2011年6月10 の記事一覧

これ、何に使うものだかわかる?

蝋燭を消す道具

今はもうありませんが、塩見さんのお店「ガスリーズ・ハウス」で購入した一品。
なんとなく、形が気に入ったので玄関にでも吊るして飾っておこうかと思っていたのですが…。

「これ、何に使うものだかわかる?」と、塩見さん。
「うーむ…。」
「昔はね、蝋燭を消す時にこういった道具を使ったんだよ。」
「なるほど。」
「口で吹き消すより、芯がきれいに残るんだ。」

蝋燭をつけて

蝋燭をつけて

消した後の蝋燭

例の道具で消してみた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく、実験。おおー、芯がきれいに残ってる。更に、消した時に口で吹き消した時より煙と匂いも少ない。

思えば、塩見さんのお店ではアンティークに限らずいろんな雑学?なんかの話をしてくれたな。
そういった塩見学、チルチンびと広場のコラム「古道具屋の西洋見聞録」で拝見できます。
また、今月4日発売のチルチンびと67号「古びの美が宿る家」でも登場しています。こちらは、住宅として使用するために、古い病院を改修する話です。ドアや取っ手、窓枠なんかにも塩見流のこだわりが感じられます。
合わせて、ご覧下さい。