笠井誠一は、現在の自身の静物画を「ルネサンスより前の仕事」と言う。確かに、数学的透視図法から離れた構成や、空間の広がりに焦点を置かずモチーフ同士がほぼ同等に描かれる画面作りからは、透視図法を志向しながら感覚的な空間把握に留まっていた中世後期の画家たち、例えばジョットなどの造形を思い起こすことも出来る。……『笠井誠一 -形の世界- 』展(練馬区立美術館、11月25日まで)が開かれている。これは、その展覧会にちなんで出版された本にある、学芸員・真子みほさんの文章の書き出しだ。帰りに、絵葉書を3枚買った。
チルチンびと広場をつくっているメンバーがかわりばんこにお届けします。
morimori・・・元編集者で、今も編集者 vigo・・・システム管理 takeko・・・編集者 kuro・・・編集・システム kurara・・・経理 amedio・・・事務