『大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!』プレスリリースから
うらわ美術館 及び 埼玉県立近代美術館 の2館同時開催で 『大タイガー立石展』が開かれる、というお知らせが届いた。(11月16日~1月16日まで)
〈絵画、漫画、イラストレーション、絵本……。タイガー立石(本
文章よりも、たくさんの派手な絵がパンフレットを飾っている。「
うらわ美術館 及び 埼玉県立近代美術館 の2館同時開催で 『大タイガー立石展』が開かれる、というお知らせが届いた。(11月16日~1月16日まで)
〈絵画、漫画、イラストレーション、絵本……。タイガー立石(本
文章よりも、たくさんの派手な絵がパンフレットを飾っている。「
本誌の庭の特集にちなんで、村松友視の連載エッセイは「庭と猫」。
こんなふうに書き出している。
〈いまの家に住んでから、私にとって庭は外ネコの舞台となってきた。最初に庭にあらわれたのは、袖萩という名をつけた雌ネコだった。〉
さて、その袖萩がフェイドアウトすると、やけに男前の雄ネコが登場し、これは、高倉健をかさねて、ケンさんと呼ばれる。そのケンさんも、寄る年なみにあらわれ、消え去る。
そして、村松家の庭の昨今は〈そのケンさんの姿がわが庭から消えて何年になるか……近ごろこの界隈の野良ネコが減っているのか、わが家と外ネコの縁も断ち切れたままになっている。〉
と、エッセイは、静かに舞台の幕を閉じている。
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『チルチンびと』秋 109号は、特集「この庭が楽しい」。好評発売中です。
夏の郡上踊りで有名な岐阜県郡上市郡上八幡の上流、大和町。国道から山あいの道をくねくねと登ると栗巣川の上流にたどり着きます。上栗巣地区、通称母袋は約38世帯の小さな村。緑を抜けると村のはずれに小さな一軒家がありました。「とまりぎ 山ノひゃくせい」は、民宿・喫茶で、どぶろくづしりもしています。……
こんな書き出しで始まる「つながる人びと」は『チルチンびと』の異色連載。ページを開くと、お店で働く3人の笑顔。緑に囲まれた店。カフェのランチ。麦ごはん、大根とセロリのスープ、ナガイモコロツケ、クルミ味噌、ゴボウサラダ……などなど、1500円の食卓。それらの写真を見ることができる。人里晴れたここ、店が開く週二回は 賑わいをみせるという。
ぜひ、いちど。
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『チルチンびと』秋 109号は、特集「この庭が楽しい」。好評発売中。
秋。コーヒーのおいしい季節になってきた。
『チルチンびと』の連載コラム「小笠原からの手紙」は、毎回、独特の島の話題を書いてたのしいが、今月は島の コーピーノキの話。こんなふうに。
〈…… 小笠原は明治初期に日本の領有として認められ、明治政府による開拓が始まった。コーヒーは、当時の内務省勧農局が有用植物として選定した数少ない作物の一つであり、国内初の栽培が始まったという。この事業にかける資金や。導入規模の記録からみても、コーヒー栽培は国家の威信をかけた挑戦であったともいえるだろう。〉
ところが、収穫に至るまでの年月の長さや、それまでの苦難などから、この事業は殖産に値しないと縮小。六万本あったコーヒーノキの苗木のうち約九千本が島民に払い下げられた。そのコーヒーノキを、農園の片隅に植えた人がいた。そのキは、戦争を経て、戦後を過ごし、命を繋いできた。そして、いまも小笠原の地に存在する。この巡り合わせ。それを繋いできたひとびと。
小笠原とコーヒーノキの歴史は、一杯のコーヒーの中に、かなしくブレンドされて存在する。
……
「チルチンびと」秋109号は、特集「この庭が楽しい」。好評発売中。お早めに書店へ。
『チルチンびと』109秋号が、売れ行き好調です。特集「この庭が楽しい」は、秋晴れにぴったり。
そんな 賑やかな記事の中で、連載「塗り壁の四季」(小林澄夫)の「庭と壁」が、心にひびく。 こんな書き出しだ。
〈庭という言葉で私が思い出すのは、茶室の露地でもなく、山水の庭でも京都の町屋の坪庭でもない。子供の頃、農家で“ニワ”といっていた庭のことである。庭で遊びなさい、おもてで遊びなさいとよく言われた。そんな庭である。…… いつもは子供が遊ぶだけのなにもない、空っぽの地べたの庭のことであった。〉
そして、こんなふうに続いていく。
〈このなにもない、生垣に囲まれただけの空っぽの土の地べた。人だけではなく、虫も鳥も犬や猫も小さな生物もやって来た。人と自然との入会いの庭。そんな地べたの土が立ちあがり土塀になり、壁になった農家の住まいのことを懐かしく思い出す。………)
このコラムを、味のある脇役の役者、のように思った。
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『チルチンびと』秋109号は、好評発売中。お早めに書店へ。
「今日は、何の日」というと 、たいてい何かの日であるようだ。例えば、十月早々の例をひくと
十月二日 豆腐の日
十月三日 登山の日
十月四日 天使の日
という具合である。
こんなふうに、数字の語呂合わせのことが多いように思われる。
では、十月八日は、何の日か、ご存知? そうです。「木の日」です。『チルチンびと』別冊63号「日本の
さて、その「木の日」にちなんで、全国一斉木育イベントが催さ
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伐採ツアー・木工ワークショップ・木の家見学会・山と林業についてのパネル展示など
日本各地の地域工務店25社が木育イベントを開催します。
【開催日程】
2021年10月8日(金)~11月21日(日)
※詳しくは「森のとびら」公式サイトをご覧ください。
西荻窪駅南口、路地の奥左手のコーヒー店「ダンテ」が、閉店した
木の扉をギシギシいわせて開けて入る。すぐの階段を降りると、カ
閉店してしばらく経つのに、店の前にはカメラを構える人が何人も
寂しい秋。
『ピーター・シスの闇と夢』(練馬区立美術館 9月23日~11月
〈チェコスロヴァキア(現 チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家のピーター・シ
と、この展覧会のパンフレットに、ある。
ファンの方、ぜひ。
陶芸家としてだけでなく、インスタレーションなどでも国内外で活躍するダグラス・ブラックさん。彼自身の作品のような、個性あふれるセルフビルドの自宅兼工房を訪ねた。
ダグラスさんの家は、焼き物の郷として全国的に知られる栃木県の笠間と益子。そのどちらからもアクセスのよい茂木町の、ゆるやかな那珂川の流れを望む高台にある。
ここでは、魅力的な作品、作品の舞台裏、そして彼の「住まい観」をたっぷりのぞかせてくれる。
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『チルチンびと』秋 109号は、「特集・この庭が楽しい」。風土社刊。好評発売中。お早めに書店へ!
『チルチンびと』秋 109号に、「職藝学院を訪ねて」というユニークな記事がある。富山市にあるその学校について。こう書かれている。
〈……学校の創設者である稲葉實さんは、「ものづくりの職人技と名人藝を因数分解して『職藝』という名を冠した」と語る。日本の伝統的な職人技術=職と用の美を追求する工芸品の芸術性=藝を結んだ。伝統技術の大系を身に付けるため、実習を中心に基礎から実践までの幅広い教育が行われている。〉
建具大工、家具大工、そして、造園師・ガーデナー。各教科での先生と生徒の充実した表情を、ぜひ、ごらんください。
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『チルチンびと」秋109 号は、好評発売中です。お早めに、書店へ。