オーイ 女性記者 !

 このブログに、小笠原の話を書くのは、三回目になる。いつも、話の主役は、小笠原野生生物研究会の安井隆弥先生とその著書『小笠原の植物』である。さて、今回 —- 。

 世界遺産が話題になってから、安井先生への取材も増えた。その取材するひとたちにとって、『小笠原の植物』は、とても重宝なガイドブックであるようだ。

 先日も、某大新聞の女性記者が、先生のところに取材にきた。そして、話が終った後、事務所で、この本を求めた。しかし、あいにく彼女は、持ち合わせが不足していて、お金はあとでお返しする、ということで帰った。「それっきりですよ。こういうことは、とても珍しい」と、先生は新種を発見したように、ユカイそうに笑った。

 オーイ、某大新聞の女性記者よ。もし、これを読んで、ア、ワタシと思ったら、すぐに、本代を払ってあげてくださいな。

 

小笠原の植物 フィールドガイド 1

小笠原の植物 フィールドガイド Ⅰ小笠原野生生物研究会著     風土社刊 大増刷出来 定価¥1,050-

小笠原の植物 フィールドガイド 2

小笠原の植物 フィールドガイド Ⅱ小笠原野生生物研究会著     風土社刊 大増刷出来 定価¥1,050-


韓国旅行 カフェ編 その3

韓国の旅、5日間で、巡ったカフェの数

この写真を整理していてもすごいなぁとビックリしてしまう数…。

今まで、いろいろな国に旅行をしたことはあるけれど、

こんなにカフェに入ったことってなかった気が…。

 

それくらい、入りやすい雰囲気だったしメニューも美味しかったということなのです。

(アメリカとかは、ウーロン茶とか緑茶はもちろんないし、

ジュースも甘くて苦手…韓国はその点が本当に良かった)

3回目にしてやっと終わるカフェ編。

1店舗めは合井駅の近くにあり、お兄さんが一人で経営しているっぽいカフェ

ランチタイムに入ったら、「食事は14:00~です。」と言われたのですが

私たちのために、材料を買ってきてくれて、

めちゃめちゃ美味しいパスタとサラダを作ってくれました!!

優しいお兄さん♪♪

韓流に、あまりハマっていないamedioですが、

こういう優しいお兄さんは、国境を越えて好きです(笑)

 

韓国のカフェライブ(インディーズ)も初めて行ったけれど

なかなか良かったです♪

料金はなんと800円ほどで見られます。

 

次回は、韓国旅行 最終回 雑貨編&歴史編です!

 

amedio♪

 

 


「工悦邑」の夏

先週の木曜。仕事が終わってから出発して、東京から約8時間。
岡山に着いたのは丑三つ時もとっくに過ぎたころだった。
車のライトを消すともう真っ暗。ゴウェーーッ。ゴウェーーッ。
という重低音がするので「この音何?エンジン切ったのに?」
と聞くと、ウシガエルの鳴き声だという。カエルといっても
ゲコゲコとかケロケロなんてものじゃない。グエーーーッ。
ゾワっと不快な重低音があたりに不気味に響く。
正直、着いた瞬間に帰りたくなった…「それでもチルチンびとか」
とつっこまれる。ホントに情けないのですが虫も爬虫類も怖い。
窓にヤモリがいる。ヒャー。というと、能登育ちのvigoが
「ヤモリは家を守るんだから嫌うとバチが当たるんだからね。」
とおばあちゃんの知恵袋のようなことを言う。

前途多難かと思われた岡山滞在だが、翌朝の気持ち良さといったら…

晴れた空、済んだ空気、きらめくような若草色や濃い緑の木々。鳥の声。
マイナスイオン浴びまくりの世界なのだ。

 

今回の岡山・広島訪問では、タイルびとのご両親である
陶芸家の白石斉さんとイコン画家の白石孝子さんが暮らす
「工悦邑」という、芸術村に滞在させていただいた。
20年前からこちらで創作活動をしているそうだ。
すごいところだとは聞いていたけれども、想像を超えていた・・・
高速を降りてしばらく走り、住宅街を抜けて、山中に入っていく。
鬱蒼とした草のトンネル抜けたところにその村はある。
全国80か所もまわって「ここだ!」って思ったみたい。
どうすると「ここだ!」って思えるのだ??というほど
ものすごい山の中だ。初めは本当に何もなくて、
背の高さほどもある草をかきわけて進んでいたらしい。

お宅は、高い天井と独特のアーチを描く漆喰の壁。
玄関を開けると等身大のイコン画が迎えてくれる。ここはもう日本ではない。
リビングには陶器が並ぶ。ブルーを基調にした器や、タイルのような作品。
陶芸工房は別にあり、こちらは木造で風が気持ちよく抜ける。
昔制作したというレトロなタイルの一部分や、もう絶版になっているような画集、
100年前のペルシャのタイルなど、お宝が無造作に転がっている。
何時間でも過ごせそうな居心地のいい工房だった。

朝ごはんには自家製の味の濃い野菜のサラダをいただく。
シンプルにオリーブオイルとワインビネガーだけでとても美味しい。
朝ごはんを食べながら、例のウシガエルやヌートリアといった
戦時中持ち込まれた外来種がこのあたりの生態系を崩したり
植物を食べてしまう話という話を聞く。
やはりウシガエル、悪いヤツだった。。

他にも岡山のクラフトマン事情や伝統文化を教えていただいたり、
若手の方が新しい作家さんを発掘していくような気鋭のギャラリー
を紹介してくださったり、ルーラルカプリ農場さんにも
連れて行ってくださったりと、短いけれど濃い時間が過ごせた。
アーティストって全然歳をとらないんだな。と改めて思う。

同行してくださった福富建設の田林さん、瑞々しい好奇心で
一緒に周れて楽しかった。工房でろくろを回すイメトレ姿もなかなか
サマになっていて…新進気鋭陶芸家の卵が誕生する日も近そう!

いつもながらの東京時間を引きずるびっしり行程だったけれど、
広島でも岡山でもゆっくりと流れる時間を所々で過ごせたので、
あまり疲れを感じなかったどころか、なんだかまだまだ元気。

工悦邑のマイナスイオンを持ち帰ってきたのかもしれない。

 


鬼師という職業


今回の出張、坂田工務店さんのある東広島からの出発となった。
こちら東広島市西条の街並みは非常に特徴があって、どこの家も
赤茶色の瓦屋根になにか突起物がくっついている。
なんとなくその様子を眺めていると、タイルびとが
「ここの瓦はなんでみんなあんなに赤い色してるんですか」と聞く。
瓦は英語に訳すとタイルというだけあって、さすがの食いつきっぷりだ。

坂田工務店の高原社長によると、赤い色はこのあたりの土の色。
また、言われて初めて気づいたのだけれど、瓦屋根に乗っかった
飾り瓦の種類が豊富なのだ。鯱、鳩、鷹、波、宝船…などなど。
あまり大きくなくて鳩など止まっている様子はとても可愛い。
鬼瓦もあり、大黒瓦もいる。「平和」とか「福」「魔除け」など
それぞれに意味があるみたい。さらに屋根棟も結構高い家があり、
わたしがやっとまたげるかぐらいの高さがあるらしいが、この棟の
側面に龍が居たり、瓦を組み合わせて透かし模様になっていたりと、
とにかく非常に凝った屋根ばかりなのだ。装飾の数や棟の高さなど
多少の差はあるけれど、どこの家もだいたい揃っているので、
緑の田園風景に赤瓦が映えて美しく、圧巻だった。こういう景観は
実際に目の当りにすると、守らなくてはもったいないと思わせる。

タイルびとの瓦への食いつきがあまりにもすごいので、突如、
高原社長の計らいで「鬼師」のところに連れて行ってもらえることに。
「鬼師」とは鬼瓦含め、飾り瓦をつくるひと。かっこいい響き。。
みんなで鬼師にあこがれながら会いに行く。
実際お会いしてみると、鬼瓦窯元「賀茂窯業」の鬼師、元岡さんは、
「鬼」とはほど遠いイメージの温厚な穏やかな方。
この日はとても暑かった上に、さらに工房内は非常に暑かったけれど、
忙しい中嫌な顔ひとつせず丁寧にいろんな話をしてくださった。
鬼瓦、思った以上に大きかった。はじめて鬼瓦をつくると、大抵
泣き顔になるらしい。見せていただいた瓦は、ぐっとこちらを
睨みつけて、ものすごい迫力だった。。もう凹凸が尋常じゃない
彫りの深い顔立ちなのだ。この顔を創るのは、相当気合が要りそう。
焼いたとき、割れてしまうことがあるので必ず予備をつくる。
そして大きい物だと乾かすのに3か月かかる。急に乾かすと
割れてしまうので、温度を変える=場所を変えながら
ゆっくりゆっくりと乾かすのだ。これが1か月もの、これが2か月もの、
と、だんだん土の色が変わっていく様も見せてもらった。
なんという手間のかかった作業なのだーーー。

「鬼師」。男たるもの一度目指してみたい職業という気がする。

 

 

 


広島・岡山行ってまいりました

自然をうまく利用したカフェ・レストラン、小さいながらもこだわりのある雑貨店・ギャラリー、地域で活躍されている方々にいろいろとお話させて頂きました。

今回のお店探索において、そういった方々のゆったりとしたエネルギーの大きさを改めて実感した次第です。

気になったアイテムの一部ですがいくつかご紹介します。こちらを購入したお店も近日中にチルチンびと広場に掲載される予定です。

最後になりましたが、3日間で約30件という強行スケジュールをなんとかこなせたのもご協力頂きました広島県の坂田工務店さん、岡山県の福富建設さん、タイルびとこと白石普さん、白石普さんのご両親である陶芸家白石齊さん、イコン画家白石孝子さんのおかげです。

どうもありがとうございました。


初めてのカヤック

まさか、出張中にカヤックに乗るとは思わなかった。転覆を期待しているvigoの視線に若干プレッシャーを感じながらカヤックにのりこむ。

舟を押してもらってぐらぐらぐら、、、足はまっすぐ伸びたまま、オールの使い方もよくわからず広い池に押し出されると、生まれたてのカルガモの雛のような心もとない気持ちに。。進み出した以上は回転して陸にもどらなければならず、オールを動かすと揺れは大きくなり、こりゃまずいんじゃないか?転覆の可能性が頭をよぎる。最悪体を張ってネタづくりをしたとおもえばいいか、と言い聞かせながらジタバタぎこちなくオールを振り回しているうちに、なんとなく要領がつかめてきた。大きくゆったりオールを動かせばOK。

かんかん照りの暑い日だったけれど、水辺は涼しくて、夏の夕方いつまでもスイスイと池に漂っていたくなるような体験でした。アメンボの気持ちがよくわかる。楽しい!おすすめです。


怖い話

夏と言えば、怪談!最近読んだ本をご紹介。

ふりむいてはいけない
ふりむいてはいけない

月刊「Popteen」に連載されていた内容らしい。

最後まで読んだが、タイトルの「ふりむいてはいけない」という理由がよくわからなかった。

 

超怖い話

呪われた街の怖い話/超怖いほんとうの話

左の「呪われた街の怖い話」。おすすめです。

”ぬるい怖さ”はもういらない。

深夜、枕元に立っている白い影よりも、サバイバルナイフを口にくわえながらベランダに立っている影のほうが確実に怖い!

死んでいる人間より、生きている人間の方がはるかに怖いことがわかる内容だ。

 

最後、上記とは全く違う内容。怖くない?!幽霊屋敷。

私の家では何も起らない

私の家では何も起らない

 

やっぱり、読んでいる時は、ホントに怖い。

a-van


韓国旅行 カフェ編 その2

合井駅の周辺は、小さなカフェがたくさんあるエリアだと

行きの飛行機の座席ポケットに入って冊子で見たので

カフェ巡りをしに行きました。

冊子に書いてあった通り、

右も左もカフェカフェカフェ…

どこに入るか本当に悩んでしまうほど

かわいらしいカフェがありました。

中に入らなくても外観がおしゃれなので、

歩いてみているだけで本当に楽しい♪

カフェ大好きな私には、気持ちがハッピーになれるエリアでした。

 

ガイドブックに載っているメジャーな地域ではないのですが、

工事中のお店も多く、

これから、お店ももっと増えて発展するだろうなぁという

予感がしました♪

今回は、ほとんど外観のみの写真でしたが

次回はカフェ最終編なので、

実際に行ったお店を中心にお届けします

(まだ続くんかい!(笑))

ちなみに、韓国のカフェの中には

ライブができるところもあり、インディーズバンドの

ライブも見てきました。

そのお話も次回お届けします(/・ω・)/ amedio


家具職人・まっちゃん 第二弾

前回、テーブルを作ってもらいましたが、今回は、テレビ回りの壁面収納を作ってもらいました。

かなりの収納力で、使い勝手がとても良いです。オープン棚(中央の扉がない棚)の部分だけ、少し奥行を短くして、圧迫感をなくしました。

天井側の棚には、普段使わない鍋や、カセットコンロ、焼酎サーバーなどを収納できます。各扉には、耐震ラッチ(地震が起きると、扉がロックされる金具)が付いてます。

棚

そして、オープン棚の部分にガラス扉を付けて完成です。その棚には、頂いた素敵なグラスなどを収納してみたいと思います。

棚 ガラス

今度は、何を作ってもらおうか?パソコンデスクか、キッチンの吊棚か・・・。

楽しみは尽きません。


続・タネ袋の絵師 ~ 冷えた Suica ~

 

園芸店の店先に並ぶ、タネ袋の絵を描いてきた゛タネ袋の絵師゛の話のつづきである。

 

「好きじゃなければできない仕事ですよ」 
と、その人は言った。 
「ぼくは、葉脈の一つひとつを描くのが楽しみだった。もっと突っ込んで、もっとこまかく、というところへいくのが面白かった。水彩で描くのだけれど、緑を描くのには、苦労した。浅い緑、深い緑 — 緑は光によって、色が変わる。花はそう難しくないけど、野菜モノは、だから難しかった。ぼくの絵は、写真のようであって、写真でない。うるおいをつけくわえたかった。うるおいと写実 —絵と写真の両方のいいところを、表現したかった。そうだ。なつかしさも、つけくわえたかったんです」

そう、絵師は語った。

 

ガーデニングの盛んな季節。そんなとき、昔、タネの袋にも、
情熱を傾けた人がいたことを、書いておきたかった。

もうひとつ。前回、スイカ と Suicaを間違えた一件を書いた。
それにオヒレがつき、私が Suica を冷蔵庫で冷やした
という噂になっていた。まだ、そんなにボケちゃいませんよ、
ということも、書いておきたかった。