つくしんぼ
小さい頃、団地に住んでいて、団地の前はだだっぴろい草むらでした。
小さかったから、とっても広く見えていたけれど
きっと大人からしてみれば、そんなに広くもない空間。
毎年、毎年、そこにはたくさんのつくしんぼが生えていて
ビニール袋いっぱいに摘んでは持ち帰り
お母さんに得意気に見せたりしていました。
引っ越しをして、ちょっぴり都会に行き
時代とともに、公園も減り、空き地も減り
コンクリートばかり
今は一年に一度も見ないこともあるつくしんぼ
小さい頃はどこにでも生えているのが当たり前だと思っていたけれど
今は探さないと見つからないつくしんぼ
あのころは、いっぱい摘んでいたけれど
今は1つでも見つけることで小さな幸せをくれるつくしんぼ
今年は、見れないかと思っていたけれど 皇居外苑で見つけました。
地面から、一生懸命顔を出して生きている力に ちょっぴり感動した一日でした。
amedio(*^-^)