2012年11月22 の記事一覧

つぶつぶ雑穀食、体験してきました。

天音堂 リフォームラボの上利さんが主催する「長老を囲む会」に参加してきました。「長老を囲む会」は、長老(=ここでは年齢問わず様々な分野で先人の知恵を引き継いで、誠実で真摯な活動をしている方のこと)に信頼できるオーガニックな衣・食・住を教わったり、体験したり、話し合ったりする会。今回、第五章第五話の長老はあらいゆみさん。もと一級建築士だったあらいさんが、建築現場の粉じんなどの影響で発症した化学物質過敏症を克服する過程で生活に取りいれた、つぶつぶ雑穀食の考え方を教えてくれました。

 

日本人ならば雑穀を食事の8割食べられれば体の栄養バランスがとれるそう。現代人はおかずばっかりたべて、ご飯をたべない傾向にあるそう。動物性蛋白質や糖分やらがただでさえ過多なのに、さらに化学調味料や添加物が加わって、非常に身体に負担をかけているんだそうです。で、ご飯を食べないから糖分がたりなくなって甘い物たべちゃったりと悪循環。精製しすぎない雑穀と、自然塩(日本人なら日本の海の塩)、味噌、梅干し、漬物、菜種やエゴマなどの植物油、地野菜と海藻、乾物などなど。要は日本で採れるものを食べる。風土に合った食事をする。むかーしむかしの日本の食生活をしていれば、身体も心もすこやかに育つということなんですね。

 

おかしなことにいまや無農薬の雑穀は米よりも高いのだけど、長い目で食べ物で血=身体がつくられることを考えたら取りいれたほうが断然お得なんでしょうね。もちキビを入れたご飯は、その名のとおりモチっとして甘みがあり、しっかり塩を効かせてつくったおかずは健康食のイメージを覆す満足度の高さ。参加者全員「美味しい!」の連続で、デザートまで結構なボリュームだったけれど、みなさんペロリと平らげてました。試食時には現場から戻った大工の伊東さんも合流して、家や木や家具の話なども飛び出し、アットホームで賑やかな食卓となりました。

 

もちキビ、小豆、キヌアにアマランサス・・・合わせる食材も調理法も、バラエティ豊か!

会場となった上利さん邸「樹木と菜園エコな家」は、キッチンもリビングも広々、天然無垢の床が寝転びたくなる気持ちの良さで、日中は燦々と陽が差し込んで暖房を入れずとも暖かく、七匹(!!!)のわんちゃんたちものびのび幸せそう。楽しくて濃い一日が過ごせました。「長老を囲む会」主催者の皆様、あらいゆみ先生、ご一緒していただいた参加者のみなさま、ありがとうございました。

左から、今回の長老あらいゆみさん、天音堂上利さん、大工伊東さん、長老を囲む会スタッフのRyoさん