その他

承前・西荻窪散歩

 『チルチンびと』夏号の取材に同行して、西荻窪を歩いている。同行ったって、ナニ、道案内みたいなものだ。
 このあたりに暮らしている方なら、おわかりだろうけど、店として目立つのは、喫茶店、カレー屋、アンティークショップである。
 カフェなんていう軽いものでなく、木造の築何年というカンジの喫茶店が、いくつもある。インド風だったり、欧風だったり、店の横を通ると、プンとカレーライスの香りの漂う道があちこちにある。アンティーク関係は、古本屋さんを加えれば、70軒はあるだろう。こういう店模様は、神田神保町と、なぜかよく似ている。
 植物学者のY先生の話によると、忽然と海のなかに島が誕生したあと、そのハダカの島を緑にそめていくための種子は、鳥と波と風が運んでくるのだという。西荻窪の町を歩いていると、古くからのどっしりした店、開店したばかりのウイウイしい店といろいろで、それぞれの貌を持つ。店というのも、ひょっとしたら、鳥や波や風が、あちこちから運んできた種子から、生まれるのかもしれない。

西荻窪 MAP


セツ・モードセミナー

セツモードセミナー

 この゛広場゛の制作スタッフのМさんと、初めて会って話したとき、彼女は「わたし、セツに通っていました」と言った。その途端、あの学校の風景が目に浮かんだ。校舎脇の階段。休み時間の賑わい。聞こえてくるセツ先生の大きな声。あの雰囲気のなかで育ったひとが始める仕事なら、手伝わないわけにいかない。
 私は、絵を描くのは苦手だったけれど、学校には、よく遊びに行った。おかげで、たくさんの「才能」と知り合った。みんな、気持ちのいい人ばかりだった。雑誌の編集部にいたとき、若い人がイラストを持って、訪ねてきた。セツの生徒だとわかると、私はかならず喫茶店に誘って、学校の話をした。そして、たくさんの若者たちと知り合った。— そんなことを思い出したのは、「長沢節さんが残したもの」(『天然生活』4月号)を読んだからだ。その記事で、セツ先生のよきパートナーだった星信郎先生が、話している。


 「生活全般において、美意識をもって生きるということを、身を挺して教えてくれた人だったね。人は生まれてきてだれに出会うかで人生が決まるところがあると思うんだよ。そういう意味で、僕たちが節先生に会えたのは、とても大切なことだったんだよ」


北海道トマム旅行♪

旦那さんが2月29日生まれというレアな誕生日のため、

4年に1度、お誕生日がある時は、ちょっぴり盛大です。

 

今年は、リクエストにお応えして、スノボ旅行に決定。

 

…といっても、わたくし、amedio運動神経悪いのです…。

リフトから降りられず、反対側に行きかけて

止めてもらったこともあるし…。

バタリと転んで、頭の上をリフトが通過という

ヒヤヒヤ体験も2度3度の話ではございません…。

 

 

今年こそは!「リフトを降りられるようになる」という

恐ろしく低い目標を持っていざ北海道へ!

 

シーズンから少し外れていることもあり、

個人レッスンが、とてもお安く受けられるとのことで

数時間レッスンも受けました!

 

スパルタ先生にあたってしまい…

一度だけリフトを助けてくれましたが

その後は、ゴンドラへ乗りてっぺんへ…。

ヒドイ…・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 

しかも、私気付きました…。

高所恐怖症だということに…→遅い…。

 

スパルタ先生は、中級を滑ろう!!と何度も誘っていましたが

本当に足がすくんで無理だったので、

クロスカントリーのコースをゆっくりスノボで下山…。

これは、もう滑るというより本当に下山です。

 

時間もちょっとかかったけれど、

このスパルタレッスンのおかげで、少し滑れるように

なりました(^_^)

そして、気が付いたら、リフトも降りられるように

なっていました!!

 

スノボ中

 

うんうん!目標はクリア…。

 

なだらかなところをマイペースにゆっくり滑る方が

私には楽しいみたいです…。

パウダースノー

年齢を重ねると、いろいろなことへの挑戦に腰が引けて

しまうこともありますが、ほんの些細なことでも

できることが増えるというのは嬉しいですね(^_^)

 

毎年、何か1つずつできることを増やしていきたいものです♪

 

自分に見合ったハードルを見つけて

飛び越えて飛び越えて、

これからも元気いっぱい前へ進みたいと思いました♪

 

amedio(^_^)

 

 


お手紙☆

ときどき、ふと誰かに手紙を書きたくなり

カフェに入って、ペンを取り出します。

手紙



 

メールが主流となってしまった今日この頃。

それでも、家に帰ると、まずポストを開けて

何か届いていないかなぁ?と期待してしまいます。

(でも、現実は、企業のDMか請求書でガックリしちゃいます…苦笑)

 

私が手紙を書く相手のメールのアドレスは知っているし、

メールの方が絶対に早い&安いということは

わかっているのですが、それでも、相手のことを思い浮かべながら

1文字ずつしっかり考えて書くという作業が

大好きなのです。

 

文字を“書く”機会より、“打つ”機会が多くなり

いざ、手紙を書くとなると「あれ?この漢字ってどう書くんだっけ?」と

手が止まることも多いですが、せっかく日本人に生まれたのですから

漢字の一筆一筆も大切にしたいです☆

 

時々、こうやって思い出したように手紙を書くと

お返事をもらえることも多いです。

ポストを開けて、自分の名前が書いてある

封筒を見つけると、本当にとっても

温かい気持ちになります(^O^)

 

皆さんも、時々、相手の顔を思い浮かべながら

お手紙タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

amedio(*’-‘*)

 


寒中冷麺

雪の朝

「地球温暖化というのは、疑問だという説があるんですね」と、お馴染み、小笠原からいらした安井隆弥先生が言った。「私も、そう思いますね。小笠原も、例年より2℃低く、16℃。みんな、寒い寒いと言ってます」
それから数日後、東京にも雪が降った。
雪の朝、シャーベット・ロードに滑り、『チルチンびと』を発行する風土社の2人の社員、T青年とA小町が、転倒したという。
「ツルツルびと」ですねと、私は、くだらない冗談を言った。
その日の夕方、友人がきて「冷やし中華を食べに行きませんか」と誘った。エッ、と私。
「ほら、寒中水泳とか、滝に打たれるとか、あるじゃないですか。われわれは、せめて食事で、身もこころも、鍛えましょうよ」
神田神保町には、「揚子江菜館」という1年中、冷やし中華を提供する店がある。私たちは、白い息を吐きながら、そこへ向かって歩いた。


八丈島の詩人

空の広場

 清水あすかさんから、手紙をいただいた。清水さんは、八丈島に住む詩人である。彼女については『現代詩手帖』の読者の方だったら、お馴染みかもしれない。私は、なんとなくご縁ができた。お目にかかったことは、ない。ときおり、゛1通の詩集゛をいただく。彼女の絵と詩で描いた「空の広場(クウノヒロバ)」である。今回の作品はこんなふうだった。

   明日をしない支度。

 チャイコバーバは年をとって年をとって
 小さくというより、肉になっていくのだ。
 骨もやわらかくなってしまい
 人のかたちをしているのが難しいのだ。
 ————–

 これは、ほんの冒頭の部分である。私には、この詩を批評することはもちろん、上手にご紹介することもできない。できるのは、これを好きになるということだけだ。さて、この1篇を、どう撮影しようかと考え、結局、神田の小さな公園で撮った。風の冷たい日だった。


入試必勝法

kit kat

こんなことは、受験生やその周辺のひとにとっては、ジョーシキらしいが、私は知らなかった。
Kit Katというお菓子がある。ウエハースをチョコレートでくるんだもので、ストレートの濃い紅茶やコーヒーでカリカリかじるのは、わるくない。それを買いに行ったら、売り切れていた。
「センター試験用に、受験生が買ったんですよ。Kit Kat= キットカット = きっと勝つ、というおまじないです」と、知り合いのひとがいった。そのひとにも、高3の息子がいる。
「お宅も、買ったの?」
「そんな。誰もがやっているようなことをしても、勝てませんよ」といって、彼女は、ある洗濯用の洗剤(特に名を秘す)を挙げた。「これはねえ、使ってみるとわかるけど、汚れが落ちないの。それで洗濯したオチナイ下着で、息子は試験に行かせます」


テツコの部屋

12月に京都旅行へ行ったとき、

トロッコ嵯峨駅にあるジオラマを見たい!!と

一緒に旅した友達に言ったら

「トゥールル トゥルル トゥールル」とあの名曲?!を 歌われ

一日中「テツコ」と呼ばれました(笑)

 

でも、実は時刻表も読めないし、 種類も型番もわからない…。

テツコではなく、鉄道がちょっと好きな ただの子です(笑)

 

小さい頃から、電車は好きだったので、

なんとなく「かっこいいなぁ」っていう電車の形があったり

運転席(ほら、車のハンドルとは全然違うでしょ♪)とか興味あったり

まっすーぐ伸びた線路が心地よかったり

ガタンゴトンというあの揺れとか (今はずいぶん、静かに走るけれど…)

あと、今ではあまり聞かなくなってしまったけれど

切符を切るあの音とか、今でも好きです☆

 

トロッコ嵯峨駅では、本物の電車のハンドルを使って

Nゲージという電車の模型を走らせることができて

ご満悦でした☆

 

さてさて、実は、私の旦那さんも テツオまではいかないけれど

鉄道がちょっと好きな ただの子で(笑)

機関車とかレトロな電車とか

あと、変わった駅とかには興味を持っています。

 

先日も「ねーねー、なんかNゲージカフェが有楽町に

できたらしいから行こうよ!行こうよ!」と誘われ

行ってきました(^_^)

お店に一歩入ると、鉄道グッズが売っています。

そして、お店の真ん中にNゲージが走っていました。

休日だったため、家族連れも多く、

子どもたちは食い入るように走る電車を見ながら

お子様ランチを食べていて、 ほほえましい光景でした。

 

そんな中、大人2人(笑)は

Nゲージを見ながら

コーヒータイム♪

 

 

テツコとテツオではないけれど

傍から見たら絶対に そう思われていただろうなぁ…。(/ω\)

 

この中途半端な鉄道夫婦の感じが

ちょっと恥ずかしい(*ノωノ) amedioでした


浅草寺の一歩奥

お正月を少し過ぎた頃

浅草寺へ行ってきました。

 

「和」・「粋」という言葉が

ピッタリの浅草

 

おじいちゃんの会社が浅草にあったので

小さい頃からときどき遊びに行っていたので

今では年に数回しかいかない場所なのですが

ただいまー!!という気分になります。

雷門

有名な雷門の提灯の下をくぐり、

その提灯の下に描かれた

にらみをきかせた龍にごあいさつ

龍

提灯だけに目が行って

すーっと通り過ぎてしまう人も

たくさんいますが、

この提灯の真下の龍のデザインが

かっこよいのです!!

 

そして、今年も一年健康に過ごせますように☆と

お参りをして

いつもはあまりいかない

浅草寺の裏を散策してみました。

 

すると…どーんとした

市川団十郎の像を発見!!

市川団十郎

浅草寺の真裏にあるとは知りませんでした。

 

さらに、そのすぐ近くに小さな銭塚地蔵堂を発見。

参拝者は塩とお線香、お灯明のローソクを

分けてもらってお供えする…という

ちょっと変わった御堂なのです。

※神聖な場所だったので、写真は撮りませんでした…

 

お参りをするとすぐ右にかんかん地蔵という名前の

お地蔵様がいらっしゃいます。

 

昔は、大日如来の姿だったということなのですが、

地震や火災で、頭や手や手などの形はすでになく

参拝者たちは、かんかんと2回ほど

石を打ってお参りします。

 

浅草寺というと仲見世や提灯ばかりに

目が行ってしまいがちですが、

ほんのちょっと奥に一歩踏み込むと

また新しい出会いがあるのですね~☆

 

下町大好き☆なamedioでした(^O^)


アイリッシュ・コーヒー

寒いね。アイリッシュ・コーヒーをつくろうと思った。本を読むと、ほら、いいじゃないか、アイリッシュ・コーヒーの起源は、極寒のアイルランドの飛行場で、搭乗を待つ乗客のサービスのために誕生した、とある。
しかし、レシピによって、砂糖も角砂糖、ザラメなどいろいろで、ウイスキーの量もまちまちだ。なかなか、うまくいかない。というとき、長田弘著『私の好きな孤独』を貸してくれたヤツがいた。アイリッシュ・コーヒーの章を読めという。こう、あった。
— 必要なもの クリーム、濃厚なることアイルランド訛のごとく。コーヒー、強きこと友の手のごとく。砂糖、甘きことペテン師の舌のごとく。ウイスキー、滑らかなることアイルランドの機智のごとく。
— そして、最後に、注意として、クリームはかきまぜず、それをとおして熱いウイスキーとコーヒーを飲むのが最上の風味。とあった。
なにごとにも、゛詩のこころ゛は、大切だ。さ、できました。クリームをとおして゛熱いこころ゛を飲んでくれ。

アイリッシュ・コーヒー