『99歳、関頑亭』展

『99歳の彫刻家   関頑亭 ー 声字実相義』展

国立の「変奇館」へ、山口正介さんを訪ねる。「ちょうどよかった。いま、関先生の個展をやっています」と、チケットをいただいた。『99歳の彫刻家   関頑亭 ー 声字実相義』展(たましん歴史・美術館。7月1日まで)。

関頑亭さんは、1919年生まれ。それでいて「未完成だし、成長中だから柔らかく生きている」という。山口瞳さんの作品には、ドスト氏としておなじみだ。この “  広場 ” の「変奇館  その後」にも、なんども登場した。

彫刻、書、画…… どれも、力強かった。


………
山口正介「変奇館、その後」は、コチラからごらんいただけます。


金柑のピクルス

 

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冬にビネガーに漬けておいた金柑。

皮ごといただきます。


『林芙美子 貧乏 コンチクショウ』展へ

『林芙美子  貧乏 コンチクショウ』展

『林芙美子  貧乏 コンチクショウ』展

あなたのための人生処方箋 ―というサブタイトルのついた展覧会である。
『林芙美子 貧乏コンチクショウ』(世田谷文学館、7月1日まで)である。

『浮雲』や『めし』など、いくつかの作品の原稿が展示されている。400字詰めの原稿用紙に整然と万年筆で書かれている。そのなかに〈小説は論文ではないのだから、只ひととうりの材料を書きこなすと言ふだけの気力だけで書かれたものはつまらないと思う。〉という文章もあった。

会場のあちこちに、林芙美子の詩をプリントアウトした カードが置いてあり、自由に手に取れる。いい企画だと思った。詩の一つは、こんなふうにはじまっていた。

わたしの下宿料は三十五円よ
ああ狂人になりそうなの
一月せっせと働いても
海鼠のように私の主人はインケンなんです。

 


パディントンに会いに

くまのパディントン展

くまのパディントン展

『くまのパディントン展』(Bunkamura  ザ・ミュージアム、6月25日まで)に行く。
ご存じ、パディントンは、物語の主人公。『パディントンのにわづくり』『パディントンのサーカス』など、何冊もシリーズが出版されている。生誕60周年記念だという。60年前といえば、長嶋茂雄選手が、ブロデビューした年だ。

くまのパディントンは、ペルーから、やってきて、ロンドンのパディントン駅で見つけられた。それで、その名がついた。大きな帽子とダッフルコートとマーマレードが、彼のトレードマークだ、といえば、その姿を思い出す方も多いだろう。会場には、たくさんの原画が、展示され、帽子とコートも、飾ってある。パディントン駅の写真もある。ショップには、マーマレードラスクを売っている。これをお土産に買う。1080円だった。

 


パパイヤ

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パパイヤってこんなに

美味しかったんだと気が付いた。


『建築の日本』展へ

『建築の日本』展

『建築の日本』展

 

『建築の日本展 ー その遺伝子のもたらすもの』(森美術館、9月17日まで)に行く。
入り口の”目次”に、いう。

01 可能性としての木造
02 超越する美学
03 安らかなる屋根
04 建築としての工芸
05 連なる空間
06 開かれた折衷
07 集まって生きるかたち
08 発見された日本
09 共生する自然

そして、厳島神社と安藤忠雄設計《水の教会》。ダ・ヴィンチに着想⁉︎ 江戸時代に現れた奇想の建築《会津さざえ堂》などなど……。
客の半数は、外国人のように見えた。むろん、六本木という場所柄でなく、テーマが呼ぶのだろう。


『横山大観展』のオミヤゲ

『横山大観展』のオミヤゲ

横山大観展

 

『横山大観展』(東京国立近代美術館、5月27日まで)は、結構な人出だった。黒山の向こうに、富士を見る、というふうであった。
帰りのオミヤゲに「焼きあづき」(850円)を買う。この外箱にも、富士。横山大観  群青富士(部分)  1917(大正6)年頃  静岡県立美術館  ー  と記してある。

〈横山大観といえば富士の画家と呼ばれる通り、生涯でいったいどれほどの富士の絵を描いたか、その総数は千五百点を超えるとも言われている。しかし、大観が本格的にこのテーマを描きはじめるのは昭和期に入ってからである。〉…… と、『横山大観』(古田 亮・中公新書)にある。そして、「私は、富士に自分の理想をうつしている。また富士の美しさは季節も時間もえらばぬ。」という大観自身の言葉も、引用されている。

 


ひたち海浜公園

ネモフィラで有名なひたち海浜公園

今年は、気温が高く、例年より少し早く満開になりました♪

青が鮮やかでとてもきれいなネモフィラの丘

海風も気持ちがよくて、

気持ちも晴れ晴れしました♪

 

ひたち海浜公園

 

ネモフィラの丘以外にも

芝生の広場があったり

遊園地があったり

アスレチックがあったり

チューリップや水仙などのお花畑があったり

お子さんからお年寄りの方まで

それぞれに楽しめる素敵な国営公園でした♪

  

コキアの時期には、紅葉で美しく赤く染まるとのことなので

次は秋に行ってみたいなぁと思っている

amedioでした(*^_^*)


ネコ × 岩合光昭さん = 大人気

『岩合光昭の 世界ネコ歩き 2』展

 

『岩合光昭の世界ネコ歩き 2』展(日本橋三越本店、5月14日まで)が、人気だ。
展示された写真の前を、長い列がゆっくり進んでいく。「カワイイ ! ケンカしてる」「見て、あの眼の色、ホントのブルー」「あの看板ネコ、テレビで見たわ」。列は渋滞だが、誰もイライラしていない。

岩合さんのお父さんの岩合徳光さんも、写真家だった。新聞社のカメラマンから、動物写真家へ。精悍さと陽気さとやさしさをもって、接してくれる人だった。『自然』という科学雑誌の表紙を、長く担当していた。「飛ぶ鳥でも、走る動物でも、パパパッと撮っちゃう。ピントなんか、いつの間にか、ちゃんとあってるんだ」と話してくれた。

会場に飾られたたくさんの写真から、その親と子の絆が、やわらかく浮かんでくるように思った。

 


江口寿史イラストレーション展

江口寿史イラストレーション展

 

新聞を開いたら「江口寿史イラストレーション展   彼女」の記事が、大きく目に入った(『東京新聞』4月29日朝刊)。その瞳に何思う、というタイトルがついている。そこには、江口さんの作品に寄せる思いが、いくつかの絵に添えられている。たとえば……、
そこには見る人の数だけの「彼女」がいるでしょう。みなさんが思い描くそれぞれの「彼女」がこの絵に宿ってくれていたら嬉しい。…… というふうにだ。
この展覧会は、金沢21世紀美術館で、5日27日までひらかれている。そして、江口さん、こんな言葉も。……
『がきデカ』で一世を風靡した漫画家であり、小説家でもある山上たつひこ氏。私が近年、金沢に来る機会が増えた理由は、氏がこの地に居を構えられているからに他なりません。……