その他

waitrose

商品を購入する時に

わりと気になるのは

パッケージ。

こんなに紅茶ばかり買ってどうするんだろうと思いつつ、

waitroseの商品は

ついついジャケ買いしてしまう。

 

 


大工さんになりたい!

4月15日。久しぶり青空の東京・神田。「チルチンびと地域主義工務店の会」総会が、ひらかれた。会議、セミナーのあと、建築家の方も出席して、懇親会。いつもより、明るく賑やかに思えたのは、何日か前に読んだ新聞記事のせいだろうか。それは、ランドセルなどの素材、人工皮革メーカー「クラレ」が、この春、小学一年生になった子どもたちに、将来つきたい職業をアンケート。その男の子篇の順位は、こうだった。

1  スポーツ選手
2  警察官
3  運転手、運転士
4  消防レスキュー隊
5  TVアニメキャラクター
大工、職人
7  ケーキ屋、パン屋
8  医師
9  パイロット
10  研究者
11  芸能人、歌手、モデル
12  料理人
13  自営業
14  おもちゃ屋
15  建築家
15  宇宙飛行士


一年前の調査では、大工、職人は9位。建築家は20位だった。どうです、この躍進ぶり。

なぜ、こんなに人気がでたんですかねえ、とご当人たちに、うかがおうと思ったら、みなさん、ゴキゲンでお帰りのあとだった。

 

 

 


春の焼き芋

事務所近くのスーパーで、

もくもく煙をあげながら

石焼き芋が販売されている。

買わずに通りすぎるのは、結構むずかしい。


クルミのハチミツ漬け

 

ローストしたクルミをハチミツに漬けてみた。

ブルーチーズに添えていただくことを想像しながら、

食べごろまで、静かに待つ時間もたのしい。

寒暖が繰り返されるこの季節。

今日の東京は予想最高気温17℃と春の香りが漂った。

 


幸運の名刺

中村活字

中村活字の社長・中村明久さんにお目にかかって、いろいろな話をした。たとえば、近頃は、いい誤植がなくなった、ということである。誤植を辞書でひくと、……  印刷で、植字の誤りなどによる、文字、符号の誤り。(『新潮現代國語辞典』)とある。活版でなくなったいま、全盛をきわめるのは、変換違いだ。全盛が前世だったり、変換が返還だったりする、あれだ。

そんな話をしているときも、ひっきりなしに、お客さんが、店を訪れる。中村活字でつくった名刺で仕事をすると、うまくいく、という噂があるという。いかがですか。ためしてみては。名刺は、片面スミ一色、100 枚、8000 円から、とのことです。

 

(中村明久さん「活字ここにあり」は、この “広場”の 「話の名店街」でごらんいただけます)

 


酒粕トリュフ

酒粕を適度にゆるめて、

くるくるとまとめ、

純ココアをまぶしたら

かんたん酒粕トリュフの完成。

あたたかい飲み物と一緒に。しあわせの時間。


新連載「活字ここにあり」

中村活字

東京銀座、松屋の裏手といっていいのか、なにか懐かしいような横丁に「中村活字」はある。50年前、成瀬巳喜男監督の映画『秋立ちぬ』に、お店が登場したという。いま、映画を見ても、そのときとまったく変わっていませんから、と社長の中村明久さんは、言った。創業100年余、ずっと同じ場所で仕事を続けているのである。

作業場に案内された。たくさんの活字が棚に並んでいる。そのネズミ色の光を見たとき、胸が詰まった。かつては、原稿を見ながら、一字一字活字を拾い、組み、インテルという金属板で字間を調整し…… と、おそるべき手間で、雑誌も本も、つくられてきたのである。胸が詰まったのは、懐かしさではなく、なにかこう申し訳ないような気持ちだった。

 

………
活版、活字を守り続けてきた「中村活字」の歴史をこの “ 広場 ”  の「話の名店街」で、ご紹介しています。ぜひ、ごらんください。

なお、『週刊朝日』来週発売号にも中村さんは登場するという。

 


新連載「変奇館、その後」開幕

「あなたの座っているところは、アスファルトですよ」と、山口瞳さんは、いった。私は、山口邸にいた。大きなガラス窓から、陽が降りそそいでいた。床はそのへんの道路と同じで、その上に座っているのだという。だからといって、冷たいとか固いとかは思わなかった。とても平らな感じがした。率直に、いいなと思った。なんといっても、堅牢で、安心だ。地震でも安心ですね、というと、地震のとき、この家はまったく揺れないで「ピッ」という音がするだけだ、ということだった。山口さんは、この家を「奇邸」と呼び、「変奇館」と名づけ、たくさんのエッセイを書いた。たとえば、こんなふうに……。

〈家のことについて書く義務があるように思われる。新建材を多用した、かなり実験的な家だからである。私が実験したのではなく、建築家が実験したのである。私自身はモルモットである。〉(山口瞳『男性自身』・奇邸)

変奇館ができて45年。山口さんが亡くなられて20年。いま、その家に暮らす長男・正介さんの実験報告続篇である。

 

「変奇館、その後」は、こちらからご覧になれます。

 


伊勢丹新宿の門松

伊勢丹新宿の門松

あけましておめでとうございます。

この“広場”のコラム。「あの竹この竹」(初田徹)は、お読みになりましたか。ま、いまアップされているので、それをご覧いただいたほうが、よろしいでしょうが、“ 冬の青、春の青 ” と題して、こう書かれています。

……   一口に門松と言っても、姿形には多様なバリエーションがあるもので、三年前の正月に都内各地の門松を見て回った際には、竹の種類や門松としての仕上げもそれぞれに違うことに驚きました。個人的に素材としての竹の素晴らしさナンバーワンと感じたのは新宿伊勢丹百貨店の門松でしたが ……
そして、正月の町で門松探訪の初詣はいかがでしょうか、と結んでいる。

行ってみました。とりあえず、数年前、プロの目にかなったという、伊勢丹新宿へ。 2015年版門松は、これです。

 


蕎麦がき

少し早めの、年越し蕎麦ならぬ、年越し蕎麦がき。

ふわっふわっに練られた蕎麦がきが、ゆず香る木桶の中に

気持ちよさそうに浮かんでいる。

お味噌や薬味でおいしくいただいた。