樹木希林さんが、セツの生徒だった頃

樹木希林さんが、セツの生徒だった頃

 

樹木希林さんが、亡くなった。そのニュースは、テレビでも新聞でも大きく伝えられた。しかし、彼女がセツ・モードセミナーに通っていたことは、あまりふれていないようだ。「僕は、同期でした」という、星  信郎さんが、想い出を語ってくれた。


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それは、セツの高樹町時代ですから、1960年代の初めですね。悠木千帆(樹木希林)は、セツの生徒で、同時に文学座の研究生でした。僕より、少しあとに入ってきました。後に知ったことですが、セツ先生のファッション関係の仕事のパタンナーだったOさんの姪とのこと。それが、セツとの縁になったのかもしれませんね。
快活なひとでした。当時セツの事務をしていたNさんに、何かのことでひどく叱られて、Nさんが好きになってしまったと笑って話してくれたことがありました。オトコの好みは、一貫しているように思いましたね。文学座で初めて女中さん役についたとき、その写真を見せてくれたこともありました。ファッションは、アイビー調。なかなかステキでした。
一緒にデッサンをしたりしたのですが、残念ながら彼女の絵については、記憶がありません。卒業してからも、アート展やセツ先生の出版パーティには、何度も来ています。一升瓶など、ぶらさげて。
最近はもう、テレビで見かけるくらいでしたが、亡くなったと聞いて、想い出が遠ざかっていくなあ、という寂しさを覚えました。(カットは、『サンケイスポーツ』9月17日付の紙面から)


『JOJO』荒木飛呂彦原画展とスマホ

『JOJO』荒木飛呂彦原画展

 

 

〈 スマホで変わる美術館 / 「撮る」で世界に開かれる / 存在、揺さぶる事態 〉というタイトルの記事を読んだ。(『東京新聞』9月6日夕刊)

筆者は、木下直之氏(静岡県立美術館長)。
去る7月に「スマホで覗く美術館  ー  鑑賞体験のゆくえ」というシンポジウムを開催したことに触れ、文章の最後に、こう書いている。

…… 美術館の堅牢な壁がゆらいでいる。なぜなら、撮った写真はその場から世界のどこへでもつながるからだ。それをまた無数の人が鑑賞する。多くの館が「開かれた美術館」を目指してきたが、スマホによってすでに実現したのかもしれない。いや、だからこそ美術館には閉じる道もある、という意見が交わされた。

『JOJO』荒木飛呂彦原画展(国立新美術館、10月1日まで)に行く。たくさんの作品、たくさんのファン、たくさんのスマホ。

 


「昆活」しました

『昆虫』展

 

 

『昆虫』展(上野国立科学博物館、10月8日まで)へ行く。

子どもたちが夏休みの間は、混んでタイヘンだから、やめたほうがいいと言われていたけれど、あいかわらずの賑わいだった。子どもなんて、いつでも休みのようなものだし、昆虫好きのオトナも多いのである。
巨大模型から始まって、美しいもの、奇怪なもの、不思議なもの、珍しいもの。

たっぷり、昆活してきました。

 

 


デッサン会の愉しみ

代々木デッサン会のグループ展 2018

 

この「広場」でもおなじみ、「代々木デッサン会のグループ展 2018 デッサン行進とペインティング」が、吉祥寺のカフェ・キチムで開かれる(9月19日~9月30日)。
デッサン会のレギュラー・星  信郎さんに、“ 描く気持ち”を聞いたら、こんな答えだった。

「デッサン会でデッサンをするのは、楽しみ、習慣、人生…… どれも当たっています。ほかには何もできないので、よく続いています。毎回、変わるモデル、入れ替わるメンバーたちとの予期せぬ出逢い。それも、楽しい。ことに、メンバーをモデルにして描く、友だちデッサンが、面白い。人間の形や様子は、限りなくフシギですからね。面白いはずです。いまさら、観念的に上手になろうとは思いませんが、それでも作品をホメられたりすると、うれしいものですよ。
人間相手と風景相手とでは、どこが違うか ? ですか?   ぼくにとって、風景写生は、自然相手に色と構図の直接取引ですからね」
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ぜひ、吉祥寺・キチムへお出かけください。展覧会の詳細は、コチラから、どうぞ。

 


行くぞ ! 秋田県鹿角市 移住体験ツアー

行くぞ ! 秋田県鹿角市  移住体験ツアー

 


秋立ちぬ。『チルチンびと』97 号から、ステキなページをご紹介します。

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〈『チルチンびと』× 秋田県鹿角市 移住体験ツアー〉というユニークなレポートは、いかが。

今年の夏は、秋田ブームでした。甲子園。準優勝。金足農業。吉田輝星投手。それにちなんだ、というわけではないのですが、〈『チルチンびと』× 秋田県鹿角市 移住体験ツアー〉が、企画されたのですね。

秋田県の北東部に位置する鹿角市。ぐるりを山々に囲まれ、見わたす限りの田園風景。移住促進に力を入れる同市は、県外からの希望者を対象にした移住ツアーを随時行っている。「さらに地域に密着し、鹿角の魅力をより伝えられるものに」と同市の移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)は、『チルチンびと』と、移住をめざす家族のための体験ツアーを企画。
その日、東京駅に集合した二組のご家族。まちなかに近い「大湯・十和田コース」、豊かな自然に囲まれた「八幡平コース」に分かれ、いずれもホームステイ先に宿泊。2泊3日。地元の人たちとの交流を楽しみました。環境、施設の見学から、ブルーベリー狩り、きりたんぽを味わい。大満足。

秋田ブームを、飾りました。
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『チルチンびと』97号絶賛発売中。

 

 

 


カフェ・mikumari の家づくりのレシピ

カフェ・mikumari  の家づくりのレシピ

 

秋立ちぬ。『チルチンびと』97号、まもなく発売です。〈特集・花と緑を愛でる家〉から、ステキなページをご紹介します。

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「カフェ・mikumari の花と暮らす家づくりのレシピ 」は、いかが。そこには、こんな夢の世界が広がります。

カフェの窓辺から見える田園を借景に、みずみずしい草花がユートピアへと誘う。ヤロウ、ボリジ、レースラベンダーなどの多年草が野原を思わせるように、花を咲かせている。アプローチには、敷石の隙間を埋めるようにヒメイワダレソウが生い茂り、石でやんわりと区切られたスペースに、数多くのハーブが育つ。
最初はハナミズキ、ヤマボウシ、モミジの3本の和の樹木から始まったという。今は溢れんばかりの草木が育ち、ツリーハウスなど複数の建物と相まって、夢の世界が広がっている。………

素晴らしき人生の設計図。
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『チルチンびと』97号は、9月11日発売です。お楽しみに。

 


ウッドデッキ快適術

ウッドデッキ快適術

 

秋立ちぬ。『チルチンびと』97号、まもなく発売です。〈特集・花と緑を愛でる家〉から、ステキなページをご紹介します。

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「ウッドデッキ快適術 ー 花と緑をもっと楽しみたい」は、いかが。

庭の花や緑を眺めたり、家族やお友だちと楽しいひとときを過ごしたり。リビングの延長として人気のウッドデッキですが、思ったほど活用できていない、という声も、意外に多く聞かれます。ウッドデッキを、めいっぱい楽しむためのアィデアをいくつか。
たとえば、虫対策。蚊やハチなどの虫は、やはり気になるもの。蚊は、夏に発生するイメージですが、実はその活動期間は4月から11月と長いのです。
では、防虫ウッドデッキをつくるには、どうする。図解で、わかりやすく、ご説明します。

時は秋。庭に涼風。
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『チルチンびと』97号は、9月11日発売です。お楽しみに。

 


花との上手な暮らし方

花との上手な暮らし方

 

秋立ちぬ。『チルチンびと』97号。まもなく発売。〈特集・花と緑を愛でる家〉から、ステキなページをご紹介します。

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「花との上手な暮らし方」は、いかが。その記事の文章から。

身近な素材と少しの工夫で、暮らしがもっと楽しくなる。東京・南青山にある「花屋 西別府商店」店主、西別府久幸さんに聞く、植物となかよく暮らす方法。

西別府久幸さんは、音楽から着想を得て、花のしつらえにとりかかるという。そうして、いざ花に向かうと「こんなふうに見せてほしい」という彼らの声が聞こえてくるそうだ。多種多色のもの言う花たちは、陶器の壺にゆったりと納まり、それぞれの居場所で満足そうに佇んでいる。
以前は服飾の仕事に就いていた西別府さん。いつからか「人の手が加えられていない自然のもの」を求める気持ちが高まり、花の世界へ。

さて、どうすれば、花がいちばん美しくいられるのか。
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『チルチンびと」97号は9月11日発売です。お楽しみに。

 


陶芸家・工藤和彦さんの「ウラヤマクラシテル」

陶芸家・工藤和彦さんの「ウラヤマクラシテル」

 

秋立ちぬ。『チルチンびと』97号、間もなく発売。 〈特集・花と緑を愛でる家〉から、ステキなページをご紹介します。

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この写真の後ろ姿は、どなただろう。記事の書き出しは、こんなふうだ。

北海道旭川市の中心から、車で30分ほど離れた東山地区にある「ウラヤマクラシテル」。広大な景色の中を走り抜け、国道脇にある立て看板のサインを頼りに山道に入る。矢印に従って車を進めると、森の中に大きな建物が見えてきた。
「ウラヤマクラシテル」は、工藤和彦さんが昨年オープンしたギャラリー。もともとこの地にあった旧旭川温泉の施設を改装している。同じ建物内に工房があり、住まいも近くにある。文字通りの裏山暮らし。家族とともに、大自然に囲まれた環境の中で生活し、作陶に励んでいる。

陶芸家の花詩集を、どうぞ。
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『チルチンびと』97号は、9月11日発売。お楽しみに。

 


1cmほどの赤ちゃん

伊勢海老と蟹の赤ちゃん

お寿司屋さんで注文した貝の中から出てきた2匹。伊勢海老と蟹の赤ちゃん。
小さいながらにパーツがしっかりしているのに驚いた。
動きがまた可愛らしい。