2012年7月 の記事一覧

下町散歩 -柴又編②-

さてさて、帝釈天を散歩した後は、「矢切の渡し」へ。

小雨が降っていたので、運航しているかちょっと心配しながら、土手へ。

反対の岸に、「矢切の渡し」と

白地に赤文字の旗があがっていれば、運航の合図☆

幸い、遠くに反対岸には旗があがっていました。

乗り場に着いた時にはちょうど雨があがり

前回のブログに書いたガイドさんもビックリ。

 

「君たち、ついているよ!!いつも、もっと人数多いし、

土手も野球や遊びに来ている人でとっても賑やかなんだ。

こんなに静かで風情のある矢切の渡しなんてすごいよ!!」

とのこと。

 

矢切の渡し

矢切の渡し

 

しかも、私たちの後には誰も来なかったので、2人での貸切!!

渡し船をこぐ「ギーコ・ギーコ」という音と鳥のさえずり以外は

音がしないというぜいたくな時間を過ごしました。

 

片道100円のゆったり渡し船を1往復してきてから

ちょっと寄り道をして、お団子とおせんべいを購入。

計200円。

 

おだんご

おだんご

 

 

おせんべい

おせんべい

 

3000円しか使っちゃダメという縛りをつけた

このプチ旅にはピッタリのお値段でした(笑)

 

その後、また電車に乗って目指すはスカイツリー。

京成高砂で途中下車して、おいしいラーメンを食べおなかも満たされ

スカイツリー周辺は食休みのお散歩にちょうどよいコース。

 

押上の駅から曳舟までまたブラブラと歩き、懐かしさの残る商店街へ。

昔からあるお店がたくさん残るこの商店街で、ちょっと食べ歩き♪

 

たこせん

たこせん

 

 

曳舟周辺から、夜のスカイツリーを見ると

なんとこの日は、スカイツリーができてから初めての特別ライトアップ!!

七夕ライトアップで、点滅する白い光がゆっくりと周囲を回り

天の川が表現されていました。

 

何も知らずにこういうイベントにばったり出会うと

本当にラッキー♪とうれしくなります!

 

一日中、思いっきり、遊んで、食べて、財布の残りは101円!!うん!大満足♪

 

次はどこにお出かけしようかな?と

今からワクワクのamedio(@゚ー゚@)ノでした♪

 


連想ゲーム

『チルチンびと』別冊41号「東海で建てる本物の木の家'12」

 

私の短絡的思考でいうと、東海といえば中日ドラゴンズ、そして、前監督・落合博満とつながっていく。『落合博満 変人の研究』(新潮社)という本のなかで、作家のねじめ正一さんと赤瀬川原平さんが、こんな゛落合研究゛を語っている。

 

赤瀬川さんは、落合は古道具屋もできますね、と言い、こうつづけている。あの商売はだいたい、いきなり品物の値段は言わないんです。お客が言い出すのをじっと待っていて、その額によって態度を決める。

 

それに対して、ねじめさんは、こう答える。待っているというか、確かに落合はいつも受け身です。最初に自分から仕掛けたりはしないですね。—-

 

落合監督がいつも無表情で、ダグアウトにじっと座っていた姿を思い出した。そして、そのあとに『チルチンびと 東海版』を読んでいたら、「住宅は座って使うもので立って使うものではありませんよね」という、どなたかの言葉がでてきた。ダッグアウトは、監督の住まいだろうか。私の連想ゲームは、なかなかゲームセットにならないのだ。

 

(『チルチンびと』別冊41号「東海で建てる本物の木の家’12」は、ただいま発売中です)


かわいい教会

かわいい教会 吉田桂二ちいさな木の教会誕生のイキサツが、『チルチンびと・別冊41号・東海版』(7月

28日発売)のトップを飾っている。場所は名古屋市西区。


その設計を依頼された吉田桂二さんは、「かわいい教会をつくろう」と言ったという。「むしろ、町の集会所だよ」とも、言ったという。それは、「木造ゴシック建築」であり、「手仕事の想いを託した建築」である、という。隣接する保育園の園児たちが、礼拝堂のステンドグラスをつくった。

吉田さんは『チルチンびと』71号に「木の家の精神性」という文章を書いている。そのなかで、イギリスの詩人、サー・ウッソンのこんな言葉をひいている。


— よい建築は゛三つの条件゛を必要とする。「便利さ」「堅固さ」そして「喜び」である。

この教会は、きっとこの゛三つの条件゛に、あふれていることだろう。また、これらの条件を、実用的、スキがない、楽しみいっぱい、と置きかえれば、雑誌にもウエブにも、そのまま通用することのように思われる。


ひと味違う、夏の「女子力」

取材のためにこの町に足繁く通っていたのは、春になりかけの、まだ肌寒いころだった。季節は変わり、むしむしもわもわと暑い。たった数か月なのに、西荻窪の駅を降りると、幾年も飛び越えてきたような気持ちになった。

まずはお決まりのコース、駅近でありながら喧騒とは無縁の居心地の良いカフェに入る。ほどよい甘さの冷たいカフェオレで暑さを癒し、向かった先は「魯山」。現在展示されているオーガニックコットンのパンツを、春から話に聞いて楽しみにしていたのだ。取材のときに、たまたま布のサンプルを見せてもらって、その質感と色づかいにやられた。器の店に下着を展示。その意外性と驚くほどの調和にも(写真だけで!)やられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実物を見てみると、やはり、いい!涼しげで、肌触りも色も優しい。毎日身に着けたい質がよくて素朴な可愛いパンツ。これはありそうでなかなかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒に展示されていた焼き物の二人の作品も、大胆で、かつ繊細で、素朴であり美しくもあり・・・とくに辰砂の何とも言えないピンクというか紫、赤、酸化した部分の薄緑が紫陽花みたいで、心をつかまれた。

 

大胆、素朴な七尾うた子さんの器、野性と優美を併せ持つ内田好美さんの器、中田絢子さんの優しいアンダーウエア。巷で女性誌の表紙を飾る「女子力」とは一味違う、女子三人の底力、ぜひ色々な方に観ていただきたいです。

「魯山」にて、7月30日(月)まで。

 

 

自分への夏土産

 

 


雨が、あがりました。

cafe+gallery 芝生 風鈴

暑い日が続くこのごろ、「cafe+gallery 芝生」さんでは涼しげな展示会が開催されています。

うつわや風鈴、アクセサリーなどの小倉志都香さんと永井伽林さんのガラス作品が並んでいます。作品はもとより、お二人自身が透き通った涼やかな雰囲気でした。

小倉志都香永井伽林

 

こちらの展示は7月31日(火)まで。

cafe+gallery 芝生さん、ハルカゼ舎さん、URESICA(ウレシカ)shop & galleryさん、和食OTAKIさんなど、経堂すずらん通りは素敵なお店がいっぱいです。

散歩がてら足を運んでみてはいかがでしょうか。


下町散歩 –柴又編①-

さてさて、上野を後にして、次に向かったのは葛飾柴又!!


柴又といえば、もちろん寅さん☆

寅さん

実は寅さんをちゃんと見たことないのですが…。

そんな私でも「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。

帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎。

人呼んでフーテンの寅と発します」という口上は

知っているほど寅さんは有名(^^)

 

駅前で寅さんの写真を撮っていると

柴又のマップを配っているボランティアの方を見つけました。

マップをもらいに行くと、時間があるなら無料でガイドをしてくれるとのこと。

話を聞くと、『かつしか語り隊』という観光ボランティアガイドの方でした。


見たい場所、行きたいところを伝えると

そこを網羅したコースを作ってくれます。

 

案内をしてもらうと、本当に、細かく説明をしてくださり、

ガイドさんがいなければ、見落としていた歴史がたくさんありました!


たいてい、門の両脇には、阿吽像や、風神雷神像が安置されていますが

帝釈天では四天王のうちの

増長天および広目天の二天が安置されているとのこと。

ちなみに、残りの持国天と多聞天(毘沙門天)は

内殿に安置されています。

帝釈天

ガイドさんがいなければ、知らずに通過しているところでした…。

 

また、ガイドさんに勧められて、見学した「彫刻ギャラリー」は

法華経説話の浮き彫り10面は本当に素晴らしい彫刻でした。

10人の彫刻師が1面ずつ分担制作したということでしたが

一枚板を丁寧に丁寧に彫りあげた立体的な作品で

本当に素晴らしかったです。

1枚1枚にストーリーがあり彫刻を見ながら感じることもたくさんありました。


また、帝釈堂の外周には波と亀が彫られており

こちらは四代伊八・信明の作品とのことでした。

ちなみに、初代伊八は「波の伊八」とも呼ばれ

葛飾北斎が「富嶽三六景」を書く際にこの初代伊八の

波の彫刻に影響を受けたという話もあるそうです!


ガイドさん曰く、「全国の伊八の作品を見て回っているという方が

この作品を見に帝釈天へ来たことがあるんですよ」とのこと。

 

その後、庭園も案内してもらいました。

庭園


知らないことを知るっていうのは、本当におもしろい!!

ガイドさん自身も、案内するために勉強をして

またそこでの知識を誰かに話したくなるし

このボランティアが楽しいんですよ!と話していました。


きっと何も知らなかったら、30分ほどで、まわってしまっていたであろう

帝釈天も、ガイドさんとともに1時間ほどジックリとまわりました。

 

とっても嬉しそうに柴又の魅力を伝える

シニアガイドボランティアさんに

パワーをもらうとともに、何歳になっても

勉強を続けるって素晴らしいなぁと

感動したamedio|≧∇≦)ノでした

 

次回は 下町散歩 –柴又編②-をお届けします。

 


ササユリ

めずらしく、ユリの季節に帰郷。

 

裏山から家をみる。こんな感じでササユリは咲いています。

裏山から家をみる。こんな感じでササユリは咲いています。

 

家の裏山にどこからか種がとんできたらしく、ササユリがたくさん。
ちょっとした花畑のよう。
今年のは1茎に花が6個もついているんだぞと父が自慢げに言った。

 

ササユリ

 

「ササユリ」

ササユリ(笹百合、学名:Lilium japonicum)は、ユリ科ユリ属の球根植物。日本特産で日本を代表するユリである。地域によっては、ヤマユリと呼ぶこともある。

茎は立ち上がり、間隔をおいて葉をつける。葉はやや厚く、楕円形で比較的大きい。6~7月頃に花を咲かせる。花の長さは10~15cm位、雄しべは6本で赤褐色、芳香があり、色は淡いピンク、希に純白のアルビノのものもある。葉や茎が笹に似ていることからこの名がある。

—ウキペディアより引用


しょうが風味

休日に数種類のピクルスを作った。

涼しげで、ビンの数だけ作りたくなる。

今回はしょうがのしぼり汁を加えてみた。

 


下町散歩 -上野編-

ある日、友達と所持金3000円で一日楽しもうという

企画を立てました(笑)

 

首から小さいポシェットをぶら下げて

そこに3000円ずつ入れてスタート☆

 

ちなみに今回の旅で利用したのは「下町日和きっぷ」

下町日和きっぷ

京成線の上野や押上、なんと柴又までも

500円で乗り放題なのです☆

 

まずは、上野公園をお散歩。

最初は、上野大仏に寄りました。

上野大仏は、もともと釈迦如来坐像だったのですが、

1647年の地震で倒壊。

その後、360㎝を超える青銅製の釈迦如来坐像を

造立しましたが、火事で被害を受けてしまい、再建。

そのときは6m超えるサイズだったそうですが、

今度は、関東大震災にて頭部が落下。資金難から再建もできず、

太平洋戦争の金属供出に伴って胴体を供出し、

今はお顔だけなのです。

ちなみに、現在では顔を残す様子が「これ以上落ちない」ということから

「合格大仏」として親しまれているとのこと。

上野大仏

今日一日のプチ旅行が怪我なく楽しい旅になるよう

お参りしました。

 

そのあとに行った上野東照宮は、ちょっと衝撃ですよ…。

だって、だって…

絵なんですもの…☆

改修中で、今は、トリックアートのように

立体的なイラストとなっていました。

上野東照宮

上野東照宮

お参りをした後は、私が小さい頃から大好きな

上野動物園お隣にある上野こども遊園地へ!!

 

何歳になろうが、どうしても乗りたくなるのが

このロータリーチェア!!

ロータリーチェア

どんなアトラクションか説明が難しかったので

動画を探してお借りしてきました。

YouTube Preview Image

いたってシンプルなアトラクションなのですが、

グルッと曲がるところの遠心力が

たまらなく楽しい♪

しかも、お財布にやさしい100円で楽しめます♪

何歳になっても上野に行くと乗りたくなるのです!

(さすがにちょっと恥ずかしい年齢になりつつ

ありますが、乗りたい欲望が勝つ(笑))

 

穴場アトラクションなので、是非☆

 

今度はお友達の子どもちゃんを連れて

また行っちゃおうかな♪と思う

amedioでした♪(☆。☆) キラーン!!

 

※次は下町散歩 –柴又編-です

 


すだれは遠くなりにけり

 アツイアツイアツイ。この日射し

アツイアツイアツイ。この日射しを遮るのに、近ごろは、ゴーヤのカーテンなんぞを育てたりするようだが、すだれはなぜ、カゲが薄くなったんですかね。すだれ屋さんが、こんな話をしていたのを読んだことがある。(中公新書『商売繁盛』から)


「いまはもう、古い本式のきまりを知ってる人は少なくなって —。夏、半すだれっていって、ちょうど半分に折ってかける。冬は陽が低いからぜんぶおろす。そんな当たり前のことだって知らない人もいるからね。いえ、すだれってもんは、一年中かけといていいんですよ」
「もう、子供のときから。゛ひとくち千枚゛っていってね、1種類を千枚っつ編まされた。お袋が、もうほかのやってもいいでしょ。おやじが、まだだ!  そんな調子でなかなか次のに進ませてもらえない」
「仕事がいちばん楽しい。立って仕事ばかりするんで足が平べったくなって。十文なのに十文二分を履くんですよ」


こういう職人噺が消えていくのも、淋しい。
青すだれむかしむかしの話かな という万太郎の句があるという。