2023年6月 の記事一覧

「デイヴィッド・ホックニー」展へのご案内

「デイヴィッド・ホックニー」展

 

現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニーの日本では27年ぶりとなる、大型個展です。ホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といったジャンルで多彩な作品を発表してきました。本展は、イギリス各地とロサンゼルスで製作された代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作までおよそ120点によって、ホックニーの世界を体感いただける機会となるでしょう。

と、パンフレットに書かれている。

「創造のよろこびに出会う」というコピーとともに。

『デイヴィッド・ホックニー展』は7月15日から11月5日まで、東京都現代美術館で開かれる。


『小菅幸子 陶器の小さなブローチ』まもなく完成します

小菅幸子 陶器の小さなブローチ

 

チルチンびと 104号』(2020年夏号)でもご登場いただいた陶芸家・小菅幸子さん。三重県津市のアトリエで、主に陶器のブローチを制作しています。モチーフは庭の草花や野菜、猫のレモンやウーパールーパーのザリちゃん、散歩道や旅の途中に出会った風景など、日々の暮らしのなかに在るもの。細やかで複雑な造形、可愛さのなかに野性味や憂いを秘めた優美な色づかい、二つとして同じものがない陶器ならではの風合いで、多くのファンを魅了しています。

そんな小菅さんのブローチを写真と文章で綴る初めての作品集が、7月20日、風土社より刊行されます。

ひとつひとつのブローチのなかに、つくり手の佇まいや空気感までもが感じられる表情豊かな写真は、「日本の美邸」でも撮影を担当してくださっている美術家の林智子さんによるもの。毎日の暮らしや制作風景を描いた書き下ろしエッセイの一編一編、そして巻末の作品リスト112点のそれぞれに添えられた言葉からも、小菅さん独特の瑞々しい感性が溢れています。(こちらの撮影は、小菅さんと交流の深い写真家の村上将城さんにお願いしました)撮影場所や衣装、モデルの皆さまにもたくさんのご協力をいただいて、小さいけれど贅沢な一冊となりました。

まもなく完成します! どうぞお楽しみに。

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『小菅幸子 陶器の小さなブローチ』
刊行年月日:2023/7/20 版型:B5変形 160頁 本体価格¥2,700+税


■7月22日(土)、23日(日)京都・北白川ちせさんで出版記念展が開催されます。


『プラチスラバ世界絵本原画展』のご案内

プラチスラバ世界絵本原画展

 

アンニョン! 絵本でひらくアジアの扉 --
というサブタイトルかついている。
「プラチスラバ世界絵本原画展」はスロバキア共和国の首都プラスチラバで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクールです。本展では「絵本でひらくアジアの扉」と題し、近年の活躍がめざましいアジアの受賞絵本を入り口に、特に日本と韓国の絵本に焦点をあて、BIB2021に両国から参加29名の作家による絵本原画を紹介します。また、絵本が生み出されてから読者に届くまでの背景を取材した特集展示では、日韓の絵本の文化や特色、その魅力を掘り下げます。

アンニョン(ヤッホー)と扉をひらき多様な広がりを持つ絵本の「いま」をのぞいてみませんか?

この展覧会は、うらわ美術館で、7月8日~8月31日まて開かれる予定です。


『描かれたニュース・戦争・日常』展へのご案内

『描かれたニュース・戦争・日常』展

いつ果てるともわからない、イラクの戦争。そんな日々、〈 出来事との距離〉 というサブタイトルのついた『描かれたニュース・戦争・日常』展が、ひらかれる。
-  ニュースや戦争を描いた作品に触れるとき、時代や立場によって表現できることが違うことに気づきます。また、当事者として経験したことも、時が経ってからやっと伝えられることがあるでしょう。……  本展を通して過去、現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探ります。- というのが、展覧会の主旨だという。
〈 ゴヤ・月岡芳年,浜田知明から、現代へ〕

町田市立国際版画美術館で、6月3日から7月17日まで、開催予定。