イベント

『REALISM』の今日

『REALISM   現代の写実 ー  映像を超えて』展

『REALISM   現代の写実 ー  映像を超えて』展

『REALISM  現代の写実 ー 映像を超えて』展(東京都美術館、来年1月6日まで)へ行く。

〈…… 絵画でしかできない「現代の写実」を真摯に追求している9人の画家たちを紹介します。彼らは、それぞれどのようなリアリティを表現しようとしているのでしょうか?〉…… と、パンフレットの文章。
そして、地階では、明治、大正、昭和の写実的洋画を紹介する『近代の写実展』も。

比較的まばらな館内。『運慶』や『ゴッホ』展  に向かう人の波は、たえまなかったのに。

 

 


日本の絵本 100年史

『日本の絵本 100年の歩み』展

 

西武新宿線の上井草駅の北口から、電信柱にある道順の表示通りに、住宅地を歩いて、ちひろ美術館に出る。『日本の絵本 100年の歩み』展(来年1月31日まで)に行く。
『コドモノクニ』から、はじまって、竹久夢二、武井武雄というなつかしい名前、そして、いま、活躍する人たち。その作品。……
帰りに、ショップで『すごろく』(加古里子・作)を見つけて、買う。なんとなく、よき昔にひたったような。そんな一日。

濃き秋日何かたのしくわからなく      星野立子

 


『怖い絵』展、大入り

『怖い絵』展

『怖い絵』展

『怖い絵』展

 

『怖い絵』展に、よく入れましたね、と言われた。そのひとが、行ったら、1時間待ちでした、ということだった。
この展覧会の特別監修をつとめる、中野京子さんが、ある座談会でこう語っているのを見つけた。(『青春と読書』9月号)

…… 勉強好きといったらおかしいけれども、日本人は知的好奇心がすごく強いですよね。だから、季節を問わずあちこちでいろいろな美術展が開かれて、観客もそれなりに入っている。これはきわめて貴重なことだと思います。

それなりに入る、どころではない。新聞の記事によると、多いときは3時間半待ちだという。若い女性の姿が、目立つそうだ。(『怖い絵』展は、上野の森美術館で、12月17日まで)

 


『新海 誠展』へ

新海 誠展

新海 誠展

 

〈まだ会ったことのない君を、探している〉
というわけで、『新海誠展』へ(国立新美術館、~ 12月18日)。「ほしのこえ」から「君の名は。」まで …… 新海誠監督の15年の軌跡をたどることができる。

国立の美術館で、現役のアニメーション監督の展覧会は、初めてだという。「漫画やアニメはサブカルではなく日本のメインカルチャーだと思っている」と、美術館の方が語っているのを、新聞で読んだ。ほかの展覧会にくらべて、会場は明るく、若い世代のお客さんが多い。そのせいか、学校の文化祭のような気分もする。

 

 


古代アンデス文明展

駅の広告で見つけた古代アンデス文明展

古代アンデス文明展

 

可愛らしいデザインに心が引かれ

早速、上野にある国立科学博物館に

行ってきました!!

 

展示物の撮影はOKなのですが、

webに載せるとなると、許可が必要だそうで

載せることができないのが残念・・・

(是非公式HPをみていただきたいです)

 

リャマのデザインの香炉が入り口でお出迎え♪

目がクリっとしていて

入ってすぐに、心をつかまれてしまいました。

 

土製のお皿に書かれていたお魚は

現代のアニメのよう♪

土器も綺麗な色が付けられており

デザインも、とても細かく

 4000年も昔の人たちの発想力や

作る技術を想像すると驚きの連続でした!

 

上野の国立西洋美術館・東京国立博物館

国立科学博物館の3館は、

金曜日・土曜日に限り20:00まで開館しています。

ナイトミュージアムで、古代に思いを馳せる

週末もおすすめです♪

amedio \(^o^)/

 

 


この秋、『皇室の彩』

『皇室の彩』展

 

『皇室の彩』展(東京藝術大学大学美術館、11月26日まで)を見る。

〈およそ100年前、大正から昭和最初期の頃に、皇室の方々の御成婚や御即位などの御祝いのために、当代選りすぐりの美術工芸家たちが技術の粋を尽くして献上品を制作しました。中には、大勢の作家たちが関わった国家規模の文化プロジェクトがありましたが、今日ではそれを知る者がほとんどいなくなっています。いったん献上されたそれら美術工芸品は、宮殿などに飾り置かれていたために、一般の人々の目に触れる機会が極めて限られてきたからです。……
と、展覧会のパンフレットにある。

〈この秋、名品とともに、皇室を知る〉が、キャッチフレーズ。
横山大観、上村松園、高村光雲、六角紫水らの作品……それらを、ガラスのケースに顔をくっつけて見入る人たち。
「天皇陛下退位 19年3月有力」のニュースが流れる、この秋。

 


気球に乗ってどこまでも~♪

タイトルのように、「どこまでも~♪」とは

いきませんでしたが…

ちょっとだけ、熱気球体験をしてきました!

 

イベント名は、大空体験~日本航空発始の地~

代々木公園、開園50周年の記念イベントでした!

 

秋晴れの空・・・とはいきませんでしたが

風もほぼなく、ぎりぎり雨も降らずに乗ることができました。

気球2

 

ガスバナーで熱い空気を送り込むとすぐに、

ふわぁぁぁ~っと浮き上がる気球。

今回、乗せてくれた担当の方のお話では

「気球は、浮き上がった後の操縦ができないので

上下のあげさげは調整ができても

進む向きは風まかせなんです。

朝のほうが風が弱いので

このイベントも、朝早いんですよ~」とのこと。

 

朝7時~開始ということで、家を出たのは6時30分。

楽しい朝活になりました(笑)

 

今回はロープで固定をされ、一定の範囲からは

でないようになっていました。

上まであがって数分間。

乗ってみると、下から見ているときよりも

高さを感じました。

気球4

ガスバナーの「ゴォォォ~」という音。

ちょっと暑い空気の熱。

ゴンドラの中から気球を見上げた時の

綺麗なデザイン♪

とても貴重な体験でした。

 

また、いつか、機会があれば乗りたいなぁと思う

amedioでした\(^o^)/

 


澁澤龍彦展と文章修業

『澁澤龍彦   ドラコニアの地平』展


『私の文章修業』(朝日新聞社)という本の、何人もの方が書いているなかに「嘘の真実・澁澤龍彦」の章がある。
そこでは、高校から大学時代にかけて、熱心に読んだコクトーから、多くのことを教わった気がする、としたあとに、こうつづけている。
………
〈たとえば「軽さのエレガンス」ということがある。文章は、あまり仰々しく重々しくなってはいけないのである。伊達の薄着のように、着ぶくれしないで、しゃんとしていなければならない。軽さもエレガンスも、怠惰や無気力を拒否する精神の特質であろう。〉
………
『澁澤龍彦ドラコニアの地平』展(世田谷文学館・12月17日まで)に行った。遺された原稿のコーナーがあった。原稿は、2B、3Bの鉛筆で書き、直しは、万年筆パーカー21で入れたという。それを見てこの「嘘の真実」を思い出した。文章修業では、軽さのエレガンスのほかに、スピード、スタイル、独創性についてもふれているが、それをここに書くと、重ね着になってしまう。

 


『怖い絵』展 は、怖い

『怖い絵』展

 

『怖い絵』展(上野の森美術館。12月17日まで)は、満員だった。98%が、女性客である。第1章  神話と聖書。第2章  悪魔、地獄、怪物。第3章   異界と幻視……と、つづき、「そして妖精たちは服を持って逃げた」「切り裂きジャックの寝室」「レディ・ジェーン・グレイの処刑」などと、つづく。

〈想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。〉という中野京子著『「怖い絵」で人間を読む』の一節が、パンフレットに載っている。暗い会場の中を、想像が羽ばたいている。怖い。怖い。

 


甦れ、トニー

よみがえる赤木圭一郎

 

神保町シアターで、『よみがえる赤木圭一郎』シリーズが上映されている。

と思っていたら、10月20日までだから、もう何日も残っていない。最終日の最後の回は、『紅の拳銃』で、笹森礼子、白木マリ、吉行和子らが、共演している。ハリウッドスターのトニー・カーチスに似ていたことから、トニーという愛称で呼ばれた。1961年、ゴーカートの事故で21歳で亡くなった。『ゴシップ10年史』(三一書房)に、当時の芸能記者が、〈 …… 彼が行ってみたかった場所はポリネシア群島。イタリアの映画『最後の楽園』は四度も見た。ロマンチストだった……〉と、書いている。