『描かれたニュース・戦争・日常』展へのご案内

『描かれたニュース・戦争・日常』展

いつ果てるともわからない、イラクの戦争。そんな日々、〈 出来事との距離〉 というサブタイトルのついた『描かれたニュース・戦争・日常』展が、ひらかれる。
-  ニュースや戦争を描いた作品に触れるとき、時代や立場によって表現できることが違うことに気づきます。また、当事者として経験したことも、時が経ってからやっと伝えられることがあるでしょう。……  本展を通して過去、現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探ります。- というのが、展覧会の主旨だという。
〈 ゴヤ・月岡芳年,浜田知明から、現代へ〕

町田市立国際版画美術館で、6月3日から7月17日まで、開催予定。

 


帽子展開催のお知らせ

帽子工房 リモナータさんの帽子展

サクラが終わったら、すぐ夏になったな、と思っていたある日、1通のDM。

帽子工房 リモナータさんの帽子展開催 ! 5月26日~5月29日 。谷中 旅館 澤の屋(谷中 2-3-11)ラウンジにて、展示販売、オーダーもOK……と、ある。

帽子愛好家Nさんに連絡すると、素早いこと。「もう、夏帽子の予約しました」という。「気に入った帽子をかぶると、より自分らしくなった気がする。これでいいのだ、と気分が落ち着くのです。リモナータさんの帽子をかぶると、一体感が生まれる。頭にストレスがかからない。帽子が自然と身体の一部になつている」とのこと。

今度の企画の狙いを、昨者ご本人に聞いた。「リラックスしながら、日常と非日常を行き来する場所で私の帽子を展示販売することで、より深く感じてもらえるのではないかと、考えました。また、工房やギャラリーでは、敷居が高いという方に向けても、旅館・澤の屋さんならば、行ってみたいと思われるのではないかと、こちらに決めました」とのこと。


ふと、「俳句歳時記」をめくると
夏帽や人の好みの面白く 星野立子
という句が、目にとまった。


『発掘・植竹邦良』展 へのご案内

	 発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間

「ニッポン戦後を映す夢想空間」

「虚無僧、電車、人体の一部、破壊したザクロ、…奇妙なモチーフが増殖し、入り乱れながら交錯する、植竹邦良(1928~2013)の絵画。その底流には、戦後ニッポンの政治、社会、都市開発といった世相が密かに編み込まれており、モチーフへの執着を感じる徹底した細密描写は、現代のコンピューターグラフィックを見慣れた目に異様な迫力をもって映ります。府中て制作をを続けた知られざる画家、全貌を初紹介します。

「1960前後の「前衛 」
などという言葉が、パンフレットのあちこちに踊っている。
「ようこそ植竹ワールドへ」。

発掘  植竹邦良』展は、府中市美術館で、5月20日~ 7月9日まで開催予定です。


『マティス展』へのご案内

マティス展

 

〈 20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス〔1869 ~ 1954年)、純粋な色彩による絵画様式であるフォービズム〔野獣派〕を生み出し、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果たした彼は、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩と光の探求に捧げました。彼が残した仕事は今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。……〉

と、招待状に書かれている。

「20年ぶり  待望の  大回顧展」
「色、形、線、冒険のはじまり」
のキャッチコピーも、添えられて。

『マティス展』は、4月27日から8月20日まで、東京都美術館でひらかれる予定。

 


『生誕120年 大沢昌助展』へのご案内

生誕120年 大沢昌助展

 

〈大沢昌助は(1903~1997)に戦前、戦後の社会背景を見据えつつ、ブレることのない独自のスタイルを貫いた昭和を象徴する美術家です。モダン、シンプル、自由そして軽やか、そんな言葉が大沢の作品には息づいています。当館では最初期から晩年に至る、100点以上もの作品を所蔵しており、1991年の回顧展を皮切りに1996年の追悼展、父で建築家の大沢三之助との親子展など折にふれその芸術を紹介してきました。本展では生誕120年という記念の年にあたって、これまで紹介してきた作品に加え、昨品の原点であるスケッチ類や三之助作品を含む新収蔵品、調査の中で新たに発見された作品を展観します。……

と、展覧会のパンフレットに書かれている。

生誕120年 大澤昌助展』は、練馬区立美術館で、4月29日~6月18日まで、開催する予定です。


『奇想の絵師 歌川国芳』展へご案内

奇想の絵師 歌川国芳

 

歌川国芳は、幕末浮世絵界の人気を分けあった歌川派三人〔国貞(三代目豊国)、国芳、広重〕の一人です。斬新かつ豊かなアイデアを次々と出し続けた国芳は、当時の浮世絵界を活性化させただけではなく、劇画のルーツとも言われるなど、後世にも多大な影響を及ぼしました。本展は、国芳の代表作をはじめ、戯画、洋風の風景画、貴重な肉筆画など約160点の作品をとおして、その多彩て変化に富んだ画業を紹介するものです。
………
というのが、パンフレットの紹介文からのダイジェスト。

歌川国芳』展は、うらわ美術館で、4月22日から6月18日まで、開催予定です。


『「前衛」写真の精神』展へのご案内

「前衛」写真の精神 展

 

〈なんでもないものの変容〉というタイトも添えてある。
そして、瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 という4人の写真家の名前も。添えてある。
パンフレットに曰く、
本展覧会では、4人の作家の交流と創作を辿りながら、
1930年代から80年代にわたる日本昭和写真史の一断片をご紹介します。
……  4人の作家の思想や作品は、互いに影響を与えあい、
前衛写真として想起される技巧的なイメージを超えた「前衛」の在り方を示します。
戦前から戦後へと脈々と引き継がれた、「前衛写真精神をご堪能ください。

この展覧会は、千葉市美術館で、4月8日から5月21日まで、開かれる予定です。

 


『日本の自然と多色摺木版の世界』のご案内

日本の自然と多色摺木版の世界

 

春の海 ひねもすのたりのたりか な      芭蕉

日本の四季のうつりかわりは、さまざまな手法で 美しく描き出されてきた。以下、案内に書かれた文章である。

《15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー〔自然誌/博物学〕とアート〔美術/技芸〕のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち〔画像〕を展覧します。》

『自然という書物  15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート』は、3月18日から5月21日まで。
『日本の自然と多色擂木版の世界』は、3月15日から6月11日まで。

町田市立国際版画美術館で開催しています。

 


『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』展のご案内

 

本展では、建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社が長年収集してきた絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有する貴重書のコレクションより、絵画と本との結びつきに注目して選んだ約200点をご紹介します。アートライブラリーのコレクションにおける大きなテーマは、中世彩飾写本から近代アーティスト・ブックに至る、ヨーロッパの美しい本の歴史をかたどるというものです。……本展では同時代の書物と絵画を展覧することで、両分野が関わり合いながら歩んできた歴史を紐解いていきます。

と、パンンフレツトにかかれている。12世紀から20世紀まで、800年の本と絵画の歩みを辿るのが、この展覧会の見どころであるようだ。
現在、練馬区立美術館で、開催中。4月16日まで。


『江戸絵画 お絵かき教室』へご案内

江戸絵画  お絵かき教室

 

タイトルを見ると、なんとなく春めいた気分になるから不思議です

そしてパンフレットを読むと、まず、「四大テーマに曜戦」として、動物・人物・花・山水、があげられ、ついで「画材・技法・表具」についてふれ、「江戸時代の画家は、どうやって学んだのか?」中国に学ぶ・応挙に学ぶ・雪舟に学ぶ・オランダ本に学ぶ、とあり。最後に「江戸絵画はヒントの宝庫」とあり、国芳に劇画を学ぶ・少ない色でカラフルに・お手本はいらない・全部を描かない……と、モチーフから構図、色の選び方まで、教えてくれる。

「描く」という視点から、江戸絵画を楽しもう!
そんな楽しいお絵かき教室は。府中市美術館で、3月11日から 5月7日まで、開催中です。