2012年7月23 の記事一覧

下町散歩 –柴又編①-

さてさて、上野を後にして、次に向かったのは葛飾柴又!!


柴又といえば、もちろん寅さん☆

寅さん

実は寅さんをちゃんと見たことないのですが…。

そんな私でも「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。

帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎。

人呼んでフーテンの寅と発します」という口上は

知っているほど寅さんは有名(^^)

 

駅前で寅さんの写真を撮っていると

柴又のマップを配っているボランティアの方を見つけました。

マップをもらいに行くと、時間があるなら無料でガイドをしてくれるとのこと。

話を聞くと、『かつしか語り隊』という観光ボランティアガイドの方でした。


見たい場所、行きたいところを伝えると

そこを網羅したコースを作ってくれます。

 

案内をしてもらうと、本当に、細かく説明をしてくださり、

ガイドさんがいなければ、見落としていた歴史がたくさんありました!


たいてい、門の両脇には、阿吽像や、風神雷神像が安置されていますが

帝釈天では四天王のうちの

増長天および広目天の二天が安置されているとのこと。

ちなみに、残りの持国天と多聞天(毘沙門天)は

内殿に安置されています。

帝釈天

ガイドさんがいなければ、知らずに通過しているところでした…。

 

また、ガイドさんに勧められて、見学した「彫刻ギャラリー」は

法華経説話の浮き彫り10面は本当に素晴らしい彫刻でした。

10人の彫刻師が1面ずつ分担制作したということでしたが

一枚板を丁寧に丁寧に彫りあげた立体的な作品で

本当に素晴らしかったです。

1枚1枚にストーリーがあり彫刻を見ながら感じることもたくさんありました。


また、帝釈堂の外周には波と亀が彫られており

こちらは四代伊八・信明の作品とのことでした。

ちなみに、初代伊八は「波の伊八」とも呼ばれ

葛飾北斎が「富嶽三六景」を書く際にこの初代伊八の

波の彫刻に影響を受けたという話もあるそうです!


ガイドさん曰く、「全国の伊八の作品を見て回っているという方が

この作品を見に帝釈天へ来たことがあるんですよ」とのこと。

 

その後、庭園も案内してもらいました。

庭園


知らないことを知るっていうのは、本当におもしろい!!

ガイドさん自身も、案内するために勉強をして

またそこでの知識を誰かに話したくなるし

このボランティアが楽しいんですよ!と話していました。


きっと何も知らなかったら、30分ほどで、まわってしまっていたであろう

帝釈天も、ガイドさんとともに1時間ほどジックリとまわりました。

 

とっても嬉しそうに柴又の魅力を伝える

シニアガイドボランティアさんに

パワーをもらうとともに、何歳になっても

勉強を続けるって素晴らしいなぁと

感動したamedio|≧∇≦)ノでした

 

次回は 下町散歩 –柴又編②-をお届けします。