2011年6月3 の記事一覧

予告篇

オイシイおせんべいのヒミツ

 映画の予告篇は短いほうが、映画館に喜ばれる、と、亡くなった映画監督の伊丹十三さんが語っている。 
 —-つまりね、予告篇が長いと休憩時間が食われる。休憩時間が食われると売店の売り上げに響く、ということで、一分の予告篇でも嫌う館があるんです。 (『伊丹十三の映画』から)
 そうか、知らなかった。予告篇とは別に、テレビで映画を紹介するときに使う、場面集もある。それについては、こうだ。
  —–ええ。これね、ここは見てほしいという場面を並べるわけだけど、しかし見せ過ぎちゃいけない、だからいかにも面白そうだけど肝腎のところは見せないという、その呼吸が難しいので、あまり人にまかせられないわけです。 (同書から)
  何の話かというと、私は予告篇をつくろうとしていたんです。6月8日から、この゛広場゛で公開される「手焼きせんべいのヒミツ」の予告篇を、短く、見せ過ぎず、いかにも面白そうに書くつもりだったんですよ。