コナス成長期その3

コナスの実が成りました。みっつ。

花はもっとたくさんついていたのだけれど、どんどん落ちたりして、

この日差しの強さで1日家を空けただけでしょぼんとしおれたりして、

もうダメか!?と思う日もありました。でも頑張って乗り越えてくれて、やっと三つ。

コナスにしては、もうじゅうぶんに肥えてるんではないか?

と最初の1個を収穫してしまったのですが、

 

初収穫した最初のひとつ

 

そういえばパッケージには、もっと大きな実の写真が載っていたことに気付いた!

形がかわいいので、もうすこしキッチンに飾って眺めようと思います。

 

 


能登に帰る

能登に帰って必ず行きたい場所は珠洲市にある「gallery 舟あそび」。

今回開催されていたのは、「全 日根 陶展」。

「全 日根 陶展」

硯と水差しセットが欲しい。しかしながら、持ち合わせが足りずお香入れでがまん。がまんと言っても気にいってる。

特に、合わせたところに薄く朱色の線が見えて、それが乳白色の面に良い具合にあっているところ。といのも、わざわざなのか釉薬のまわりに朱色を引いている感じなのです。

せっかく、全日根さんご自身がいたのに聞き忘れてしまいましたが。

次回の企画展は「正倉院の夢展 ~つくり手との古の旅~」9月 2日(金)~ 9月11日(日)。

正倉院をテーマに4人の作家さんの作品が展示されるようです。郡司慶子さんのボタンが楽しみです。

お香入れ

全日根さんに触発され、家に帰り蔵探索。

古九谷茶碗を発見。あまり上手な作品とは言えませんが、手書きのなんとも言えない風合いがあります。

左の茶碗の裏には角福印があるところをみる江戸時代後期のもののよう。九谷というともっと派手な色合いをイメージしていましたが、こういう普段使いの藍九谷と呼ばれるものもあるみたいです。

印もなければ、蓋をあけた内側の絵なんかはなんとも適当なのですが、どちらかと言うと右側の茶碗の方が好き。

古九谷 茶碗

そんなことで、陶器を抱きかかえて帰ってきました。

そして、チルチンびと広場は来月、北陸[富山、石川、福井]にお店探しに行ってきます。

 


だまこ鍋とババヘラアイス

毎年、お盆の時期になると、五城目町のお祭りに参加するために秋田に行きます。

 

amedio…実は和太鼓やってます(笑)

 

もう、10年以上前から、秋田での演奏は、私の夏の恒例行事。

 

お祭りの後に、秋田の方々が用意してくれる「だまこ鍋」をいただきます♪

だまこ餅といわれる、お米をつぶして丸めたものが入った鍋。

暑い夏に、この鍋を食べるのがとっても楽しみ♪

八郎潟周辺が起源のようで、五城目町では家庭で作ることもあるけれど、

だまこ鍋のお店もあるそうです。

 

毎年、お祭りのメインステージあたりと宿舎の往復になるので

狭い範囲しか移動をしたことがなかったのですが…、

今年はお祭りの会場が、五城目朝市の場所だったので行ってきました(^_^)

 

すると…

なんと…

ご当地キャラクターができていました!!

 

だまこマンファミリー!!

 

 

サングラスが素敵♪(^_^)

 

 

あと、秋田での楽しみといえば、ババヘラアイス。

 

「ばばぁが、ヘラで盛りながら作るアイスだから、ババヘラなんだよ」

 

最初に聞いた時は、衝撃を受けたこのアイスの名前。

ほっかむりを被ったおばちゃんたちが、パラソルの下で

ヘラを使いながらアイスを盛りつけてくれます☆

 

最近は、「ギャルヘラ(アルバイトの女の子)」とか「アネヘラ(おばさんと呼ぶには若い女性)」もあるらしいです。

 

アイスはすごく懐かしい味で、バナナ味とイチゴ味のミックス。

舌触りはちょっとシャーベットに近い感じ。

 

盛りかたは、いろいろとあって、薔薇盛りやチューリップ盛りなどもあります♪

 

今回のは薔薇っぽい♪

 

太鼓の演奏は、ステージ1回と、パレード1回。

怪我もなく無事に終わりました♪

今回の演奏も、秋田の人たちの心に残ってくれるといいな~(^_^)


職人さん

おじいちゃんが職人だった頃に作った後期の作品。

おじいちゃんは木工所を経営し、自らも家具職人であった。

灰皿とタバコ入れ

灰皿とタバコ入れ


材料は、チーク材、シオジ、サクラを使用しているらしい。
(85歳のおじいちゃんに聞いたのであってるかは不明・・・。)

灰皿とタバコ入れ 蓋

左側にタバコを入れておく

中の仕切りは何に使うのか?!?!

取っ手

持ち運びやすいように取っ手付き



35年以上も前に作られたものだ。現在も全く遜色がない。
何より雑に扱っても壊れない!


やっぱり手作りのものは長く残るんだな〜と思った。

a-van


ムーミンと仲間たち―作家トーベ・ヤンソンからの贈り物―

お盆は夫の実家に帰省。その間、山梨県立美術館に行ってきました。

夏休みということで親子向けの特別展「ムーミンと仲間たち―作家トーベ・ヤンソンからの贈り物―」というのをやっていた。ここにあるミレーの作品もとてもいいので何気なく立ち寄ったのが、これがなかなかどうして大人向けの内容だった。原画を元にした、130点余りのデジタルリトグラフ、小粒でもスパイスの効いた作品ばかりが集まっていて見ごたえがある。登場人物の誰もがそれぞれに独特で、変な癖があったり、何か気になる興味深いキャラクターばかり。自然の描写力もすごい。海の大波の迫力とか、ムーミン谷の季節ごとの景色、ムーミン一家の家の間取り図の細かさにいたるまでどこにも手を抜かない。カラーの作品も、初版絵本の表紙も全部欲しくなる、食べたくなるような絶妙の色合い!まさしく神は細部に宿るのだ!

作者本人がムーミンの世界に夢中になっているのがよくわかる、愛情を感じる絵ばかりだった。世界の多くのファンを虜にしてしまう秘密はそこかもしれない。往年のファンには常識なのだろうけど、私は作者のトーベ・ヤンソンを女性だったことすら知らなかった。若いころから「グラム」という風刺雑誌の表紙で、ヒトラーやスターリンの風刺画を描いていたらしい。風刺画の片隅に小さな小さなムーミントロールが顔をのぞかせている絵もあった。深い人間に対する洞察力があるからこそ生まれた鋭い政治批評と、愛すべきムーミン一家が暮らす理想郷、ムーミン谷の世界。

つらいことから目をそむけず批判精神も持ちつつ、いつもユーモアと愛情も忘れないで。というトーベ・ヤンソンからのメッセージを感じた。親子連れやファンの人たち以外にもぜひ知ってほしいこの世界。彼女の書いた小説も読んでみたいのです。

 


『上を向いて歩こう』

 大震災のあと、『上を向いて歩こう』 が、たくさんの人にうたわれ、たくさんの人のこころをとらえたことに、驚く。さて、それとはべつに、永六輔さんは、自身のこんな゛ニガイ体験゛についても、語っている。

 — 近年、永さんは、せかせかと前傾姿勢で歩く度合いが、はげしくなった。そして、運悪く、転倒することも、増えた。それを直すための治療が始まった。大またでゆっくりと歩くように、というトレーニングが、病院で行われたとき、歩行訓練の担当者が提案した。「そうだ。『上を向いて歩こう』を、うたいながら、歩きましょう。この歌、ご存知ですよね?」 

 その担当者は、隣にいる男性が、歌の作詞者本人であることを、知らない。しかし、永さんは、言われるままに、『上を向いて歩こう』をうたいながら病院の廊下を歩いた。病院のなかには、永六輔さんであることを、知っているひとも多い。その情景にさまざまな視線が集まる。 — 哀しいような、痛ましいような、そして、少しおかしいような。

 ところで、永さんは、名字にちなんで、「エイ」のいろいろ — 絵葉書、アクセサリー、置物などなどの蒐集をしている。今日私は、近くの市場で「エイのヒレ」を見つけた。これは、これは。早速、残暑見舞いをかねて、さしあげる手配をしたところである。

エイヒレ


皇帝の愛したガラス

皇帝の愛したガラス

東京都庭園美術館にて開催されている「皇帝の愛したガラス-Glass Admired by the Russian Tsars-」

展示構成は、1章[ルネサンスからバロックの時代へ]、2章[ヨーロッパ諸国の華麗なる競演]、3章[ロマノフ王朝の威光]。

無色ガラスに、糸状の乳白色ガラスを挿入した鉢やカップ。どういう工程で出来上がるのか想像もつきませんが、このような質の高い技術が15世紀~18世紀の時代にすでに確立されていた事に驚きです。

鉢・タッツァ

鉢・タッツァ ヴェネチア 16世紀後期

一番、私が魅せられたのは、ナポレオン1世のモノグラムのある旅行用タンブラー、革のケース入り。Nの文字の下にカットを入れ、その下に細やかなカット、そして、グラスの底の部分に湾曲したカット、それが外側の大きめのカットに反射してまた別のカットが映し出される。美しい。

旅行用タンブラー、革のケース入り

旅行用タンブラー、革のケース入り フランス、19世紀初頭

他にも素晴らしい技術の数々。

それらが陳列されている館内、玄関には、René Laliqueのガラス・レリーフ扉があり、ところどころにアールデコ的な装飾がほどこされた列柱やベランダ廻りのレリーフなど、庭園美術館は建物そのものが美術品と言ってもよいのではないでしょうか。

そういった事も含め、十分に満足できます。
この展覧会は9/25(sun)まで開催されています。

 


サプライズ~♪

サプライズで、旦那さんからプレゼントをもらいました。

 

グローブ

 

私が好きなアーティストのシンボルとなっているグローブ♪

 

ちなみに、このグローブは、

スワロフスキーでクリスタルを買ってきて、

旦那さんがコツコツと手づくりで作ってくれたそうです。

 

「貼るの大変だったよ~。ピシ~ってなるように計算したし♪」と

笑いながら言っていた旦那さん。

 

1粒1粒貼り付けるの本当に大変だっただろうな…

と思うのです…。

 

 

この手づくりのグローブ♪

世界に1つしかない私の宝物です。

 

amedio(^_^)


神保町で「版十展」

 10数年前、ぴかぴかの社会人1年生だった私の勤務先は神保町。気づけばその魅力にどっぷりはまり、6年後、会社の移転とほぼ同時に転職を決めたときには会社が移転するから辞めるんだろうと疑われたものです。その後、色々な場所に勤務したけれど、神保町以上の街はめったにないです。昨年「チルチンびと」編集部との出会いを機に、再びこの神保町を訪れる機会が増えました。ここは一週間、いや一か月でも毎日違う店で美味しいカレーが食べられる、カレー天国。老舗の素敵な喫茶店もたくさん。かつて私(の胃袋)を支えてくれた街。そして膨大な古本屋がひしめく、知的好奇心をも満たしてくれる街。

 そんな愛すべき神保町の老舗文房具屋&ギャラリー「文房堂」にて、友人の節風歩(せつ かざほ)さんから版画展をしているとお便りをいただいたので、観に行ってきました。せつさんには以前お仕事でイラストを描いていただいたことがあり、「思いっきり変な怪人みたいなキャラクター」をオーダーしましたが、どこかぽわんとして、可愛くてとぼけていて、思わず笑ってしまうゆるーい独特の世界。淡い色が重なり合ったところに、ワンポイントがくっきりと浮かび上がる感じなどは版画ならではの味わいなんだろうと勝手に想像してますが、そのせつさんらしさは変わらず、とても素敵な作品でした。

グループ展なので個性の違う作品を色々観られるのも面白いです。10人の女性による「版十展」は8月13日(土)まで。ノスタルジックな夏の版画展で、涼しい気持ちになれますよ。 神保町散策がてらに立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

 


かき氷の微笑

かき氷

 ゛かき氷評論家゛ と、これはまあ、私が勝手につけたのですが — そういうひとが、いる。 「近場でどこがいいか、教えてくれよ」 と、私は訊いた。

 「西荻の゛甘いっ子゛かな。超人気。いま時分だと、お店の外に早くから行列ができています。例えば、氷イチゴだと、ほかの店のシロップとは違い、イチゴジャムというカンジのソースですね。十条の゛だるまや餅菓子店゛は、天然氷がウリ。なんでも、日光から運んでいるとか。食感にありがた味がある。あとは、山の上ホテルのコーヒーパーラーかな。作家の方が、あのホテルのてんぷらのことは、よく書いていますが、かき氷は、あまり —」

 行ってみた。入り口におなじみの゛氷゛の、のれん。フルーツ寒天のかき氷、1050円 (写真)を注文。スプーン、フォークなどが、きちんと並べられ、かき氷とは言え、厳粛な気分になる。ふんわりした氷の中に、あちこち寒天ゼリー、サクサクサク。シャロン・ストーン主演の『氷の微笑』 という映画があったな、などと、意味のないことを考えている。