2011年10月 の記事一覧

質素の時代

チルチンびと 69号

『チルチンびと』69号は、「明日のための家 – 質素の時代を楽しむ』がテーマだ。自然エネルギーを生かした家、省エネの暮らしなどの記事が満載だ。それらを読んでいて思いだしたのは、桑井いねさんの『おばあさんの知恵袋』という本。1970年代に出版され、ベストセラーになった。大正、昭和初期の暮らしのなかから、生活の知恵をひろってある。

 たとえば、『絨毯の洗濯法』。今日は大雪が降るぞ、という日。庭に絨毯を引っ張り出し、広げる。雪が上に積もると、家中総出で、絨毯を踏む。織り目の奥のほうにまで雪を入りこませ、つぎには、ひっくり返して叩いて、汚れた雪を落とすのである。ウーン。大雪。絨毯を広げられる庭。使用人もふくめ 、大家族の雪踏み。豪快というか大らかというか。これも、質素の時代を楽しむ、でしょうか。

 この『おばあさんの知恵袋』を、もう一度、読みたいと思っていたら、「アマゾンにありました。10円でした。送料のほうが高かった」とtakekoが言った。10円 ! ?  どういう時代なんだろう。


木の花瓶

いい花瓶がないかなぁ~と思って探していたところ

パラオのお土産やさんで見つけた木の花瓶。

 

ちょっとアジアンの雰囲気のある花瓶。

 

ガーベラが好きなので、早速、いけてみたところ

いい感じ☆

 

木の花瓶

 

昭和の雰囲気がバンバン出ている我が家ですが

テーブルの上が華やかになり

少しおしゃれになりました(笑)

 

実は、私、お花の知識がほとんどないので

(チューリップやひまわりはわかるけれど…汗)

この花瓶におススメだよ~というお花や植物があれば

是非教えてください☆

 

 

amedio(^_^)


狼少年 ニ 星屑 ヲ

私のお気に入りの「劇団おぼんろ」がまたまた公演をするそうです。

 

お芝居は、年に何本か見るのですが

この劇団は本当にすごい!!

 

相変わらずの私のつたない表現で言うのであれば…

どんな小さな空間で公演しても

想像力で景色が見えてくる!

 

いつもそんなに大きな舞台装置は使わないのだけれど

周りに景色が浮かぶのです。

 

今回の「狼少年 ニ 星屑 ヲ」は

一度公演したものが好評だったようで

少しアレンジを加えての再上演。

 

10月19日~10月30日まで

絵空箱(東京都新宿区山吹町361誠志堂ビル1階)で

上演だそうなので

「キンキラキンのラブ」を

お時間がある方は是非味わってください☆

 

おぼんろ

 

詳細はコチラから

 

 


小さな飛行機

花村泰江

吉祥寺駅から、ちょっと西へ行くと、やきとりの「いせや」がある。まだ明るいうちから、客の声、流れる煙。にぎやかだ。それを横目に、最初の信号の手前。地下へおりると、「Gallery 惺 (さとる)」があった。私は、一枚の版画を訪ねて行くのである。二カ月ほど前、「コピス吉祥寺」で、花村泰江さんという方の、木版・銅板・コラグラフ展があった。私は何気なく立ち寄り、いちばん入り口近くにあった、翼を休める飛行機の、小さな銅板画を見て、好きになった。
挨拶にみえた花村さんに「あれが、好きです」と言った。花村さんは「ありがとうごさ゛います」と答えた。その画が、ここにあることをふとしたことから知り、、出かけたのである。ギャラリーの女性と話した。
「ここを始めるとき、店名を漢字一字にしたいと思い、辞書片手に探しました。この惺の字には、静かに見つめるという意味があり、私の美術への姿勢とぴったりだったんです。始めて十年。ギャラリーは他の業種と少し違い、結果を急がないから、長続きするのかもしれませんね。私など、小さな夢しか持ちませんし」
しかし、飾られたこの銅板画の飛行機は、その小さな夢を乗せて飛ぶために作られたもののように見えた。


のんびりした日曜日

我が家の旦那さんは、仕事が夜勤もあるサイクルなので、

休日が一緒になったりならなかったり。

 

9月のとある日曜日は、夜勤の入りの日で午後からの出勤ということで

午前中は家の近くをお散歩。

 

有名なお寺があるのでお参りに行きました。

 

歩いて10分ほどの距離なので、ちょうど良い散歩コース。

待ち構えている石段をぐんぐん登ると

街が一望できます☆

 

本堂へお参りして、霊宝殿を少し見学。

 

帰り道には彼岸花を見つけました。

 

彼岸花

 

旦那さんが持っていた霊宝殿のチラシにトンボが

ピタッと止まったのですが、写真は間に合わなかった~…

 

休みになると、電車に乗ってグイグイ遊びに行くことも

多いのですが家の近くをブラブラする秋も

おススメです。

 

amedio(^_^)


楊枝

たかが楊枝されど楊枝

楊枝を使う人は、ダサイと思っていた。

しかし、さるやの楊枝に出会って、意識が変わった。
「粋」と「実用」が詰まっている。

千両箱入りの黒文字はお年賀、お歳暮、
海外へのお土産などの贈り物に使われているという。

千両箱じゃなくて、干支

 

なるほど、「正月早々、千両箱の到来とは縁起がいいね。」
と江戸っ子ならいいそうだ。
歯を磨くのは大事な作法である。
作法と言われるとなんだか身が引き締まる。

さるやの楊枝は100%クロモジ。
「クロモジ」という植物は、
楊枝にしてはじめて生きる木とまでいわれている。

生きるために食べる。
その食を支える歯を守るために生まれた楊枝。

楊枝をダサイと思っていた自分が恥ずかしい。
たかが楊枝、されど楊枝

 

a-van


青空の下、奉納相撲とちゃんこランチ


今日は、靖国神社で奉納相撲をやっているという。事務所から徒歩3分。
これはいかない手はないと、遅めのお昼に出かけがてらのぞいてみると
力士たちがぞろぞろ歩いている。間近で見ると、カッコイイ!!
力士たちのお肉はテレビで見るよりたぷたぷではなくハリとツヤがあって美しいのです。
土俵近くまでいくと、大きな鍋にちゃんこ500円とかいてある。
ではここで遅めのランチにしちゃうかと、座って、ちゃんこをたべながら
生まれて初めての相撲を見るという贅沢なランチタイム!
ちなみにamedioは5月のブログ「はっきよい」のときから2回目なのでいろいろ教えてもらう。
相撲の試合は、瞬時に決着がついて、どんどん片付いていく潔さもいい。
化粧廻しや、次々と変わる行司さんの衣装も絢爛豪華で見所満載。
ついつい最後まで夢中になってみてしまい、スペイン人ばりの長いランチ完了。
一気に相撲ファンになってしまいました。本当にかっこよかった~。
事務所に向かう途中のmorimoriにも打電したのですが一歩遅く残念!
力士の帰り姿を見送るという結果に。。。また来年!

 


読み聞かせ

たまごのあかちゃん

『チルチンびとkids 3 』(発売中)に、『保育園の先生おすすめの読み聞かせ絵本」という記事がある。各地の保育園にアンケートをとり、子供たちが、目をかがやかせ、胸をわくわくさせる絵本を、たくさん紹介している。これを読んでいたら、『たまごのあかちゃん』という絵本も載っていた。神沢利子文・柳生弦一郎絵、とある。

オーイ、柳生さんゲンキか。

彼と初めて会ったのは、五木寛之の小説が若者向け週刊誌に連載され、柳生さんがその挿絵を描いた少しあとになる。あまり口もきかず、なにか言うと「ウン、ウン」とハナにぬけるような声で返事をした。私たちは、すぐ仲良くなり、なんども、仕事をした。ほかのイラストレーターに「ぼくは、柳生さんの絵が好きだな」といったら「あんな、肩の力を抜いた線は、私には描けませんよ」という答えが返ってきたことがあった。

『たまごのあかちゃん』のほかにも、『はらぺこさん』『おしっこの研究』『かさぶたくん』『むし歯の問題」『おねしょの名人』など、たくさんの絵本がある。そのどれもが、かざらない好奇心、きちんとした勉強、自由な発想で、子供たちと絵や文章で楽しく遊ぶのである。


パラオでの思い出たち

今回、パラオでやってみたかったことは、海でイルカと触れ合うこと!

ということで、イルカと一緒に泳ぐというプランに参加してきました。

 

ライフジャケットを付けて泳ぐのと、素潜りで一緒に泳ぐのと2種類あるのですが

私はライフジャケットなしの素潜りプランを選び、いざ海へ。

 

イルカは、赤ちゃんイルカも入れて7頭いました。

 

(衝撃だったのは、和歌山から空輸で連れてきました。。。

というトレイナーさんの言葉でしたが…汗)

 

軽い衝撃は受けましたが、日本の水族館でもなかなかイルカと触れ合えることは

少ないので(特に一緒に泳ぐのは難しいので)

そこは納得していざダイブ。

 

素潜りって難しくて、水圧で若干頭がキーンとなりますが

それでも、イルカが自分の真下をグルグルしている光景は

とても素敵なものでした。

 

「あそんで!あそんで!」と寄ってくるところが本当にかわいらしい☆

 

後半は、イルカへのエサやりをし、一緒に写真も撮らせてもらいました(^O^)

イルカえさやり

 

あと、パラオといえば、ミルキーウェイという有名な場所があります。

パラオ天然泥パックの海!!


船でミルキーウェイまで行き、ガイドさんが海底から白い泥を取ってきてくれるので

それを顔や体に塗りたくり、海へダイブして落とします☆

海の温度も暖かいので、ちょっとした温水プールのような感じ☆

髪の毛も、顔も、身体も、真っ白の泥に包まれてツアー客みんなで爆笑!

私の水着姿は、コウモリスープ(前回の日記参照)よりもNGなので(笑)、

興味があれば、インターネットで「パラオ ミルキーウェイ」と検索してみてください。

いろいろな人がブログなどで泥だらけの様子をアップしています(^_^)

 

パラオ滞在中は、たまたま満月だったので潮の満ち引きの差が激しく、

ロングビーチも行けました。ここは、海のど真ん中で、潮が引いたときだけできるビーチです。

なんと4割くらいの確率でしか出ないらしく、私たちはラッキーだったとのこと♪

ロングビーチ

 

スカスカシパンというウニの一種の死んでしまったものがビーチにあったのですが、

お星さまの形でとてもかわいく思わず写真に撮りました☆

スカスカシパン

 

サンセットもきれいで、さらに、夜は月が雲に隠れた瞬間に

虹のような光を放ち、それもとても幻想的でした。

虹の月

 

自然がたくさんある場所にいると

人間はなんてちっぽけなんだ!と思うと同時に

人間が自然を壊していく力は大きい…と思うのでした。

 

必要なものを、必要なだけ…これだけ

守っていれば、こんなに環境破壊が

進んでいなかったはずなのに…

 

そしてちっぽけな私にはできることが限られているけれど

こういうことを心に留めながら

生かさせてもらってることに感謝して

過ごしていきたいなぁとも思うのでした。

 

 

また、いつか行ってみたい国です☆

amedio(^_^)


秋の太鼓

秋の太鼓

地下鉄・大手町駅の改札口を出て、いざ、目的地へ行こうとしても、いつも、迷ってしまう。この日も、そうだった。「C‐5」の出口ですよ、といわれていたのに、あっちへ行きこっちへ行き。疲れてドトールでアイスコーヒー200円。それでもやっとC‐5出口を抜けると、外は青空だった。台風一過。道を左へ。将門塚の標識。「将門公は、承平天慶年間に活躍され、武士の先駆けとして関東地方の政治改革を行ないました」と、立札にあった。今日は、その将門例祭。amedioが、仲間たちと太鼓を披露する。「小学生のときに、池上本門寺のお会式に参加して以来だから、もう20年やっています」と太鼓歴を話したあとで、ひとりごとのように「太鼓、好きだなあ」と言った。ドンドンドドン、エーイッ、カッカッカッ、ヤァー、トンツクトンツク—- いつもと同じカオで、叩く、動く、叫ぶ。気負いも衒いもなく。

女のからだは お城です
なかに一人の少女がかくれている
と、寺山修司は、書いていた。