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ステイ・ホームにオープンデッキ

『チルチンびと  』104  夏号・丈夫な青森ヒバのオープンデッキ

梅雨の傘かたげしうしろすがたかな     久保田万太郎

梅雨が まだ開けぬ。開けたところで、遠出もままならぬ。ならばせめて、オープンデッキで、楽しもうというわけで、こういう記事を見つけました。(『チルチンびと  』104  夏号・丈夫な青森ヒバのオープンデッキから)

〈…… 昔から、青森ヒバで建てた家は、シロアリに強く蚊を寄せ付けないといわれており、ヒバは国産材の中で、木材腐朽菌に対する耐性及びシロアリに対する抵抗性が、ともに最上位に区分されています。これは、ヒバに含まれているさまざまな成分によるものです。……〉そして、ヒノキチオールがその成分として、しっかり含まれており、これが耐性、抵抗性を支える要因であると、いうことである。

ステイ・ホームにオープン・デッキ。


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『チルチンびと』104夏号は、好評発売中。お早めに。


八丈島『南海タイムス』の休刊

八丈島『南海タイムス』

 

八丈島で1931年から90年間発行され、島の人たちに愛されてきた『南海タイムス』が、休刊することになった。時の流れに圧された無念さが、しのばれる。「休刊します」というタイトルの文章が、一面にある。
そこに、昭和20年代の島にふれている。
〈…… 多種多様な産物を生み出す力にあふれていました。テングサ、トコブシ、トビウオ、カツオなど。黒潮の海の恵みも豊かでした。……  当時の田畑の多くはいま、森林化しています。クサヤの原料となるトビやムロもほとんど獲れなくなり、自然環境社会構造の変化を痛感させられます。……〉
島の歩みとともにあった、島の新聞。『南海タイムス』のスタッフのみなさん、お疲れさま。

 


いよいよ発売!『チルチンびと』104 夏号の予告篇をお届けします。

内山太朗と小菅幸子 ー 陶芸家夫妻のものがたり

 

「新しい日常」は「小さなオシャレから」というわけで、ブローチづくりの現場を訪問。『内山太朗と小菅幸子 ー 陶芸家夫妻のものがたり』です。そこには、こんなエピソードも。

〈さちこさんのブローチづくりに型を取り入れることを提案したのも太朗さんだ。「最初の頃は一つひとつ手で型をつくっていたんですが、より細かい表現ができ、作品としてのクオリティを保ちながら、手に取りやすい価格にできるのは“型職人” 太朗さんのアドバイスのおかげです」(幸子さん)。〉

そのブローチのステキさは、本誌でごらんください。
 
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『チルチンびと』104 夏号は、特集『コンパクトな家』『住空間リノベーション』『丈夫な青森ヒバのオープンデッキ』『11人の作家のブローチ図鑑』。7月10日発売。お楽しみに!

 

 

【プレゼント「小菅幸子さんのブローチ」5名さま】

風土社 ONLINE STORE にて「チルチンびと」定期購読(10回分)をお申込いただいた方に、小菅幸子さんのブローチをプレゼントさせていただきます。

 

プレゼント「小菅幸子さんのブローチ」5名さま

 

※1名さま1点・先着5名さまにプレゼントいたします。
※2020年7月10日(金)10:00~受付開始、なくなり次第終了とさせていただきます。
※ブローチの種類はお選びいただけません。

 


7月10日発売!『チルチンびと』104 夏号の予告篇です。

木漏れ陽のやさしい家


「新しい日常」は「コンパクトな家」から始まる。ということで、「木漏れ陽のやさしい家」をご紹介しています。設計は、横内敏人さん。その記事に、こんなフレーズを見つけました。
〈…… 施主の夫妻にとって、土地選びの決め手は、子育てがしやすい、子どもが多い地域であることだった。結果的には他候補の中では狭めで、高低差のある敷地を選んだ。「暗く日当たりが悪い土地でも。設計次第で明るく、いい家になると横内さんがおっしゃったので、どんな土地でも安心してお願いできると思いました」(奥さん)。〉

いかがですか。ぜひ、ごらんください。

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『チルチンびと』104 夏号は、特集『コンパクトな家』『住空間リノベーション』『丈夫な青森ヒバのオープンデッキ』『11人の作家のブローチ図鑑』。7月10日発売。お楽しみに!

 


『チルチンびと』104 夏号の予告篇です。建築家の自邸です。

小さな敷地の大きな暮らし

 

「新しい日常」は、『コンパクトな家』から始まる。というわけで、住宅事例『小さな敷地の大きな暮らし」はいかが。おなじみの建築家・田中敏溥さんの自邸。その記事の書き出しは、こうです。
〈今から26年前、建築家・田中敏溥さんは、24坪弱の敷地に家族4人で暮らすための家を建てた。小さな敷地で、いかに大きな暮らしを実現させるか。経年変化で味わいを増した住まいを訪ね、各所に散りばめられた建築家の工夫を探った。〉

建築家の家の中。興味シンシン、ですね。……

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『チルチンびと』104 夏号は、特集『コンパクトな家』『住空間リノベーション』『丈夫な青森ヒバのオープンデッキ』『11人の作家のブローチ図鑑』。7月10日発売。お楽しみに!

 


『チルチンびと』104 夏号の予告篇、お届けします。

身体尺の今

 

「新しい生活様式」にふさわしく、『身体尺の今』という記事はいかが。
そもそも、身体尺とは何か。身体尺は物差し代わりというお話から。

〈…… 身体尺とは「身体の部分などの長さを基準にした寸法体系」のことです。人の二の腕に尺骨という骨があります。古くから長さを測る物差しとして使われたためそう名付けられました。弥生時代に稲作が広まると、もっとも収穫量が多い植え方は畝間、株間とも尺骨とほぼ同じ1尺。両手ですくった穀物の量が1合になったと言われています。こうして人間の身体の寸法を基準に長さや量を決めることが、物を交換する時や織物の長さを記憶する時に役立ちました。…… 〉
身体尺の考現学を、ぜひ。

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『チルチンびと』104 夏号は、特集「コンパクトな家」「住空間リノベーション」「丈夫な青森ヒバのオープンデッキ」「11人の作家のブローチ図鑑」。7月10日発売。お楽しみに!

 


モネの池 !?

井の頭公園

 

井の頭公園の池に行ってみた。何日か前の新聞記事で、まるで「モネの池」というタイトルの記事を読んだからだ。汚れていた池が、カイボリの結果、水質も向上。ツツイトモという水草が、育ったという。

〈 ツツイトモはヒルムシロ科の水生植物。小型の多年草で細い綿状の葉が特徴。井の頭池では高度成長期の住宅開発の影響で湧水量が激減したのと外来魚の増加で水質が悪化し、長年姿を消していた。……〉(『東京新聞6月22日)。

池はいま、どんよりと青黒い梅雨空を映して、動かない。

 


梅雨の晴れ間の美術展

すむひと  くるひと

 

一カ月ほど前までは、美術館からいただく手紙は、コロナウイルスにより、開催延期という内容のものだった。担当者の気持ちを思うと胸が痛んだ。幸い、ここ何日か、情勢が少し変わって来た。
町田市立国際版画美術館からのこの一通も、そうだ。「新型コロナウィルス感染予防のため、会期が変更になりました。…… 」とあり会期が6時9日から9月13日までになつたと書かれている。
テーマは『すむひと くるひと』、そして、インドネシア出身の作家アガン・ブラボウオの作品。少し梅雨空が明るくなった気がした。
 


ショパン展、開く

『ショパン ー 200年の肖像』展

『ショパン ー 200年の肖像』展

 

『ショパン ー 200年の肖像』展(練馬区立美術館、6月28日まで)に行く。
〈 …… 本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめ直します。……〉と、パンフレットにある。
 美術展に行くのは、久しぶりのことだ。  会場は、第1楽章「わたしたちのショパン」から始まり、第2楽章「ショパンを育んだ都市ワルシャワ」、第3楽章「華開くパリのショパン」…… へと続いていく。いや、その前に、序章、入口で手の消毒があった

  


さよなら「包子 餃子」スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

スヰートポーヅ

 

えーっ  あーっ という声。前を歩いていたサラリーマンの二人連れの視線の先には   こんな 貼り紙。

閉店のお知らせ  長い間の御愛顧  誠にありがとうございました 
という店主の方のご挨拶。神保町  すずらん通りの「包子 餃子 スヰートポーヅ」である。サラリーマンは、あの熱くさっぱりしたギョーザの食感を頭と口の中に思い浮かべ、歩いてきたに違いない。店内、いつも、満員でご相席だった。手際よく座る場所をつくってくれたお店のひと。お疲れさまでした。あ、いつか食べようと思いながら、水餃子は、まだだった。

また一軒、ですか。……