『生誕120年 大沢昌助展』へのご案内

生誕120年 大沢昌助展

 

〈大沢昌助は(1903~1997)に戦前、戦後の社会背景を見据えつつ、ブレることのない独自のスタイルを貫いた昭和を象徴する美術家です。モダン、シンプル、自由そして軽やか、そんな言葉が大沢の作品には息づいています。当館では最初期から晩年に至る、100点以上もの作品を所蔵しており、1991年の回顧展を皮切りに1996年の追悼展、父で建築家の大沢三之助との親子展など折にふれその芸術を紹介してきました。本展では生誕120年という記念の年にあたって、これまで紹介してきた作品に加え、昨品の原点であるスケッチ類や三之助作品を含む新収蔵品、調査の中で新たに発見された作品を展観します。……

と、展覧会のパンフレットに書かれている。

生誕120年 大澤昌助展』は、練馬区立美術館で、4月29日~6月18日まで、開催する予定です。


『奇想の絵師 歌川国芳』展へご案内

奇想の絵師 歌川国芳

 

歌川国芳は、幕末浮世絵界の人気を分けあった歌川派三人〔国貞(三代目豊国)、国芳、広重〕の一人です。斬新かつ豊かなアイデアを次々と出し続けた国芳は、当時の浮世絵界を活性化させただけではなく、劇画のルーツとも言われるなど、後世にも多大な影響を及ぼしました。本展は、国芳の代表作をはじめ、戯画、洋風の風景画、貴重な肉筆画など約160点の作品をとおして、その多彩て変化に富んだ画業を紹介するものです。
………
というのが、パンフレットの紹介文からのダイジェスト。

歌川国芳』展は、うらわ美術館で、4月22日から6月18日まで、開催予定です。


『「前衛」写真の精神』展へのご案内

「前衛」写真の精神 展

 

〈なんでもないものの変容〉というタイトも添えてある。
そして、瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 という4人の写真家の名前も。添えてある。
パンフレットに曰く、
本展覧会では、4人の作家の交流と創作を辿りながら、
1930年代から80年代にわたる日本昭和写真史の一断片をご紹介します。
……  4人の作家の思想や作品は、互いに影響を与えあい、
前衛写真として想起される技巧的なイメージを超えた「前衛」の在り方を示します。
戦前から戦後へと脈々と引き継がれた、「前衛写真精神をご堪能ください。

この展覧会は、千葉市美術館で、4月8日から5月21日まで、開かれる予定です。

 


『日本の自然と多色摺木版の世界』のご案内

日本の自然と多色摺木版の世界

 

春の海 ひねもすのたりのたりか な      芭蕉

日本の四季のうつりかわりは、さまざまな手法で 美しく描き出されてきた。以下、案内に書かれた文章である。

《15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー〔自然誌/博物学〕とアート〔美術/技芸〕のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち〔画像〕を展覧します。》

『自然という書物  15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート』は、3月18日から5月21日まで。
『日本の自然と多色擂木版の世界』は、3月15日から6月11日まで。

町田市立国際版画美術館で開催しています。

 


『本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション』展のご案内

 

本展では、建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社が長年収集してきた絵画コレクションと、吉野石膏美術振興財団のアートライブラリーが有する貴重書のコレクションより、絵画と本との結びつきに注目して選んだ約200点をご紹介します。アートライブラリーのコレクションにおける大きなテーマは、中世彩飾写本から近代アーティスト・ブックに至る、ヨーロッパの美しい本の歴史をかたどるというものです。……本展では同時代の書物と絵画を展覧することで、両分野が関わり合いながら歩んできた歴史を紐解いていきます。

と、パンンフレツトにかかれている。12世紀から20世紀まで、800年の本と絵画の歩みを辿るのが、この展覧会の見どころであるようだ。
現在、練馬区立美術館で、開催中。4月16日まで。


『江戸絵画 お絵かき教室』へご案内

江戸絵画  お絵かき教室

 

タイトルを見ると、なんとなく春めいた気分になるから不思議です

そしてパンフレットを読むと、まず、「四大テーマに曜戦」として、動物・人物・花・山水、があげられ、ついで「画材・技法・表具」についてふれ、「江戸時代の画家は、どうやって学んだのか?」中国に学ぶ・応挙に学ぶ・雪舟に学ぶ・オランダ本に学ぶ、とあり。最後に「江戸絵画はヒントの宝庫」とあり、国芳に劇画を学ぶ・少ない色でカラフルに・お手本はいらない・全部を描かない……と、モチーフから構図、色の選び方まで、教えてくれる。

「描く」という視点から、江戸絵画を楽しもう!
そんな楽しいお絵かき教室は。府中市美術館で、3月11日から 5月7日まで、開催中です。


おなじみ星センセイと生徒《気まぐれ三人組》の展覧会へご案内

星信郎・山口一郎・元明健二 星センセイと一郎くんと珈琲

星信郎・山口一郎・元明健二 星センセイと一郎くんと珈琲

デッサン展示は、僕もまだ元気で、ときにはデッサンも続けて描いてますよ~、ほんの気まぐれ3人組みです。
山口一郎クンは人気アーティストだし、元明クンは日本一美味いコーヒーやさん。

会場は、びっくりするぐらい狭いとこですから、びっくりしないで下さい。
よろしくお願いします。

星信郎

 

 

※詳しくはこちらをご覧ください。

 


サヨナラ La Cage

La Cage

 

一通の手紙か。届いた。
La Cage  波田野さんからだった。

西荻窪駅の南口を出て線路側の道を荻窪方面に向かって歩いてすぐ  、ミドリの滴る店がある。そこが波田野さんのアンティークショップだ。
中に入ると、大きなしゃれた鳥かごが、下がっている。そして、たくさんのアクセサリー、服など、並ぶ商品の奥に、ミシンを前にして波田野さんは座っている。そうして、一日中、服の繕いなどをしながら、お客さんを待っている。
五年前、インタビューをした。「お休みの日は?」と聞くと「休みはありません」という返事。この店を始めるとき、ある方から「店を始めたら、3年間は休んではダメですよ」というアドバイスを受け、それを守ってきた結果だという。「だって私、ここにきて座っているだけですもの、元日でも開けています」。
不景気風が吹いてきていることは、聞いていた。その手紙には、……体力、気力のあるうちにと、2月を目処に閉店することにしました。長いような短いような27年間でした。……   とあった。お疲れさまでした。

 


『ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ 柔らかな舞台』へのご案内

ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ 柔らかな舞台

〈 ウェンデリン・ファン・オルデンポルフ(1962年、ロッテルダム生まれ、ベルリン在住)は、2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人として、20年以上にわたり、映像作品や映像インスタレーションを発表してきました。彼女の映像は、他者との共同作業を通じて、人々の関係を形成すると同時に、それによって形作られるものとして試行を重ね、シナリオを設定しない撮影に、キャストやクルーとして参加する人々が現れます。撮影の場という設えられた状況であるテーマについて、人々が対話する過程で発露する主観性や視座、関係性を捉え、鑑賞者の思考との交差を指向します。……〉
と、展覧会の案内に、紹介されている。

『ウエンデリン・ファン・オルデンポルフ  柔らかな舞台』は、公開中。来年2月19日まで、東京都現代美術館で開かれている。


『雰囲気のかたち』展(うらわ美術館)へのご案内

『雰囲気のかたち』展(うらわ美術館)

 

この展覧会のパンフレットに、いわく、
〈 ……   本展では、はっきりと見えないもの、刻々と変わる不定形なものなどを表現した作品を、国内の近現代の絵画や彫刻、ドローイング、映像、写真などで紹介します。美術家たちは感覚を研ぎ澄ませ、流れる大気、周辺の空間や時間、その関係やあり方をとらえようとします。その場を満たす光や粒子、輪郭、あるいは筆致や素材の吟味によって、さらには言葉へつながることによって、物質を超えた存在に形を与えています。私たちは昨今、ウイルスや情報など、時代をも動かす目には見えないものをより意識するようになりました。そのような中で改めて、私たちのまわりにあって空間を染め、ある力や豊かさが存在する場を、つかみ、作ろうとする美術家たちの表現に触れてみたいと思います。〉

――見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの   

というコピーが、添えてある。

………

『雰囲気のかたち』(うらわ美術館)は、23年1月15日まで公開中。