2022年11月21 の記事一覧

諏訪 敦『眼窩裏の火事』展(府中市美術館)へご案内

諏訪 敦『眼窩裏の火事』展

 

〈緻密で再現性の高い画風で知られる諏訪敦は、しばしば写実絵画のトップランナーと目されてきた。しかしその作品を紐解いていくと彼は、「実存する対象を、眼に映るとおりに写す」という膠着した写実のジャンル性から脱却し、認識の質を問い直す意欲的な取り組みをしていることが解る。諏訪は亡き人の肖像や過去の歴史的な出来事など、不在の対象を描いた経験値が高い。丹念な調査の実践と過剰ともいえる取材量が特徴で、画家としては珍しい制作スタイルだといえるだろう。彼は眼では捉えきれない題材に肉薄し、新たな視覚像として提示していく。 ……〉

と、この展覧会のパンフレットの文章にある。
そして、その独特の作品の写真が紹介されている。

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諏訪 敦『眼窩裏の火事』展は、府中市美術館で、23年2月26日まで、公開中。