

『ターナー』展へ行く。「イギリス風景画の巨匠」「風景の詩」というサブタイトルが、ついている。さらに、〈100%ターナー! 第一級作品との贅沢な時間〉というキャッチフレーズも。
ターナーは単独で、通常は夏に旅行することが多かった。彼は情景から受けた印象や本質をとらえるため、まずは鉛筆で手早くスケッチをした。…… と、展示の解説にある。
『ターナー展』は、損保ジャパン日本興亜美術館で、7月1日まで。美術館は、ビルの42階にある。窓から見おろす新宿の風景は、初夏の陽を浴びて、明るすぎた。
2018/05/01 morimori, イベント, 未分類
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『プーシキン美術館展』が、はじまった(東京都美術館で、7月8日まで)。旅するフランス風景画という、サブタイトル。フランス絵画のコレクションで知られる、モスクワのプーシキン美術館からやってきた、風景画65点。
会場に入ると、「さあ、風景画の旅へ」と誘っている。「近代風景画の源流」から「自然への賛美」「大都市パリの風景画」。…… ルソー、モネ、ドラン……と展示はつづいて行く。
せっかくの旅だから、フランスのお土産を買った。ショップで、ブルゴーニュの黄金はちみつ(1080円)と塩パターキャラメル(648円)。
やがて、ゴールデンウイーク。
2018/04/27 morimori, イベント
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『写真発祥地の原風景 長崎』(東京都写真美術館。5月6日まで)に行った。
〈海外に開かれた港町として栄えた “ 異域 ” 長崎では、ピエール・ロシエ、やフェリーチェ・ベアトなどの外国人写真師が訪れて写真を制作しました。〉………と、パンフレットにある。
「眼鏡橋、長崎」1866年、フェリーチェ・ベアト。『雨の日の日本人たち・出島』1860年、ピエール・ロシエ。といった作品のセピア色がうつくしい。
長崎といえば、この “ 広場 “ には、長崎の町の写真屋さん・カメラのフォーカスが、たびたび顔を見せる。それは、毎月の撮影会の案内であったり、撮った写真の整理を、という呼びかけであったりする。その熱心さは、写真発祥の地の店ならではだと、思った。
………
長崎の町の写真屋さん「長崎パチリ」へは、コチラから、どうぞ。
2018/04/25 morimori, イベント
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洋菓子の店も果物の店も、イチゴが、並んでいる。春だから、いやいや、1月からそうだった。そんなイチゴの栽培について知りたいと『植物はすごい 七不思議篇』(中公新書・田中 修著)を読んでいたら、「ショートケーキの日」の話が載っていた。
〈カレンダーを見てください。何月のカレンダーかは問いません。「イチゴ」と読める「1(イチ)5(ゴ)」を探してください。その「15」の下には、「22」という数字があるはずです。これは、何月であろうと、一週間が七日間であるかぎり「15」は「22」の上に乗っています。そのため、イチゴを乗せている二十二日が、毎月、「ショートケーキの日」と定められています。〉
どなたの発案やら。
2018/04/21 morimori, イベント, 食べ物
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『ウォーリーをさがせ !展 』(松屋銀座、5月7日まで)に行った。ウォーリーの作者が、マーティン、ハンドフォードというイラストレーターであることを、初めて知った。
たくさんの「ウォーリーをさがせ」が、展示されている。それは、旅の中だったり、歴史の中だったりする。デパートの中だったり、ピラミッドの中だったりする。過去の中だったり、未来の中だったりする。さまざまなシチュエーションがある。
その作品の前に立つと、どうしたって、ウォーリーを探してしまう。お客さんも、みんなそうで、一所懸命、顔を突き出して探している。出口のところで「ママ、なんだか、気分がわるくなった」と、子どもに話しかけている母親がいた。わかりますよ、その気持ち。疲れましたよね。
2018/04/19 morimori, イベント
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『藤田嗣治 本のしごと』展が、始まった。(目黒区美術館、6月10日まで)。
「文字を装う絵の世界」というサブタイトルがついている。展覧会で観る画とは違う、出版物の小さな世界で出会う画には、また別のたのしさの発見がある。
横光利一の新聞連載小説『旅愁」の挿画がある。いろいろな単行本のしごとがある。雑誌のしごとがある。『婦人公論』の1947年新年号の表紙を、女の横顔が、飾っている。1947年 は、日本国憲法が施行された年である。当時の『婦人公論』編集長は、芦原英了氏だったという解説もついている。芦原氏は、バレエの評論家でもあった。
銅版画あり、木版画あり、フランスの出版物あり。うっかりしてサブタイトルを「文学を装う絵の世界」と、読み違えてしまった。
2018/04/17 morimori, イベント
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〈 先月末、小さいけれど、本好きにはたまらない文学館がひっそりと開館した。鈴木信太郎記念館(運営・東京都豊島区)。鈴木は東大で仏文学を講じ、渡辺一夫、小林秀雄、三好達治らを育てた。〉という書き出しの文章が、『東京新聞』4月9日夕刊「大波小波」欄に載った。それは、こんなふうに続いている。
〈 メインは昭和三(一九二八)年製アールデコ風鉄筋コンクリ造の書斎書庫。鈴木自らデザインしたステンドグラス、資料を四方八方に広げられる特製大机。飴色の本棚にひしめく革製金箔押しの洋書…。気絶するほど美しい書斎である。〉
「本好きの新たな聖地」というタイトルだった。これを読んで、行ってみたいと思わない人は、いないだろう。
行ってきました。
2018/04/15 morimori, イベント
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『ニッポン貝人列伝 時代をつくった貝コレクション』展(LIXILギャラリー。5月26日まで)に行く。地下鉄・京橋駅から少し歩いたところにあるが、このあたり、すっかり変わってしまったことに驚く。
貝は、貝殻を持つ軟体動物であること。そのすみかは、川、海、田、畑、山林…… と、高山から深海まで。適応能力のある生き物であることなどを識る。
貝人たちの中に、櫻井欽一さんとそのコレクションが、老舗の鳥すき屋の主人にして鉱物学博士で、貝類コレクター…… と、紹介されている。
この鳥料理屋は神田の「ぼたん」で、行ったことがある。おいしかった鳥鍋を思い出した。貝人は鳥人でもあったのだ。
2018/04/13 morimori, イベント
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