木組み博物館へ

木組み博物館

 

木組み博物館へ行った。

暮れから正月にかけて「一陽来復」で大賑わいの、早稲田・穴八幡の隣のビルの3階にある。入場無料。「だから、なかなか大変なんです」と、館長の 谷川一雄さんは、言った。
「約40年間。工務店、建設会社で働いて木造建築にたずさわってきましたが、伝統工法という日本の文化が、このまま、忘れられては淋しいと思いましてね。幸い、手持ちの資料がありましたから、それをもとに、新しく加えて、一昨年オープンしました」
二つの会場には、たくさんの木組みの模型。木の種類のいろいろ。茶室の模型。大工道具…… などが、展示されている。「ショップも、あったほうがいいと思いまして」。Tシャツや木の洗濯バサミなどが、並んでいる。
博物館の印象を一言で言うなら、立体的『チルチンびと』!  谷川さんの書棚にも『チルチンびと』が、並んでいるという。


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毎月、イベントも開かれている。
6月17日(土)14時から。木組みの森劇場  ―  幸田露伴作『五重塔』の読み語り。館長の解説。