イベント

京都で「イチめぐり」

「イチめぐり」の柴山ミカさんに朝市の楽しさを教えてもらってからというもの、どこかで市をやっていると、つい気になって立ち寄るようになった。こちらのイチ文化というのは尋常でなく発達していて、わざわざ調べたりしなくても、自然と遭遇する機会がとても多い。そういえば柴山さんも京都のご出身だった。イチ好きは彼女のDNAに深く刷り込まれているのにちがいない。

毎月第一日曜日は東寺のがらくた市が開催される。店の人も茹だるような、こんな灼熱の8月でも行われているのである。がらくた市というネーミングとは裏腹に、すごいお宝が潜んでいるかもしれないと思わせるような、素通りできない磁力のあるような、ご店主たちの味と年季を感じる市。ツウの人はものすごい朝早起きして行くみたいなので、もう朝方に勝負はついた! という感じなのかもしれないけれど昼前にやっと着いた私でも、気持ちが高ぶった。

毎月15日にある百万遍さんの手作り市は、うってかわって和気あいあいとしたムード。周辺のお店でもフリーマーケットをしたりしていて”イチ”モードが街中に広がっている感じ。今月は五条坂の陶器市があったり、下鴨神社の古本市があったり。どれもかなりの店舗数で、汗だくでふらふらになりながら、なぜ8月に?と思いながら、とりあえず全店チェックを目標にマイバッグを片手によく歩き回った。どこからか力が湧いてくるから不思議だ。

古くから寺社に人は集まり、お祈りをしたり、学問をしたり、物を売ったり、藝を披露したり、ヒト・モノ・コトをつなげてきたというし、京都に祭りや市が多いのは、寺社が多いことを思うと当然といえば当然かもしれない。でもそれを守りつづけて衰えることもなく、むしろ進化しているように見えることに驚き、感動してしまう。

全国に広がりつつあるイチ文化、みなさんとても気軽にやっているようだけれど何を売るか、何を買うか、どこで、だれと、どんなふうにやるか、値段はどうつけるか? など決断も次々にせまられ、じつはとてもアイデンティティを試されることだと思う。失敗もしたり、喜びや発見があったり、見知らぬ人や土地との出会いがあったり・・・いろんな刺激が生まれる。未経験の人にこそ、一歩足を踏み入れてほしい世界なのです。

 


アンドレアス・グルスキー展@国立新美術館

勤務地最寄駅で、気になって仕方がなかった広告看板。ビールやエステの広告ばかり並ぶホームで、日本の広告らしくない、とても目につく大きな広告。この駅だけでなく、次の駅にも、その次の駅にも同じ看板があることに気が付いた。後日、これは現代写真を代表するドイツの写真家アンドレアス・グルスキーの『99セント』であることがわかり、国立新美術館で開催中のアンドレアス・グルスキー展http://gursky.jp/に足を運んだ。日本での初個展。1980年代初期作『カミオカンデ』、『東京証券取引所』などの代表作や、作家本人が選んだ作品約80点が展示され、どの作品からも、被写体の声や空間の音が聞こえてきそうだった。

展示は9月16日(月・祝)まで

 

 


アツサノナツハヨロヨロアルキ

賢治のパネル

 

「気温は35℃で、熱中症警報は出たし、夕方は雷雨だというし、今日は行くのはやめようよ」と友人から連絡があった。じゃ、一人で行ってくると、私は、返事をした。どこへ?  「没後80年   宮沢賢治    詩と絵の宇宙     雨ニモマケズの心  展」(~9月16日)である。

いゃあ、暑い。しかし、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ  、じゃありませんか。会場の世田谷文学館の入口で、賢治のパネルが迎えてくれる。説明によると、クラシックをこよなく愛した賢治が、尊敬するベートーヴェンのうつむきながら散歩する姿を真似て、写真を撮らせたという。黒のソフトに黒いコート姿の写真が、パネルのもとだ。「雨ニモマケズ手帳」も見た。黒い表紙の手帳に、エンピツで詩が書かれている。そのほか、いろいろな作品を見た。親子連れが多く、それがいかにも夏休みらしくいい感じだった。

帰り道。いゃあ、とんでもなく暑い。来なかった友人に、メールを送る。アツサノナツハヨロヨロアルキ。


西淑個展「ゆうげのむこう」@nowaki へ

チルチンびと広場のトップページ、また地域47都道府県のアイコンを、心和むイラストで表現してくれた西淑さん。

西さんの絵は、静かで、やさしく、あたたかい。けれどすこし憂いを含んでいて、どこかカラリと乾いている。あるときは森の中。あるときは夜の中。じっと観ていると、その世界の主人公になれるような引力がある。かといって強く主張してくるわけではなく、どこかに飾ってもけしてその空間を邪魔しない。西さんにしか醸し出せない、洗練と素朴が同居する不思議な空気が絵から漂ってくる。今回の舞台は食卓。料理も鍋も器もカトラリーも、おいでおいで、と誘っている。食いしん坊万歳。楽しく満ち足りた「ゆうげのむこう」へ、連れて行かれた。


会場となるnowakiさんは、昨年西さんから紹介していただいてから、なにかとお世話になりっぱなしだ。九州行きのきっかけもこちらだったし、今回の急の引っ越しの際にもいろいろ教えていただいて、私にとってすっかりご近所さん的存在になってしまった。店主のきくちさんは、ほんわかしながらアンテナの鋭い人で、いつ行ってもいい展示を開催している。作家さんと作品とをきちんとよく見て対話されているので、何も訪ねなくても聞きたかったことを教えてもらえる。センスのいい穴場スポットも色々知っている、ツボを押さえた頼れる案内人。三条京阪駅近くという、かなり便利な場所にもかかわらず静かで、町屋のゆるりと落ち着いた雰囲気も好きで、つい立ち寄ってしまう。

「ゆうげのむこう」は今月25日(日)まで。今週末は、西さんも在廊しています。

 


下町花火大会

毎年恒例の足立の花火大会へ

行ってきました!

この花火大会が都内で一番最初の

花火大会です☆

 

そして、なんといっても

足立の花火大会のすごいところは

12000発中の4000発ほどを

ラスト6分であげるところ!

( ´艸`)ムププ

動画をどうしてもお見せしたくて

お借りしました↓

YouTube Preview Image

 

今年も、最後まで瞬きをするのも

ためらってしまうほどの

迫力&美しさ♪

いかがでしたでしょうか?

花火

私が小さいころから

都内で一番最初に始まる花火大会なので

足立の花火をみるといよいよ

夏が始まるぞ~!!と

感じるamedioでした♪

(*^_^*)


京都の土用

みたらし祭、いいですよーといろんな方に勧められて、行ってきました。

下鴨神社境内にわき出すみたらし川に入って罪や穢れを祓い、無病息災を願う夏のお祭り。ものすごい人、人、人の行列です。さすが皆さん慣れていて短パン+サンダル姿が目立つ。靴を脱ぎ、ジーンズを膝までたくし上げ、スタンバイ。入口でお供え用の蝋燭を受け取り、人の流れについてどんどん進む。御手洗池にかかる輪橋の手前でいよいよ足を川に浸ける。

!!!冷たい!!!想像を超えるような、まさに禊といった冷たさで、あちこちで悲鳴が飛び交う。大人でも膝のあたりまでくる深さで、ジーパンは完全に浸ってしまった。ジンジンと冷たさが体に伝わり、「風邪ひくレベルやん!」という後ろの女の子の言葉に内心うんうんと思いながら、慣れるとすっかり気持ちよくなってきた。川の水も綺麗で、出るのが惜しくなってしまう。川から空を眺めると、うっすら夕闇に包まれていた糺の森もだんだん暗くなり、ほの白い月の光が照らす夜空が青く透き通るようで・・・幻想的。川から上がって、足を拭き、ご神水をいただいて、帰ります。

参道には屋台がずらりと並んで大賑わいだったのだが、ひときわ長い行列ができていたのが、こちら。

加茂みたらし茶屋さんの出店。みたらし団子は、下鴨神社のみたらしの池から湧き出る泡を模したのが始まりなのだそう。今まで食べていたのは大抵一串に4つだったけれど、こちらのは5つ。上の一つが下の4つとはなれているのは、人の頭と手足を摸しており五体満足を祈願しているのだそう。というのを焼きながら解説してもらった直後だったので、頭を食べるときには少し緊張した。小ぶりで、醤油の辛さも少し控えめで黒蜜の香りのするタレも美味。さすが、本家本元発祥地の上品な味わいだった。


鰻価格の高騰激しく、ナマズや鶏肉、豆腐や、茄子・・・と続々のウナギもどきの登場が話題になっていたけれど、「土用のみたらし団子」もいいものです。

 


qualia-glassworksガラス展「食卓を照らす灯り」@Relish 

 

噂には聞いていたけれど、この湿気を含んだ重厚な暑さはすごい。日々、蒸し上がっています。

コンチキチン♪祇園祭も始まり、京都中心部はすっかり「夏本番!」な空気。

 

思えばこの蒸し暑さのはじまりだった先週末、qualia-glassworksの林亜希子さんの展示を見に、Relishさんを訪ねた。林さんのガラス作品は静かで、柔らかく、手仕事の細やかさが表れている。眺めるほどに落ち着く。


手に取ってみると、見た目よりも重みがしっかり。「ガラスらしい重みを感じるほうが、安心感がありませんか?」ということばにとても説得力を感じた。あまりに薄くて軽いガラス製品は、持つとパリンといってしまうような不安感に襲われる。でも、林さんの作品は、手に取ると確かにガラスの感触をしっかりと感じられて安心する。また、形も色もシンプルだけれど独特の存在感があって印象的。作業にかかる時間やガラスに模様を流し込むときの工程のお話をうかがうと、想像以上の時間と手間がかかっている。洗練されたつるんと透き通るようなフォルムだけれど、決して冷たくはなく、強さとあたたかみを感じるのは、この重みと時間と惜しみない手間のためなのだ。岐阜の工房での作業風景を見てみたくなった。

会場となるRelishさんに置いてある食材や料理器具などは、料理をする人の気持ちが心底わかっているラインナップ。ありそうで、なかなかなくて、探してたというものばかり。

毎月10日にJR山崎駅前で行われる十日市、明後日15日には「天王山ファーム&フードマーケット」、秋には”お見合いおばちゃん”の役割を復活させようと、”Relishの「おせっ会」”を立ち上げ婚活料理教室を開催・・・と、楽しそうなイベントを次々繰り出されています。お店を初めて10年だそうで、この頼もしさと余裕にも納得。今後10周年記念のイベントも計画中とのこと。

JR山崎駅・阪急大山崎駅には『チルチンびと』本誌でもおなじみの「聴竹居」や、現在バーナード・リーチの器展を開催している「アサヒビール大山崎山荘美術館」もあります。見学の帰り道にふらりもよし、食のあれこれや新たな出会いを見つけにくるもよし。繰り返し立ち寄りたくなる友人宅のような、お店でした。

 

左からRelish勢力友子さん、qualia-glassworks林亜希子さん、Relish森かおるさん

 

 

 


集める話

 

先日、京大売店での『標本の本―京都大学総合博物館の収蔵室から』(青幻舎)刊行記念トークイベントに通りがかって飛び入り参加。 『標本の本』は一般人には立ち入ることのできない京大博物館の地下収蔵庫、その約260万点といわれる標本の一部を紹介したビジュアル本だ。 煌めくような好奇心と読者代表としての目線で質問や感想を投げかけていく著者の村松美賀子さんと、ヒューマニズム溢れた研究者であり、博物館館長である大野照文先生のお話はとても面白く、貴重な地下収蔵庫をスライドでたっぷり見せてもらえて、あっというまの1時間半だった。 京都大学はとくにアカネズミの研究がさかんで、なんとその標本数は1万体にも及ぶそう。 のしイカのようにぺたんこにされ収納されているおびただしい数のネズミの標本・・・「それだけの命を奪っているという覚悟をもって研究しています」「なんでも捨てない。どんな紙切れでも、小さなもの、欠片でもとにかくとっておく。使わなくなった昔の研究道具もすべてとってあります」「記憶に残るように、学生は研究対象をまず手でスケッチします」「やっぱりひとりでいると、ときどき怖いですよ。いわば膨大な数の亡骸と共に地下の密室で過ごしてるわけだから。でもね、案外この人たちは僕のことなんて気にしてないんじゃないか、お互い楽しく(標本同士)会話でもしているのじゃないか」「生命誕生以来、38億年分の進化の歴史が自分の中にあると思うと、ちょっと自分が今までと違って見えるでしょう」・・・大野先生の言葉はどれも印象深かった。

 



別の日、京都国立近代美術館の「芝川照吉コレクション展」を見た(6/30で終了)。芝川照吉は、明治・大正時代に毛織物貿易で巨万の富を築き、「羅紗王(らしゃおう)」と呼ばれた大阪の実業家だそうだ。それだけ聞くと金銀ギラギラの金満オヤジを彷彿してしまいそうだが、この人は金に物を言わせる収集家ではなかった。心から作家とその作品を愛し、若い芸術家の活動を支え、かの岸田劉生が困窮していたときも、物心ともに支援し続けたりと、大正期の重要な美術史を支えた。関東大震災や太平洋戦争の戦禍などで多くを消失してしまったとは本当に無念だけれど、残されたもののコレクションでもこの方の趣味の良さ、作家を愛し作品を愛した気持ちは強く伝わってきた。藤井達吉の工芸品とか・・・デザイン力ハンパない! 木の陰から鹿のお尻だけが見えたお盆とか・・・たまらない!欲しい!! よく使い込んでいたのがわかる滑らかさ、鈍い光沢、傷。好きで集められ、ちゃんと大切に使われていたものの磁力はすごいと思った。コレクション・ギャラリー も充実していて、とくに野島康三の細かい鉛筆画のような版画のような質感(ブロムオイルプリントという手法だそう)の写真部屋の存在感は圧倒的だった。




のちに歴史的な意味をもつような蒐集には、知力、眼力、経済力に整理整頓力、いろんな力が必要で大変そう。そんな力のない私でも集められて、美しくて崇高なもの。ありました。

墨文字と朱の印が美しい、御朱印

 

お参りした時に御朱印所でお願いすると書いてくださる。御朱印は寺社の御印であり、御本尊や御神体の分身といっても過言ではないとのこと。スタンプラリーではないので集めることが目的になっては本末転倒と心に刻みつつ、寺社巡りが一層楽しみになった。

 

 


夏至のジャズナイト

都内最後の屋上観覧車のある駅ビルで

夏至の夜にジャズナイトが開催されました。

ジャズナイト

フランスでは、毎年夏至の日に「音楽祭」を開いているそうで

そこから、世界各国に広がり、今ではフランスのみならず

100か国以上の国に広がるビッグイベントになっているそうです。

※なお、この音楽祭では音楽のジャンルは問わないとのことです♪

また、フランスの方たちが、なぜ、このイベントを始めたのか

調べてみましたがわかりませんでした

(o ̄∇ ̄)o!!ガーン

 

今回のイベントは入場は無料で、なんと、ドリンク付き!!

アルコールもノンアルコールもあり

みんな、音楽を聴きながら

のんびりと思い思いの時間を過ごしました。

ジャズナイト

この日は、あいにくの雨でしたが、

テントの中は満席!!!

そして、テントにあたる雨の音とジャズの曲

これまたマッチします\(^▽^)/

 

雨の中のジャズも最高でした!!

※私の好きなサマータイムも聴けました(^_-)

ジャズ

 

音楽にはやっぱりパワーがありますね。

それぞれの感じるままに受け入れて

リラックスしたりリフレッシュしたり

ときには楽しい気持ちになったり

懐かしい気持ちになったり…。

いろいろな感情を引き出させてくれます。

 

街中が音楽で溢れるイベントを

国全体で行っているフランスって素敵♪

 

いつか夏至のフランスの風景を

見てみたいなぁと思う

amedioヽ( ´¬`)ノでした

 


みかん氷

梅雨に入ったと思ったら、雨が降らなくなり

梅雨の宣言を撤回するとかしないとか

話題になっていた6月前半。

 

あまりに良いお天気なので、

久しぶりに野球を見に行ってきました!!

 

野球

我が家が応援しているのは

横浜DeNAベイスターズ♪

 

毎年、最下位で有名なチームですが

今年は3~5位を行ったり来たり。

結構、頑張っているのです!

 

交流戦ということでこの日は

オリックスとの試合。

 

暑いくらいの日差しの中、試合が始まりました。

デイゲームなので14:00スタート。

 

初回から乱打戦で、息をのむ展開!!

応援にも熱が入ります!!

野球

 

その熱をちょうどよく冷ましてくれるのが

浜スタ名物「みかん氷」

みかん氷

かき氷の上にたっぷりのみかん!

シロップが甘すぎないので、

さっぱりと最後までいただけます!!

 

浜スタ以外で見たことないのですが

どこかにあったりするのかなぁ?!

野球も楽しみですが、暑い時期の試合では

このみかん氷が楽しみのひとつでもあります♪

 

この日の試合は9-8で負けてしまいましたが

試合時間はなんと4時間!!

最後の最後までお互いのチームが

諦めずに戦う姿…かっこよかったです!

 

乱打戦だったので、代打も多く

いろいろな選手も見られて大満足!!

そして、もちろんみかん氷にも大満足な

amedioでした♪