イベント

大テレビドラマ博覧会、開催中

大テレビドラマ博覧会

 

「大テレビドラマ博覧会」が、開かれている。通称「エンパク」、早稲田大学演劇博物館(8月6日まで、入場無料)。

1950年代、テレビドラマの誕生から、現代まで。台本が、並んでいる。『妖蛇荘の魔王』これは知らない。『水戸黄門漫遊記』こんなときから、あったのか。『私は貝になりたい』見た見た。演出の岡本愛彦さんは、森光子さんの旦那さんだった。『三匹の侍』『花の生涯』…… おなじみの画面が、テレビに映し出されていて、懐かしい。『傷だらけの天使』『七人の刑事』もあった。
同時に『山田太一展』が開かれていて、こちらには、『男たちの旅路』『岸辺のアルバム』などが見られる。雨の中、意外にたくさんの人が訪れていた。

昭和は、遠くなりにけり。茶の間という言葉も、すっかり影が薄くなった、と思う。

 


エリック・カールと遊ぶ

エリック・カール展

 

エリックカール展」に行った。(世田谷美術館、7月2日まで)

展覧会のパンフレットに「すべての子どもたちと、かつて子どもだったおとなたちに」とある。
フシギな色に彩られた、動物、虫、草、花、宇宙…… 遙か昔、子どもだった私は、楽しくみた。
会場で、子どもたちの声がひびく。泣き声がする。それが、少しもうるさくない。やがて、みんな、おとなになる。その幸せを祈らずにいられない。

 


行ってきました、バベルの塔へ

バベルの塔

 

4月に「茶の湯」展へ来たときは、上野公園あたり、外国人観光客が多いという印象だったけれど、6月は、修学旅行の生徒が目立つ。みんな、きまって、白い半袖シャツ、リュックサック、手に紙片。元気で!

美術館に入ってすぐ、係の人に「バベルの塔は、どこですか?」と、言っている客がいた。「この階の上の上です」という答えを聞いて、すぐ、上りのエスカレーターに向かって行く。下の階から順々に見て、上がってみると、その人たちが、まだ、バベルの塔の前にいた。「NHKの日曜美術館を、わたし、二度見たのよ」なんて、言っている。「絵の中の働いている人の数、1,300人以上だって」なんて、言っている。

しばらくして外へ出ると、その人たちの動物園に歩いて行く後ろ姿が見えた。「怠け者の天国」か。
(「バベルの塔」展は、東京都美術館で、7月2日まで)

 


木組み博物館へ

木組み博物館

 

木組み博物館へ行った。

暮れから正月にかけて「一陽来復」で大賑わいの、早稲田・穴八幡の隣のビルの3階にある。入場無料。「だから、なかなか大変なんです」と、館長の 谷川一雄さんは、言った。
「約40年間。工務店、建設会社で働いて木造建築にたずさわってきましたが、伝統工法という日本の文化が、このまま、忘れられては淋しいと思いましてね。幸い、手持ちの資料がありましたから、それをもとに、新しく加えて、一昨年オープンしました」
二つの会場には、たくさんの木組みの模型。木の種類のいろいろ。茶室の模型。大工道具…… などが、展示されている。「ショップも、あったほうがいいと思いまして」。Tシャツや木の洗濯バサミなどが、並んでいる。
博物館の印象を一言で言うなら、立体的『チルチンびと』!  谷川さんの書棚にも『チルチンびと』が、並んでいるという。


………
毎月、イベントも開かれている。
6月17日(土)14時から。木組みの森劇場  ―  幸田露伴作『五重塔』の読み語り。館長の解説。

 


「裸体モデル誕生」トークショー

「裸体モデル誕生」トークショー

 

いつも、この「広場」の『私のセツ物語』を、ご愛読いただきありがとうございます。前回、登場して「裸体モデル誕生」を語った  渡部倫枝さんから、こんなメールが届きました。
……
〈こんにちは。弥生美術館でのトークショーが、急遽、決定しました。
5月28日  15時からの開催です。予約不要で、美術館の入場料のみで、参加いただけます。ぜひ、よろしくお願いいたします。〉
……
渡部さんは、『私のセツ物語』を、こんなふうに、つづっています。
「あなた、コスチュームやったらどうかしら?」 コスチュームとは、着衣のモデルという意味です。 ……  「裸体も大丈夫です」と言ってみると「ああ、それなら…… 裸体は痩せていれば誰でもいいから」と言われました。痩せてれば誰でもできる。……
(この続きは、コチラでごらんください。)
……
弥生美術館での『生誕100年  長沢節展』は、文京区の弥生美術館で、6月25日まで開催中。

 


練馬燃ゆ

練馬区立美術館「19世紀 パリ時間旅行  ー   失われた街を求めて」6

 

「やっぱり、マクロンだったわね」
「39歳だって。うちの息子と同じトシよ。でも、大丈夫なのかしら。トランプやプーチンを相手にして」
「おたくも、24歳トシ上のオクサンを探してあげればいい。それにしても、ルーブル美術館のところで挨拶したの、テレビでみて、よかったわよ」
「ねえ、今日、ルーブルあった?」
「ルーブルあったかなあ」

練馬区立美術館の帰りに、コーヒーを飲みに入ったら、隣の席が女性2人連れ。話はエンエンとつづいた。練馬燃ゆ。

(練馬区立美術館「19世紀 パリ時間旅行–失われた街を求めて」6月4日まで)

 


平良敬一さん 建築論集の出版を祝う会

 

5月11日。神田の學士会館で、『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』の出版を祝う会が開かれた。
会はまず、内田祥哉・磯崎新・原宏司・長谷川尭・益子義弘・安藤邦廣 ……
という発起人のみなさん、平良さんを囲んでのスペシャル・トーク。そして、乾杯。そして、つぎつぎ、スピーチ。スピーチへの感想を聞かれた 平良さんの「今日は補聴器の具合が、どうも……」という返事に、大笑い。歓談。また、笑い声。
楽しく、賑やかだった当日のアルバムを、ごらんください。

 

平良敬一さん 建築論集の出版を祝う会

平良敬一さん  建築論集の出版を祝う会

平良敬一さん 建築論集の出版を祝う会

平良敬一さん 建築論集の出版を祝う会

平良敬一さん 建築論集の出版を祝う会
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平良敬一 建築論集  機能主義を超えるもの』(平良敬一著)は、風土社刊。定価(本体3000円 +税)。好評発売中です。

 


携帯がオリンピックのメダルに!!

私が愛用していた古い携帯電話たち。

捨てるに捨てられず。。。

ずーっと家にとってありましたが

このたび2020年の東京オリンピックの

メダルに変身させることにしました!

 

都庁にあるメダル協力ボックスに

家庭で不要になった小型電子機器を入れると

集まった部品の金属を再利用して

オリンピックのメダルになるとのこと!

 

メダル協力ボックス

 

 

このたくさんの思い出が詰まった

携帯電話が

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感動を与えてくれるアスリートたちの

胸で光ると思うと、嬉しい気持ちです。

 

なんとなく捨てられなかったので

初めて買った携帯から全部ありました(笑)

都庁以外でも回収はしているそうなので

もし、お手元に、行き場を失っている小型電子機器があれば

この機会にメダルへ変えてみてはいかがでしょうか\(^o^)/

ちなみに、都庁では、シリアルナンバー入りの

都知事からのお礼状をいただきました(≧▽≦)

 

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早速、東京オリンピックに参加できて

ワクワクのamedioでした( *´艸`)

 

 


さよなら、セツ

セツ・モードセミナー

 

4月23日。晴れ。
この日、セツ・モードセミナーの卒業式。そして、学校が終わりを告げる日。朝刊に、「セツ・モード閉校  創設者 故  長沢節さん生誕100年に合わせ」の見出し。

私が君たちに願うことは唯一つ。美しいものが本当に分かる人間になって欲しいということです。人生において美しいものは必ずしも絵だけではありませんが、絵を描くという実践の中では、少なくとも君たちは美と醜についてのキビしさの中に立たされます

と、入学案内に、長沢節さんは、書いたという。みんな、世の中の美と醜を見分けることのできる人間になって欲しい、ということだろうか。生徒たちが、階段を上がって教室に入っていく。その姿に、いろいろな人がダブって、消える。貧しくて交通費もままならなかったけれど、ここに通う日は、わくわくしたという人の話も思い出した。胸が詰まる思いがした。

………
この “ 広場 ” では「私のセツ物語」と題して、卒業生の方々が、セツの記憶をつづっています。ぜひコチラからごらんください。

 


「茶の湯」展で。織部の茶室・燕庵

「茶の湯」展

「茶の湯」展

「茶の湯」展

 

サクラが終わっても、上野公園の人出は散ることがない。東京国立博物館平成館へ行く。「茶の湯」展(6月4日まで)。

日本美の粋、茶の名品ずらり。37年ぶり、奇跡の大「茶の湯」展…… というのが、パンフレットにのぞくキャッチフレーズ。

近ごろ、美術展では写真撮影を許可するところが、よくある。あちこち勝手に撮影して、係の人が注意すると、食ってかかる客がいる、という話も聞いた。ここでは、織部の茶室・燕庵が、会場に設えられていて、記念撮影は、こちらで、ということだった。