって』(新潮文庫)。いいでしょう。この、ほっとさせてくれることを味わうのが、人生じゃないですか。氷あずきが七銭で、子どもには高いので、駄菓子屋で、餡こ玉を一銭で買い三銭の氷水にまぜて食べた話も。いいんだなあ。

M君。あ、ぼくも、氷ですよ。伊丹十三『女たちよ !』(文藝春秋)の「ナガ」の章から。〈高校の頃、私たちは氷のことを「ナガ」と呼んでいた。学校の近くの氷屋の旗が、氷という字の点の打ち方を間違って「永」という字になっていたのである。〉そんな旗の下で、イチゴやレモンやメロンの氷をアルミのスプーンで食べる。これ、夏の風景です。

Sさん。夏はカレーでしょ。で、カレーといえば、安西水丸。『村上朝日堂』(村上春樹と共著・新潮文庫)でも、カレーライスの話が、出てきます。〈ぼくにもしも最後の晩餐がゆるされるのだったら迷うことなく注文する。カレーライス、赤い西瓜をひと切れ、そして冷たい水をグラスで一杯。〉カレー、西瓜、冷たい水。これぞ、夏の3点セット。

………

『チルチンびと』84号「特集・夏涼しく、冬暖かい木の家  ― 風土に寄り添う住まいと暮らし」は、6月11日発売です。

 


初巻鰤

お土産にいただいた「巻鰤」はわら納豆のようにわらに包まれ、

さらに縄が巻き上げられている。

縄を解くと中から脂がのった鰤が登場。

かつての京の都や加賀藩にも献上したと言われる伝統の保存食だそう。

現在は衛生上、真空パックしたものが入っているが、

わらと縄で巻いた形式は、これからも継承してほしいと思いながら、

おいしくいただいた。

 


嫌いな家事ランキング

朝の情報番組をみていたら、苦手な家事についてのアンケートで8割の人が「アイロンがけ」と答えた、と言っていたので思わず画面に向かってウンウンうなずいた。みんなそうなのかーとなぜかほっとしたりして。私は家事の中ではダントツ1位でアイロンがけが嫌いです。

2番目は掃除機をかけることだったのだが、これは完全に掃除機をやめて、ほうきとちりとりにして解決した。うるさい音もしないし、隅っこのほこりもとれて気持ちいい。かえって好きになったくらい。アイロンもやらなくてすむようにと、自分の服はなるべく洗いっぱなしで着られるものを選んでいる。しかし夫のワイシャツはそうもいかず、しぶしぶやっていたのが、だんだん「自分のものは自分でかける」という状態に何気なく持ち込んでいる現在。家にいる時間は私のほうが長いんだし、上手にできるなら私担当でもやぶさかでない。というわけで、わりと真剣にアイロンがけ特集を見ているうちに、こんな本を買ったのを思い出した。



洗浄研究の専門家たちからも「せんたくの神様」と呼ばれる、『堀志津さんの せんたくの本』(婦人之友社)。洗濯だけでなく仕上げのアイロンにいたるまで、長年の知恵と努力と研究成果のすべてを駆使した心構え、道具、ハウツーを、かゆいところに手が届くように親切に公開してくださっている。昭和53年に作られた本なので、実践するのにやや時代を感じる部分はあるけれど(ちなみにこちらは古本屋さんで見つけたもので、『洗濯上手こつのコツ』(婦人之友社編集部)という本が1999年に出されています)ものをよく観察して、頭を働かせ手を動かして、大切に扱うという「ていねいな暮らし」の基本精神は古びず、むしろ今の時代にこそ必要なことが書かれている。

なのに。私は読んだだけで満足して放置してしまいました。実践なくして、変化なし。もういちど、こんどこそ。アイロンがけが楽しいと思える日がくるまで、すこしずつやってみよう。