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花醍醐と五分散り

花醍醐と五分散り

 

花醍醐という言葉を、岡野弘彦氏の文章で知った。〈『東京新聞』4月11日夕刊・美しく愛(かな)しき人々〉。


……


 吉野山の桜が咲ききわまった頃、風がぴたりと静まって不思議な静寂が続いたと思うと、俄かに山が鳴り突風が吹き起こって、全山の花を空に吹きあげ、一転してゆっくりと地にふりそそぎはじめる。魂をうばわれるような美しさを、「花醍醐」というのだそうな。


……


花見をしたくなって、井の頭公園に出かけた。途中の道で、帰ってくる友人とすれ違った。「咲いてた?」というと「五分散りかな」と答えた。

 

 


東京アート アンティーク 2017

東京アート アンティーク 2017

 

「数寄です、美術の街」というコピーがついた、この催し。4月14日、15日に、ひらかれている。東京日本橋、京橋界隈の古美術店、ギャラリーなど、約80店が参加する。

日本橋の壺中居から、歩きはじめる。表通りは変わったが、裏通りにはまだ懐かしい感じが残っている。姿を消してしまったのは、喫茶店だ。ひところは、「京は茶どころ」にひっかけて「京橋は茶どころ」といわれたものだった。紐を扱う店があり、そこには縄ばしごも売っていた。スダレをつくっている店もあった。みんな、とっくに姿を消した。

骨董を扱う店はしっかり残っている。そういえば、おいしいと評判の焼き鳥やさんも健在だ。焼き物は、長持ちするのだろう。
京橋生まれ、京橋育ちの北原照久さんが、このイベントの小冊子に、〈京橋はまさに歴史と未来の交差点〉と書いている。歴史とは日本橋で、未来とは銀座のことのように思われた。

 


春の野山へ

カタクリの群生地

 

金沢の市街地から車で20分ほどにある「平栗いこいの森」。カタクリの群生地へ。カタクリは北側のなだらかな場所を好んで生育するらしく、このあたりは一面の紫。

 

クロモジ

 

その他、クロモジ、キブシにスミレサイシン、トキワイカリソウなどなど。いろいろ春です。

 


便利なテンペ

 

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テンペとは、

煮た大豆をテンペ菌で発酵させた

インドネシアの伝統食品。

 

発酵食品だが、

くせが少なく、栄養価が高い。

 

ほんのり、

チーズのような味わいだ。

 


ふたたび「花森安治の仕事」

花森安治の仕事

 

もういちど、見ておきたいと思って「花森安治の仕事」展へ行った。もういちど、と思ったのは、『「暮しの手帖」とわたし』(暮しの手帖社)という大橋鎭子さんの著書を読んだからだ。その本に、花森さんのこういう文章があったからだ。


……


   雑誌作りというのは、どんなに大量生産時代で、情報産業時代で、コンピューター時代であろうと、所詮は〈手作り〉である、それ以外に作りようがないということ、ぼくはそうおもっています。
   だから、編集者は、もっとも正しい意味で〈職人  アルチザン〉的な才能を要求される、そうもおもっています。〉


……


展覧会は、4月9日で終了です。

 


漱石、母校、春

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4月6日。お茶の水小学校の入学式。人気のうどん店「丸香」の行列がとぎれたあたりに、その小学校はある。
門の横の石碑に ……

吾輩は猫である
名前はまだ無い
    明治十一年    夏目漱石
   錦華に学ぶ

……の文字。

今年は、漱石の生誕150年、没後100年にあたる、という。漱石の通った錦華小学校は、のちに統合され、お茶の水小学校となった。その母校の入学式。今日、校庭の桜は、満開だった。

 


セツ・モードセミナー 閉校を見送る展覧会

セツ・モードセミナー  閉校を見送る展覧会

 

「セツ・モードセミナー  閉校を見送る展覧会」に行った。地下鉄を、四谷三丁目で降りて、6,7分のところにあるカフェギャラリー「ゑいじう」でひらかれている(4月23日まで)。お店の 1、2階に、卒業生100人の絵がかざられている。樹木希林さんの、セツ先生との想い出のハガキも、あった。

100人100点の絵をみていると、『大人の女が美しい』(長沢節著・草思社文庫)に書かれた、穂積和夫さんの解説の文章を、ふと思い出した。

〈セツ流の生き方を妥協することなく本当に徹底したのは、結局セツ一人だったのかもしれない。言うに易しく、行うに難しいモラリストならではのピューリタンの道だったのだと思う。それでも教え子たちそれぞれが、なんらかの形で生活や人生に影響を受けたことも事実だろう。〉

………


この “ チルチンびと広場 ”では、セツ卒業生の方々の「私のセツ物語」を連載中です。穂積和夫さんの「セツ物語」も、ごらんいただけます。コチラから、どうぞ。

 


生誕100年 長沢節 展

生誕100年 長沢節 展

生誕100年 長沢節 展

 

4月1日。小雨。寒い。本郷の弥生美術館へ行く。「生誕100年  長沢節展」である。(6月25日まで)。入口で、笑顔の先生が迎えてくれる。「センセイ、おひさしぶりです」。
そして、いくつもの画をたのしんだ。サンジョルジュ島の船着き場。モンテロッソ。こころの故郷  会津若松南町のりんご畑。大原。……
その帰り、となりのカフェ・港やへ。カプチーノにセツ先生のサインをあしらいました …… というコピーがついた、セツ・カプチーノ(500円)を飲む。セツ二階のコーヒーが、懐かしい。


………


この「チルチンびと広場」でも、セツで学んだみなさんが、“ 私のセツ物語”と題して、想い出をつづっています。コチラから、ごらんいただけます。入場無料 !

 


野球殿堂博物館

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後楽園の東京ドーム

21番出口の右側に

野球殿堂博物館があります

 

入り口はちょっと狭いので

中も狭いのかな~と思いきや…

地下へ降りると奥行きがあり

かなりの広さです。

 

野球の歴史に関する書籍があったり

現役選手のユニフォームやスパイクが飾られていたり

過去の名場面集がシアターで流れていたり…

館内は、写真撮影できるので

野球ファンにはたまりません♪

※特に自分が応援するチームのコーナーは(笑)

 

アマチュア野球からプロ野球、

社会人野球に学生野球、大リーグ…と

野球に関する資料が山のようです♪

 

ずいぶん前の映像が流れていましたが

素敵なプレーは何十年たっても

色褪せませんね(≧▽≦)

 

展示物の入れ替えも多いようなので

何度足を運んでも

楽しめそうです♪

 

 


コーヒーとシナモンスティック

 

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煮出す方法でチャイに使われるシナモンスティック。

コーヒーにポンと入れるだけでも

ふんわりと

香りが立つ。