2022年3月 の記事一覧

『吉阪隆正展 ヒゲから地球へ、パノラみる』開催中

吉阪隆正展 ヒゲから地球へ、パノラみる

 

〈教育者・登山家・文明批評家としても領域横断的な活動に取り組み、地球を駆け巡ったその行動力から、建築界随一のコスモポリタンと評されてきました。本展サブタイトル「ひげから地球へ、パノラみる」は、吉阪による造語を組み合わせて地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する“パノラみる”と、自身の表象であり等身大のスケールとしての“ひげ”、そして個から地球規模への活動の広がり、という意味を込めました。……〉
と、パンフレットにある。そして、
「建築というものは、世界で相互理解するための一つの手がかりではないだろうか」-  吉阪隆正の講演より、という言葉も紹介されている。

3月19日から6月19日まで、東京都現代美術館  企画展示室1Fで。

 


『井上泰幸 展』-生誕100年 特撮美術監督-のご案内

『井上泰幸 展』-生誕100年 特撮美術監督-

 

「ゴジラ」 「空の大怪獣ラドン」 「ゴジラ対ヘドラ」 「日本沈没」 …… 日本の特撮を支えた名匠・井上泰幸の人生と仕事 、というコピーがそのパーフレットに読める。そして、こういう解説も。

〈 日本の映像史に重要な位置を占める「特撮(特殊撮影の略称)」領域に大きな足跡を残した特撮美術監督、井上泰幸の個展を開催します。2022年に生誕100年を迎える井上泰幸(1922~2012)は、特撮のパイオニアである円谷英二(1901~1970)のもと、「ゴジラ」(1954)から特殊美術スタッフの一員としてそのキャリアを本格的にスタートしました。〉

そういう男の残した、懐かしいあの映画のあのシーンの舞台裏を。
東京都現代美術館で、3月19日から6月19日まで。


『清水九兵衛/六兵衛』展(千葉市美術館)のお知らせ

『清水九兵衛/六兵衛』展

 

〈生誕100年を記念して、彫刻と陶芸という二つの表現領域で活躍した清水九兵衛/六兵衛(1922~2006)の初めてとなる回顧展を開催します。……〉〈本展では、清水の九兵衛以前の陶芸作品、九兵衛としての彫刻作品、七代六兵衛としての陶芸作品のほか、清水自身が撮影した写真作品、彫刻制作のための図面やマケットなど、約170件の作品および関連資料を通じて、立体造形作家としての生涯を回顧します。〉
と、パンフレットにある。

京都に生きた陶芸家にして彫刻家、初の回顧展  ー   というサブタイトルがついている。4月13日から5月22日(前期)。5月24日から7月3日(後期)。千葉市美術館で開かれます。

 


ベニシアさんのキッチンタイル

ベニシアさんのキッチンタイル

 

『チルチンびと』春111号は、特集「オーダーメイドキッチン」。そこに、「キッチンタイルの愉しみ」という企画がある。ベニシアさんのキッチンとタイルについて少しふれている。『ベニシアと正、人生の秋に』(風土社刊」には、工務店の人とのこんなやりとりが、書かれている。
〈「下地の耐火ボードの壁の上にステンレスの板を張るか、タイルや煉瓦、石材などで仕上げるのはどうですか?」「タイルがいいわ!」とベニシアが目を輝かせた。〉
ベニシアさんは、5歳から一年間、スペインのバルセロナで暮らした。スペインの建築物の外壁には、装飾用にタイルがよく使われる。食事の場ともなる中庭の床は、タイルやテラコッタ、石材などが敷き詰められている。そこは、土や芝生で覆われたイギリスの庭とはまったく違う雰囲気だったことをベニシアさんは覚えている。そんな、幼い頃の体験から楽しいキッチンが、誕生した。

………

『チルチンびと』春111 号は、好評発売中。
『ベニシアと正、人生の秋に』も、好評発売中。ともに風土社刊。ぜひ、ごらんください。

 


キッチンを愛す

『チルチルびと』春  111号

 

『チルチルびと』春  111号の特集は、「オーダーメイドキッチン」。
キッチンで思い出すのは、吉本ばなな作『キッチン』(新潮文庫)の冒頭の部分ですね。こんなふうな。

〈私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば食事を作る場所であれば私はつらくない。できれば機能的でよく使い込んであるといいと思う。乾いた清潔なふきんが何枚もあって白いタイルがぴかぴか輝く。
ものすごく汚い台所だって、たまらなく好きだ。〉

この小説『キッチン』を好きだというひとは多い。台所を好きだというひとは多い。おや、あなたもそうですか。

 

チルチンびと 111号 オーダーメイドキッチン


おいしいパン屋さんのキッチン

週末ベーカリーのプロ仕様のキッチン

 

お待たせしました。『チルチンびと』111 春号の発売です。特集は「オーダーメイドキッチン」。この「広場」でおなじみの朝倉みちよさんも、登場します。題して「週末ベーカリーのプロ仕様のキッチン」。おいしいパン屋さんの舞台裏は、こんなふうです。
〈…… ショップのスペースの奥には、約10坪の広々としたアトリエスペースが広がる。備え付けのキッチンはもちろんのこと、テーブルやベンチもすべてステンレス製の特注品だ。「このスペースで、販売用のパンづくりとパン教室を行っています。ステンレスは水や熱に強く、お手入れしやすいことから衛生面でもすぐれていて、パンづくりにぴったりな素材なんです」。〉
まだまだ、たくさんの写真と文章で、おいしいパン屋さんの舞台裏をご覧にいれます。

………

『チルチンびと』111 春号は3月11日発売。お楽しみに。特集・オーダメイドキッチン。特集・全国木育イベント「森のとびら」レポート
「朝倉みちよのカラダの癒しごと。」は、コチラからごらんいただけます。

 


「森のとびら」を開いてみれば

全国木育イベント・森のとびら

 

『チルチンびと』春 111号の発売です !
特集は「オーダーメイドキッチン」と「全国木育イベント・森のとびら」レポート。

木育イベント・森のとびら」とは、なにか。
山と連携し、国産木材の家づくりを進める地域工務店が、全国各地で、木育にちなんだイベントを開催。そのレポート16本が掲載されています。森のとびらを コンコンとノックして、そのレポートをのぞいてみましょう。福岡・未来工房の場合から。
〈森のとびらを発案した未来工房は、昨年10月16日の八女の森見学ツアーを皮切りに7回にわたってイベントを実施した。そのうち、11月7日に開かれた「森のとびらin福岡」を訪ねた。今回は、久留米市の住宅展示場を会場とした木育体験と展示場側のギャラリーで定期的に開催しているマルシェを同時に行うというもの。木育体験では、丸太切り、丸太のスマホスタンドづくり、かんなくずプール、八女杉端材市……などなど。そして、マルシェは、器、花、焼き菓子、唐揚げ、パン、コーヒーなど、地元で人気の店が並び、大繁盛。主催者の手応えは十分だったという。
このほか、エコ建築考房の「森のとびら in 一宮」、「一宮駅前まちなかウオーカブル」という、駅前通りを使った大規模社会実験。菊田建築の「森のとびら in 茨城」。ほかに、増子建築工業、無垢杢工房 イケダ、小林建設、千葉工務店、ますいいリビングカンパニー、大丸建設、トヤオ工務店、安土建築工房、彩工房、木の家専門店 谷口工務店、井藤工務店、木ごころ 坂田工務店、西渕工務店のイベント報告が、賑やかに顔をそろえる。

………

『チルチン』春 111号は、このほか、特集・オーダーメイドキッチン。3月11日発売!

 


もてなし好きのキッチン

眺めのいいキッチン とっておきの休日ランチ

 

『チルチンびと』春 111号の発売間近!
特集は「オーダーメイドキッチン」。その誌面から「眺めのいいキッチン とっておきの休日ランチ」(設計・藤井彰)の記事をご紹介します。
〈「キッチンには逃げ場が重要なんです。ちょっとしたスペースがあると、例えばゴミ出しする前の袋を置いておけたり、複数人で調理台を使うときに逃げられたり、何かと便利でしょう」と、建築家の藤井彰さん。「収納棚も、使える高さまで。(師匠の)吉村順三にもよく言われましたよ、「実際に料理ができるように設計しなさい』」と。〉
そして、ここに「もてなし好きのキッチン」という小見出しも読める。
みなさん、ようこそ。

………

『チルチンびと』春 111号は、3月11日発売。特集は「オーダーメイドキッチン」と「全国木育イベント『森のとびら』レポート」。お楽しみに。


革小物工房をのぞいてみませんか

革小物工房・一粒舎の仕事部屋

 

『チルチンびと』春111号 の発売間近。
その誌面から。「革小物工房・一粒舎の仕事部屋」というカバンなどをつくる制作現場を訪ねた記事はいかが。そこには、こんなこだわりがあった。
〈 …… 二人が始めた「一粒舎」は、できるだけ土に還る素材を使うことがモットー。主要素材である革も、植物由来のなめし剤を使う植物タンニンなめしによるものを使用する。古典的な手法であるため、時間も手間もかかり流通数も少ないが、環境にやさしく、経年による変化を味わえるためファンも多い。〉
このほか、革小物の製造工程も追って、仕事部屋をたっぷりのぞかせてくれる。

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『チルチンびと』春 111号は、3月11日発売、特集「オーダーメイドキッチン」。特集「全国木育イベント『森のとびら』レポート」。おたのしみに。


ベニシアさんのお誕生日会

 

ベニシアと正、明日を見つめて

ベニシアと正、明日を見つめて

 

ベニシアファンから、ベニシアさんの近況を知ることができる、唯一の雑誌、と評判の『チルチンびと』。今回も、ご期待に応えて連載「ベニシアと正、明日を見つめて」(文・写真 梶山 正)をお届けします。
今回は、こんな歳末の風景。
〈……25日はキリスト、27日はベニシア、29日が息子の悠仁の誕生日である。これら三つを合体したランチ・パーティーを28日に開くことにする。〉
冷凍庫には3年前にベニシアさんが買った七面鳥がある。ベニシアさんが元気だったころは、毎年クリスマスになると、彼女が焼いていた。さあ、今年はどうする。そして、28日。介護施設からベニシアさん帰宅。お客さんも集まって、パーティーがはじまった。その模様は、誌上でおたのしみください。

……

『チルチンびと』春 111号は、特集・オーダーメイドキッチン。特集・全国木育イベント「森のとびら」レポート。3月11日発売です。お楽しみに。