2012年7月29 の記事一覧

連想ゲーム

『チルチンびと』別冊41号「東海で建てる本物の木の家'12」

 

私の短絡的思考でいうと、東海といえば中日ドラゴンズ、そして、前監督・落合博満とつながっていく。『落合博満 変人の研究』(新潮社)という本のなかで、作家のねじめ正一さんと赤瀬川原平さんが、こんな゛落合研究゛を語っている。

 

赤瀬川さんは、落合は古道具屋もできますね、と言い、こうつづけている。あの商売はだいたい、いきなり品物の値段は言わないんです。お客が言い出すのをじっと待っていて、その額によって態度を決める。

 

それに対して、ねじめさんは、こう答える。待っているというか、確かに落合はいつも受け身です。最初に自分から仕掛けたりはしないですね。—-

 

落合監督がいつも無表情で、ダグアウトにじっと座っていた姿を思い出した。そして、そのあとに『チルチンびと 東海版』を読んでいたら、「住宅は座って使うもので立って使うものではありませんよね」という、どなたかの言葉がでてきた。ダッグアウトは、監督の住まいだろうか。私の連想ゲームは、なかなかゲームセットにならないのだ。

 

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