2012年8月 の記事一覧

アトリエの夏

週末、画家・橋本憲治さんを訪ねて栃木へ。

 

各方面で“山道を越えて辿り着く家”に免疫のついた私でも「え、ここ!?」と不安になるぐらい、山道を奥へ奥へいく。ずーっといく。つきあたりまでいくと、壁際に薪が高く積まれた、大谷石の土台のある家が現れた。元は陶芸家の方の住まいだっただけあって、今は残念ながら、震災でめちゃめちゃに崩れてしまっているが、大きな登り窯もある。

 

電話の口調通りの穏やかな雰囲気の橋本さんが迎えてくれて、1階のアトリエを通り過ぎ、2階のリビングへ通される。高い天井にファンが回る。ゆるゆるとたゆたう夏の空気に包まれてどんどん気持ちがくつろぐ。奥さまが淹れてくれた美味しい珈琲と自家製オレンジピール入りのケーキや、懐かしい感じの炭酸水、瑞々しいお漬物などなどを勧められるがままいただいたりしているうちに、気分はすっかり夏休みの親戚宅・・・ふと、仕事ということを思い出し(おいおい)、アトリエに案内されて、橋本さんの作る青色世界に囲まれると、またリラックス・・・うっかり仕事モードを忘れるムードが満載のアトリエなのだ。

 

帰り道、アトリエから下ってすぐのところにある那珂川(関東随一の清流だそう!)で、鮎を眺めたり、川に入ってみたり、橋本さんに教えてもらった「山法師」というお寿司屋さんで予約のお客さんが入る前に美味しい寿司をつまんだり。帰りの高速では、あちらこちらで花火も上がっていた。いい夏の締めくくりだった。

 

画家・橋本憲治さんの魅力に迫る次回connect栃木は、9月12日頃にアップ予定です。どうぞお楽しみに。

 

 


青緑色

 

渋谷区にある伝統文化リサーチセンターに行ってきた。

こちらは文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業「モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践」を推進し、国学院大学の国学を明らかにする建国以来の研究成果を、無料で一般公開している資料館だ。

常設展は「祭祀遺跡に見るモノと心」、「神社祭礼に見るモノと心」、「國學院の学術資産に見るモノと心」の3つのゾーンに分かれ、テーマごとに設置された展示品は驚くほどの数だ。また、遺跡や祭鯰曳き物、御輿の復元模型、折口信夫の書斎・叢隠居を再現した展示など、空間を体感出来る展示も多い。

弥生時代の銅鐸の青緑色で、不思議と涼やかな気持ちになった。


南仏アンティーク散歩

南仏 エアメール

 

エアメールが届いた。プロヴァンス発。西荻窪の「Le Мidi」の小林尚子さんからだった。小林さんのことは『チルチンびと』72号の「西荻窪アンティーク散歩」や、この゛広場゛の『今日もアンティーク日和」で、おなじみ。南フランスの古道具を扱っている。
— 以下、その手紙から。

 

こちらも、たいそうな暑さで、骨董をみてまわるには、午前が最適。14~17時は、思考回路が止まります。ところで、本日、地元紙 La Provenceに写真入りで、私のこと、紹介されました。いつもの Hotelの方に『チルチンびと』を渡したりしたのが、きっかけです。—8月24日に帰り、25日からお店です。

そういえば、商品の買い付けに行く、という話だった。そのとき、それって、シゴトですか? シュミですか? と私は訊き、小林さんは、笑って答えなかった。

つちもの、キレもの五人衆展

 

事務所からの至近距離にある「花田」さん。

現在の展示「つちもの、キレもの五人衆-次代を創る実力派、競演-」(8月25日(土)まで)は、チルチンびと広場にもご登場いただいている 八木橋昇さんや工藤和彦さんが出展されているということで、vigo、kuroとともに出かけてみた。

外側ブルーが中が薄い黄色いの釉薬がかかった器、乗せるものがあれこれ浮かんでしまって、これ、いいなーと思っていたらいつのまにかvigoが購入していた。シンプルな白泥の大皿もいいし、面取りしたポットも格好良い。

ひととき、器と向き合う時間は心和む・・・はずが、物欲がむくむく湧いてきて心騒ぐのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示も美しいのです。

店を出ると、もう薄暗い時間帯だったけれど、外はまだまだ蒸し暑い。

こんな暑さの中、焼物、鋳物、吹きガラスなどの作家さんはもう、どんだけ、どんだけ、暑いことだろう。チルチンびと広場の作家様方々、くれぐれも熱中症には、気を付けてくださいね!

 

 


カート

年に数回ですが、旦那君の友達とカート大会を開いています。

 

カート大会


サーキットを2時間ほど貸しきって

自分たちでレースを組み開催しています。



時速は60キロほどですが、地上から3センチと車高が低く

体感速度は100キロ以上とも言われています。



サーキットによっては、子どもでも楽しめるところや、

2人乗りカートがあったり、グループでレースを組むと表彰台や

トロフィー、シャンパンファイト用の炭酸水を

用意してくれるところもあります。


今回のレースでは、わたくしamedioなかなかの好成績でした♪

 

カート

 

コースも、少し高低差があり、都内のとはちょっと

違うスリリングなコースでした

 

普段は安全運転(ゴールド免許だし♪)なのですが

いざ、レースが始まると、「負けられない!!」という血が騒ぎます!!

 

レース


遊園地のコーヒーカップも苦手…という乗り物酔いもあるので

あまりカーブが多いコースでは数周しか楽しめないこともありますが(笑)

うまくカーブを曲がれたときに感覚は

自分で「かっこいいなぁ」とうぬぼれちゃいます(笑)

 

一度、カートを経験すると、60キロでも

腕が筋肉痛になるほど体力を使うので、

300キロもの速度に耐えられるプロのF1レーサーの

すごさを痛感しますね…汗

 

レース直前

仲間でワイワイ晴れた空の下

集まって過ごす時間は

何よりもリフレッシュするのでした♪

 

ちなみに、今回の大会ではシャンパンファイトならぬ、

炭酸水ファイトが用意され

ベスト3は、炭酸浴びていました(笑)

表彰台

 

P.S.

さらに、このレースの後

遊び足りない大人たちはみんなで

ボウリング大会まで開いたのでした(笑)

いつまでもやんちゃな大人でいたい

amedioでした♪

 

 

 


オトナの工場見学

子どもの頃は、ただの苦い炭酸水、なんで父親はあんなものをおいしそうにゴクゴクと飲むんだろう? 不思議でたまらなかったのに、いつしか、これなしで夏を乗り切ることは、焼き鳥を食べることは、宴会がはじまることは、無理です!というほど日頃お世話になっている。素晴らしい飲み物、ビール。発明した人、エライ。

 

引っ越してまだ日が浅いので、周辺の目ぼしい場所を少しずつ開拓中なのだがその中に、某社ビール工場がある。ここで工場見学を行っているという情報をなぜだか飲めない夫が嬉々として発見。予約をしてくれた。私も久しぶりの工場見学、そしてなんといっても「試飲」という響きに惹かれて楽しみにしていた。幸い今日は快晴、入道雲も夏ムードを演出してくれて、これ以上はないビール工場見学日和になった。夏休み中とあってか、親子連れも多く、送迎バスも大賑わいで遠足気分を味わった。

 

いつも何気なく飲んでいるビールだけど、環境に配慮し、美味しい水を大切にし、ホップも厳選し、発酵から熟成、ろ過、そして缶詰作業後の幾度にもわたる検査、それらの工場から出る廃棄物を20数種類にも分別してリサイクルをしていることなどなど、初めて知ることだらけ。そして、お待ちかねの試飲タイム。確実にいつも飲んでるのよりも美味しい!出来立てだからなのか、保存温度がいいのか、注ぎ方がうまいのか、そのすべてなんだろうけれども、表現ながら泡だけずっと味わっててもいいぐらいのクリーミィな泡。そのあとにくるビール本体?も薫り高く、のどごしまろやか。なんと3杯までお代わり自由の太っ腹ぶりで、しかし与えられた時間が短いので、みんな一気に飲み干す飲み干す(笑)少しほろ酔い、いい気分なので、帰りのバスは当然行きよりもにぎやかだった。

 

たった60分だったけど、大人にも楽しい、夏の工場見学ツアーでした。

 

☆ビールの美味しい注ぎ方

1 まずビールグラスは冷蔵庫でよく冷やしておく

2 グラスは真っ直ぐのママ、できるだけ高い位置から思い切りよくビールを注ぎ、泡立たせる。

3 泡が落ち着いたらグラスを傾けて静かに注ぐ。

4 ビールと泡の比率が7:3がベスト!

 


夏休みがイッパイ

神田・神保町から水道橋にかけて、街にいつもの人出はなく、お盆休みの貼り紙が目立つ。どうぞ、ごゆっくり、と思う。歩いていたら、寺山修司の、この歌が浮かかんできたのは、なぜだったろう。

わが夏を
あこがれのみが
駈け去れり
麦藁帽子
被りて眠る

 

お盆休みの貼り紙


らくがきせんべい 

らくがきせんべいって知っていますか?

 

私が生まれ育った東京の下町では

ほとんどのお祭りの屋台にあった

このらくがきせんべい。

 

その後、引っ越しをしたら

全然見かけなくなり

あれ?これってどこにでもあるものではないのか!と

驚きました!!

 

知らない方のためにご説明しますと、

たこせんべいに、シロップを塗り

そこにチョコスプレーや色のついたお砂糖を

まぶすことによって、シロップの部分が

浮き上がるという食べられるアートなのです(笑)

 

このかけられる素材が

チョコスプレーだけだったり砂糖だけだったり、両方OKだったり…

何色でもOKだったり、3色までと決まっていたり

お店の人がやる場合と、自分でできる場合があったり

そのときそのときの屋台でスタイルが微妙に違います!

 

ちょうど千住の夏の風物詩、勝専寺(赤門寺)の閻魔様の日に

北千住へ行く用事があり、久しぶりに

らくがきせんべいに出会いました。

 

今回は、色は2色まで

そして、チョコスプレーのみだったので、

書いたはずの太陽とチューリップが

あまり浮かび上がらず…ショック…。

 

らくがきせんべい

 

味は、たこせんのしょっぱさと

砂糖(チョコ)の甘さで

なんとも言えない駄菓子なのですが(笑)

食べると子どものときに

おじいちゃんとおばあちゃんに

必ず買ってもらっていたことを思い出す

amedioでした(*^_^*)

 

 

 

 


日傘の力

黒い日傘を購入した。白は反射することで、黒は吸収することで、紫外線をカットしているそう。地面からの照り返しを考えると、白い日傘は紫外線が傘の内側で反射してしまうので、黒の日傘の方が優秀なんだとか。紫外線が本当にカットできているのかどうか、目には見えないけれど、実際、日傘の力はすばらしい。傘をさせば木陰の出来上がりだ。

映画「ゴーストワールド」http://gw.asmik-ace.co.jp/で老夫婦がカフェから出るとき、晴天なのに、黒い傘をパッとさし、去っていくのを見て、ソーラ・バーチ演じるイニードが笑っていた。見た目が暑苦しいのは間違いない…


写真展

先月の話になりますが

短大時代の友達が、独学で写真を勉強し

初の個展を開くというので

遊びに行ってきました。

 

場所は渋谷のカフェ&barだったのですが

海や花などの自然を切り取った作品が多く

そんな写真たちに囲まれていると

ここが、渋谷だということを

忘れてしまうほどの

まったりした温かさがありました。

 

個展

 

彼女は、被災地の写真を洗浄する

ボランティアもやっていて、

その話もしてくれましたが

湿気が多くなる梅雨から夏の時期が

一番写真が傷みやすく作業が

大変だと話していました。

 

なんとか、1枚でも多く思い出の詰まった

写真を元に戻したいけれど

数がとても多く、また、作業がとても

細かいもので、たくさんやりたくても、なかなか進まず

時間がかかると言っていました。

 

私も何かできることがないかと探していたので

時間があえば一度は参加してみようと思います!!

(未経験者でもOKとのことだそうです)

 

今後も、写真展を開きたいな♪と話していたので

また遊びに行こうと思うamedio(^.^)でした。