イベント

東急池上線フリーきっぷ


東急池上線が90周年を迎え

東急にかけて、109の

10月9日に

一日フリーパスを配布という

イベントを行いました☆

 池上線

池上線沿線は

住宅街が多く、観光名所は

そこまで多くないですが

生活名所はたくさんあります。

 

池上本門寺や、洗足池のような

お寺や公園、季節を感じられる場所

 

戸越銀座や蒲田など

賑やかな商店街やビルが

たくさんある駅も☆

 

池上線沿線は、暮らすには

とっても良い場所だと思います♪

 

そして、イベントメインの池上線♪

レトロな3両の電車も

可愛らしくて私は好きです☆

 

無料で一日フリーパスを配布という

イベントは首都圏初だそう。

 

このイベントを機に、

池上線沿線の良さを知ってもらえると

嬉しいな〜と思う

地元住民のamedioでした

\(^o^)/

 

 

 


今日の『運慶』

『運慶』展

『運慶』展

 

運慶』展(東京国立博物館 平成館。11月26日まで)に行くつもりだと、友人に言ったら、すごい混みようだったと、教えてくれた。30分待ちで、中に入ったら満員電車状態だった、と言う。
「天才仏師の傑作、集結」「史上最大の運慶展」という謳い文句だから、それも、当然か。運慶が、生涯につくった31体のうち、22体が、集まるという。行ってみた。満員電車ほどではなかったが、ガラスケースの中のものは、人の黒い頭で見えなかった。それでも、像は、十分に鑑賞することができた。
帰ってきて「0分待ち」だったよ、とメールしたら、「それは運慶」と返信がきた。

 


勝手にシャガール

『シャガール   三次元の世界』展

 

シャガール   三次元の世界』展(東京ステーションギャラリーで。12月3日まで)に行った友人が、「画家と妻」 という絵葉書を、みやげにくれた。

〈…… 展覧会場で道に迷った経験はないだろうか。順路が明示されていないと、次にどの作品を見たらいいのかわからない。こんな苦情は多いが、自由に見てほしくてわざと順路を出さない場合もある。今回の展覧会も作品を年代順に並べないので、順路は出さない方針だ。……〉と、東京ステーションギャラリー・館長の冨田章さんが、書いているのをネットで読んだ。

絵葉書をくれた彼は「絵も彫刻も陶器も全部見てから、今度は逆に絵だけ見て帰った。それが、オレの順路」と言った。

 


東郷青児の時代

『生誕120年  東郷青児』展

 

『生誕120年  東郷青児』展(損保ジャパン日本興亜美術館。11月12日まで)へ行く。生誕120年ということは、1897年の生まれ。その年に、尾崎紅葉が『金色夜叉』を書き、ブラウン管が発明されている。

作品を見ながら、浮かんでくることは…… 宇野千代『色ざんげ』。昭和30年代はじめの『婦人公論』の表紙絵。たしか、お宅は久我山だった。垣根越しに大きな飼い犬が見えた。二科展のオープンのド派手な前夜祭。娘の東郷たまみさんは、歌手で、朝丘雪路さんたちと歌っていた……  など、そんなあれこれである。みんな、戦後のよき時代のことだったな、と思う。

 


フィンランドは近し

フィンランド・デザイン展

 

『フィンランド・デザイン展』(10月22日まで)に行った。いま、府中市美術館で、ひらかれている。
そう言ってはなんだけれど、都心の美術館にくらべたら、府中は遠い。時間的には違わなくても、感覚的に遠い。おまけに、この日はバスを乗り間違えて倍の時間を要した。……  と、そんな話を知人にしたら、フィンランドへ行くことを思えば、府中くらいなんだ、といわれた。そりゃ、そうです。

〈なぜ、遠く離れた国フィンランドのデザインが、これほど私たちの心をとらえるのでしょうか〉と、展覧会のパンフレットにある。椅子、織物、器、布…… そして、やっぱり、ムーミンかな。黒い線で描かれた原画に見入る人が多い。

 


『安藤忠雄』展、初日

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

『安藤忠雄』展

 

『安藤忠雄   挑戦』展が、始まった。(国立新美術館。12月18日まで)。
会場に入って、すぐのところに「アトリエ」があった。書棚がみえる。『小説  森鷗外』がある。立花隆、大江健三郎といった作家の著書。『フィレンツェ』『現代科学論の名著』『物語  イタリアの歴史』『生命世界の非対称性』といった「中公新書」が、並んでいる。
「直島プロジェクト」を見て、野外展示の「光の教会」を見て、あれも見て、これも見て。ショップで、絵葉書を買う。Church  of  the  Light  と  Row House  in  Sumiyoshi の2枚。後者のカードは、撮影は安藤さん自身、ということである。トークショーが、ひらかれている。そこから、笑い声がたえない。どこにも、活気があった。

 


フランスの人間国宝

フランス人間国宝展

 

『フランス人間国宝展』(11月26日まで、東京国立博物館  表慶館)へ行く。

「15人の匠による美と技の嬌艶」というキャッチフレーズ。陶器がある。グラスがある。革、鼈甲、金銀、ガラス、真鍮、羽根の細工がある。おや、メガネがある。壁紙がある。布がある。傘がある。おや、扇がある。彫刻がある。それらの作品が、黒い部屋の中でライトに浮かび上って艶やかだ。
フランスの人間国宝は、日本の人間国宝にならって、フランスでも生まれた制度だという。伝統工芸の最高技能者に与えられる。認定を受けた人は、自分の技術を弟子に継承する任務を帯びる、と説明にある。

出口のところで、15人の作家のモノクロームの写真を眺めた。そして、突然、まったく関係なく、永六輔さんが『職人』(岩波新書)に書いた言葉を思い出した。〈上手は下手の見本なり、下手は上手の見本なり〉。

 


リサ・ラーソンが、いっぱい

リサ・ラーソンが、いっぱい

リサ・ラーソンが、いっぱい

 

スウェーデンの陶芸家『リサラーソン』展(松屋銀座。9月25日まで)へ。展覧会で、女性客の多いことは、珍しくないが、見渡すかぎり全員女性、というのは、あまりお目にかからない。「カワイイ」「カワイイワネエ」という囁きのうしろを歩くことになる。

……  もし、私が再びこの世に生まれてくることがあれば、次の人生は、ぜひ日本人になってやはり陶芸の道に進みたいと思っています。そしてできることなら、日本の素晴らしい風景が望める田舎に住み、もちろん日本語の話せる人になりたいです。 …… というメッセージが、場内にある。

出口にあるショップにも、リサラーソンが、いっぱいだった。ここでも、「カワイイ」の合唱が聞こえる。

 


初秋のおすすめ その1

西淑さんのイラストレーションは、ちいさくても地域で環ってゆく丁寧な暮らしをつくり育ていきたいという「チルチンびと広場」が目指すイメージをとても豊かに育ててくださっている。言葉に命を吹き込んで、膨らませ羽ばたかせる魔法のような西さんの絵の世界が存分に味わえる本、『なくなりそうな世界のことば』をnowakiさんで見つけた。知らない国の言葉というだけでもときめくのに、こんなにたくさんの響き、可愛らしい、情感豊かで、ユニークな、逞しい人々の営みをたっぷり吸い込んだ言葉があるなんて!こんなに愛しいたくさんの音が消えてゆこうとしているなんて。だいじなものは刻々と失われていくのだ。そのかけらを少しずつ拾い集めたかけがえのない絵本。開いたとたん夢中になって、どきどき、わくわく、しんみり・・・秋にぴったりのロマン溢れる一冊。我が家の「寝るまえ文庫」に殿堂入りです。

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nowakiさんでは現在「ペットショップにいくまえに」展を開催中。チルチンびとでも連載をしていただいていた絵本作家のどいかやさん、とりごえまりさん、URESICAさんがはじめられた活動に賛同して、毎年この季節に開催される。いろんな作家さんたちがそれぞれ独自の表現でいきものたちへの大きな愛が小さなキャンバスの上で炸裂している楽しみな企画。今年も一点一点じーっと見入ってしまう力作ぞろい!

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こちらのHPからはどいかやさん制作の小さな絵本のようなフリーペーパーがダウンロードできます。犬や猫を新しく家族に迎えたいと思ったとき、お金で買うというのではなく飼い主のいない動物をもらい受ける、ということが当たり前の世の中になってほしい、という切実な思いが、丁寧に描かれた紙面から伝わってきます。売り上げの寄付先でもある、動物保護に尽力されている全国の団体リストもあるので、犬や猫を家族に迎えたいなあ、とお考え中の方がいらしたら、こちらのページをぜひ覗いていただきたいと思います。

 

※展覧会情報

●京都 nowaki ペットショップにいくまえに展 2017「solomon ring」 

9月15日(金)〜24日(日)11時~19時 期間中20日(水)のみ休み

参加作家:片桐水面・さとうゆうすけ・杉本さなえ・たんじあきこ・どいかや・はせがわはっち・樋口佳絵・牧野千穂・町田尚子・MARUU・ミロコマチコ

 

●東京 URESICA ペットショップにいくまえに展 2017

9月21日(木)~10月9日(月祝)12時~20時 火曜・水曜休み 

参加作家:片桐水面・さとうゆうすけ・杉本さなえ・たんじあきこ・どいかや・はせがわはっち・樋口佳絵・牧野千穂・町田尚子・MARUU・ミロコマチコ


ウィンザーチェアの歳月

『ウィンザーチェア  日本人が愛した英国の椅子』展

『ウィンザーチェア  日本人が愛した英国の椅子』展

 

ウィンザーチェアがイギリスで生まれたのは18世紀前半といわれています。すべての部材に木を用い、座板に脚や背棒が直接差し込まれたこの椅子は、自然で素朴な美しさを持つ実用品として幅広い層に受け入れられてきました。…… と、会場受付でもらったパンフレットにある。そして、柳宗悦と濱田庄司が、1929年にイギリスに行き、ウィンザーチェアを含む約300点の椅子を求めた、ともその解説にある。

ウィンザーチェア  日本人が愛した英国の椅子』展(日本民藝館。11月23日まで)へ行った。椅子、そこに腰をおろしたひとたちと過ごした歳月。それが、ツヤとなってあらわれる。座ってみたい誘惑にかられるけれど、そうもいかない。並んだご馳走を眺めて帰ってきたような、そんな気分だった。