2020年8月 の記事一覧

ソール・ライター、ふたたび

永遠のソール・ライター

永遠のソール・ライター

永遠のソール・ライター

写真展『永遠のソール・ライター』を観たのは、2月だった。その後のコロナ騒ぎのおかげで、もう、ずいぶん前だった気がする。いま、Bunkamura ザ・ミュージアムで、アンコールされている(9月28日まで)と聞いて、行くことにした。みぞれ降るニューヨーク、赤い雨傘、白く積もった雪、寒そうな人たちが、印象に残っている。真夏の今日、もう一度観るとどんなものだろう。
入り口で検温。マスクを外して、正面の装置を見る仕掛けだ。それが合格すると、氏名と連絡先を書かされ、やっと入場。冬景色を楽しむ。そして、いまの熱気とマスクの溢れる街を、恨めしく、思う。


西荻窪・魯山の店仕舞い

西荻窪・魯山

西荻窪・魯山

 

閉店セールは、11時からなのに、その前から、10人ほどが列をつくっていた。黒いマスクをした大嶌さんが店の前に現れて、開店の説明をした。近隣に気遣ってか、いつもと違う小さな声だった。…… 初めて取材にうかがったのは、もう、ずいぶん前のことになる。
「うちは、ただ好きなものを集めましたという、趣味の店とは違う。人が買いたくなるものを売りたい。時代より、ちょっと先に行きたい」「ものだけでなく、空気も売ってるんです、うちは」
そんな話を聞いた。
8月30日で閉店。いま、閉店セールをひらいている。1時間ほど経って、もう一度店の前を通ったら、炎天下の行列は20人になっていた。

 


森山大道写真展

森山大道写真展

森山大道写真展

 

東京都写真美術館へ向かう。『森山大道 Tokyo :on going』(9月22日まで)へ行くのである。入り口で、消毒、検温、無事通過。会場でたくさんの朱いドーナツのような唇が迎えてくれ、体温が上がったかも知れない。


〈…… 本展では、「on going  =進行中、進化し続ける」をテーマに、今なお疾走し続ける森山大道がレンズを通してとらえ続けてきた街・東京を、カラーとモノクロの最近作を中心に展観します。……〉と、パンフレットにある。中も外も熱い、展覧会。

 


真夏の夜の夢

マジック・ランタンとアンティーク市

 


おなじみのギャラリー 「LIBRAIRIE6」へ行く。『マジック・ランタンとアンティーク市』が、いまの催しだ。
店に入ると、おや、ずいぶん賑やかだと思った。中央に、19世紀、イギリスで使われていたというマジック・ランタンが置かれ、壁に、いろいろな像が映しだされている。例えば、月が欠けて、また満ちて行く様子。今回は、光学系のものを多めにしたという。
真夏の夜の夢、という言葉が浮かんだ。

 


旬のトウモロコシ

自然な甘みたっぷり。

新鮮なトウモロコシを 茹でるだけ。


冷やしトマト

都内、本日の最高気温 予想は35℃。

今日のような猛暑日は

冷やしトマトが冷蔵庫にあると

助かったような気分になる。

感謝してありがたく いただきます。

 

 


神楽坂のギャラリーにて

shop  NRCK  with  friends

飯田橋から神楽坂の坂を上っていくと、意外に人出がある。歩いているのは、学生でもなく、サラリーマンでもなく、ごく庶民。それらの人を迎えいれるように、菓子、せんべい、小さな買い物、食事処なとが軒を連ねる。GO TO ナントカという観光キャンペーンでもなく、自粛もしない、感じのいい賑わいだ。 その坂を登って行って少し右に折れる。
ギャラリー フラスコで開かれている「shop  NRCK  with  friends」(8月10日まで)に向かう。代々木デッサン会の主宰でおなじみの、北村範史さんと3人の友人たち。それぞれの個性を生かしたもの、Tシャツあり、服あり、器あり、バッグあり、スリッパあり……。ここも、感じのいい賑わいである。


河内晩柑のマーマレード

 

別名「和製グレープフルーツ」とも言われる

「河内晩柑」の皮を洗って茹でこぼし

適当な大きさにカットして

黒糖とラム酒とジェニパーベリーを入れて煮詰めた。

部屋中が柑橘の香りでいっぱいになった。