西荻窪散歩 ほろ苦篇

西荻窪 喫茶店

 『チルチンびと』夏号の取材に同行して、西荻窪界隈を歩いている。
 ひと休み。喫茶店へということになり、「どんぐり舎」(写真)へ。壁に貼られた黄ばんだメニュ、コーヒーほろ苦、酸味–から、ほろ苦 480円を注文。
 生まれては消えるコーヒー屋さんも多いなか、この一軒家のような佇まいに魅かれるファンは絶えないようだ。消えた店のひとつに、Gというアメリカ人がはじめたカフェがある。ビールは瓶だけがポンと卓に置かれ、コーヒーには゛お冷や゛などついてこない。万事、殺風景で、それが゛アメリカ風゛なのか、なかなかよかった。馴染みになった。勘定を済ませて帰り、「ハヴ ア ナイスデイ」と、彼は、いつもいった。あるとき、「日本語の゛じゃあ、また゛というのは、英語でなんというのか」と尋ねると「ハヴ ア ナイスデイ」と答えた。
 店は、二年ほどで閉店した。彼は、いま、どこでなにをしているのだろう。この店の思い出は、ほろ苦い。そういえば、私の思い出は、コーヒー同様、ほろ苦か酸味のどちらかだ。


はじめての明日葉

はじめまして、kuroと申します。これからお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

先週、「チルチンびと」山下編集長の故郷、八丈島直送の明日葉をおすそ分けしていただき、早速さっと茹で、葉の部分はお豆腐とタケノコにちらして、茎は粒マスタードと和えていただきました。ほろ苦い春の旬の味、ありがとうございました。

この部屋で春を迎えるのは2回目ですが、ちょっと窓から乗り出すと桜がきれいに見えます。これが見事で息をのむほどの美しさです。

そして弊社最寄駅、市ヶ谷は桜が非常に多い街で、文字通り「桜のトンネル」の中を通勤しています。

桜の後の新緑も楽しみです。

 

 


咲いた~♪咲いた~♪

昨秋、小石川後楽園へ行ったとき

球根や種の売り場がありまして…

 

私 「あの…私すごいズボラなのですが…。

今の時期に、植え始めることが出来て

さらに丈夫なのってどれですか?」

と尋ねたところ

 

『これ、絶対大丈夫! この花は、ほったらかしにしてても、

たくさん花が咲いてかわいいですよ! お手入れも楽だし!!』 と

言われ購入したプスキニア(^O^)

(↑買った理由が…(笑))

 

結局…旦那さんが、ちょこちょこお水をあげ

私は「ときどき、がんばれ~♪」と話しかけ…(笑)

 

3月に芽が出てきてました

 

芽

なんとも、力強い感じ!!

命の強さを感じますねぇ!!

 

そして、暴風が吹いた先週の東京にて、

ついに、ついに!!咲いたのです!!

プスキニア

かわいい(^O^)

 

春の嵐のような日に、初めてお花を

見せてくれたプスキニア!

 

さらに、たくましさを感じます!!

 

これからもっとお花が咲くはず♪

 

我が家のベランダがにぎやかになるのが

楽しみなamedio(^_^)でした

 

 


大自然に囲まれた場所にて

イチトニブンノイチの櫻岡さんにご紹介頂いたダグラス・ブラックさんを訪ねて栃木県茂木町に。美しい那須川と大自然に囲まれた場所。

あいにく、この間の低気圧の影響で、新幹線に3時間の足どめをくらい予定より大幅に遅れて到着した我々をあたたかく迎えてくれました。もうすぐ完成するギャラリーのこと、セルフビルドの家のこと、作陶のこと、これからのことなどいろいろお話させて頂きました。詳しくは栃木県connectにて(近日公開)。

ダグラスさんの丸が2つ重なりあったマークをみて、栃木県サポーターの金山さんが「あー、これ私持ってる!」。なんと、3年ほど前に益子市でダグラスさんの器を購入していた事が判明。なんだかんだと繋がっているものです。

そして、ダグラスさんの個展が益子町「ギャラリー緑陶里」にて”3人展:それぞれが辿った道”開催中です。お知らせが遅くなってすみませんが、実は本日が最終日です。お近くの方はぜひ足をお運び下さい。

THREE ROADS TO MASHIKO

昨年の東日本大震災により三人の進む方向は少し変わりましたが、陶芸に寄せる熱い思いは、変わらず持ち続けています。あの日のことを胸に、この一年どんな思いで作陶し、乗り越えたのか、この会場で彼らの作品から溢れるPowerを感じて、そして、これからの彼らを見守って欲しいと思います。


西荻窪散歩・カツ丼篇

 『チルチンびと』夏号の取材に同行して、西荻窪界隈を歩いている。この日は、午前中は暖かかったのに、午後は俄か雨が降り、夕方、風が強く吹いて寒くなった。
 どうしたって、夕食はゲンキの出るものをと、北口の坂本屋へ行く。狙いは、カツ丼である。この店は、ラーメンあり、オムライスあり、ソース焼きそばありだけれど、人気は、カツ丼だ。かの美味評論家Y氏も、ここのカツ丼を絶賛、店に、「西荻窪の味 ! 東京の味 ! 坂本屋のカツ丼 !」という色紙を寄せている。時分時には、行列ができる。
 運よく空席があり、カツ丼(750円)を注文する。そして、近々、出産予定の仲間のKさんの話になった。Kさんは「こどもを産んだら、ビールとカツ丼だ ! 」と宣言したという。まるで労働者のような。以前、あるエッセイストに出産体験を聞いたとき、彼女は「潜水艦が、からだから出ていくようだった」と語ったことを思い出す。たしかに、出産は大仕事に違いない。それを終えたら、飲むぞ、食べるぞという気迫が十分に伝わってくる。
 運ばれてきた、素朴で、おいしいカツ丼を食べながら、無事の出産を祈り、少し、しんみりした。

カツ丼


春の恵み

「チルチンびと」山下編集長の故郷、八丈島直送の菜の花、明日葉、春キャベツ、レタス、烏骨鶏の卵・・・春の味覚がたっぷり届きました!身体の中からキレイになりそうな無農薬の元気な野菜たちです。 いつもごちそうさまです!

 

ところで、先日朝の情報番組でやっていて目からウロコだったのが、山菜を水1ℓに塩小さじ2、小麦粉大匙4を溶かして湯がき、10分ほど水にさらすとえぐみが取れるという技。

 

これを試してみたところ、明日葉も菜の花もほどよい苦みが残っていい感じに茹で上がりました。その後おひたし、味噌汁、ジャコ入り炒め物・・・など定番メニューに変身したわけですが、まだまだ花束ができるぐらい大量にある菜の花。これを使って、こんどはMikanさんのレシピ 「菜の花と甘夏の簡単ちらし寿司」に、挑戦してみます♪

 

 


書象 -地・水・火・風-

書象 -地・水・火・風-

北村宗介 書象 -地・水・火・風-

 

本日更新された全国版コラム「大皿こぼればなし」でお馴染みの、私の師でもある北村宗介先生の個展が4月7日(土)~4月29日(日)に東京都「SEN ART GALLERY」にて開催されます。

今の時代をモノクロの空間で表現した30点が並びます。
趣のある日本家屋も見どころです。季節も良い時期ですので、是非足をお運び下さい。

 



失くしものはなんですか~♪

このブログを書こうと思ったら

急に頭の中に流れてきたこの歌…。

そう、私は、いろいろなものを

ちょいちょい失くすダメな子なんです…。

 

特にダメなのが…リップクリームやハンドクリーム…。

使ったのはいいけれど、鞄を入れ替えた時に

ついつい忘れてしまう…。

 

そして、普段はそこまで乾燥しない体質なのに

そういう持っていない時に限って

唇がガサガサになって、あら大変!となるのです(笑)

 

つい先日、神保町のあたりで

スポーツ用品のお買い物をしていたところ

かわいい小物も一緒に扱っている

お店を見つけました。

 

そこにあったのが、このマトリョーシカ♪

 

マトリョーシカ

 

リップクリームの蓋にピッタリとはまって

そして、チェーンが付いているので、

いつも必ず持っていくものにつけておけば

忘れる心配もありません♪

 

 

私は、必ず持ち運びしている

バッグインバッグ(バッグの中に入れるバッグ)に

つけました(^O^)

マトリョーシカ

これから、末永いお友達になりそうな

マトリョーシカちゃんなのでした♪

 

amedio(o^-^o)

 


承前・西荻窪散歩

 『チルチンびと』夏号の取材に同行して、西荻窪を歩いている。同行ったって、ナニ、道案内みたいなものだ。
 このあたりに暮らしている方なら、おわかりだろうけど、店として目立つのは、喫茶店、カレー屋、アンティークショップである。
 カフェなんていう軽いものでなく、木造の築何年というカンジの喫茶店が、いくつもある。インド風だったり、欧風だったり、店の横を通ると、プンとカレーライスの香りの漂う道があちこちにある。アンティーク関係は、古本屋さんを加えれば、70軒はあるだろう。こういう店模様は、神田神保町と、なぜかよく似ている。
 植物学者のY先生の話によると、忽然と海のなかに島が誕生したあと、そのハダカの島を緑にそめていくための種子は、鳥と波と風が運んでくるのだという。西荻窪の町を歩いていると、古くからのどっしりした店、開店したばかりのウイウイしい店といろいろで、それぞれの貌を持つ。店というのも、ひょっとしたら、鳥や波や風が、あちこちから運んできた種子から、生まれるのかもしれない。

西荻窪 MAP


西荻窪で再会

morimoriと「チルチンびと」次号取材のため、西荻窪に通う日々が続いている。

駅前はわりとにぎやかだけれど、すこし歩けばすぐに閑静な住宅街になる。結構どこまで歩いて行ってもいろんなお店がある。古道具、雑貨、食べ物や…どのお店も「昔ながらの」「趣のある」という言葉がぴったりの風貌。まったく押し付けてくる感じがなく、そっけないのでもなく「どうぞよかったら、お入りください」というような気さくな雰囲気だ。とはいっても店に入ると、ちょっとその辺のお店とは違うな。という店主の個性というか、気概を感じる。

取材を通して、その店がその雰囲気を醸し出す理由もよくわかった。それぞれに経歴も、きっかけも、商売のスタイルも違うけれど、どの方の話も面白い。これは話さないで帰るのは損だな。と思う。自分、無口で不器用すから…なんていってないで、わからないことがあれば聞いてみたらいい。わからないことがとくになくても、この店主さん素敵だな。と感じたら、思い切って話しかけてみたらいいと思う。

ところで、西荻うろうろの最中、思いがけない再会があった。小腹がすいてmorimoriが行ってみよう、と入ったお店。チキンライスだというので、なんとなくオムライス屋さんを想像していたら、なんと。目の前の看板に、「夢飯」と書いてある!ここはカウンターのみの支店がかつての勤務先虎の門近くにあり、安くて美味しくて量も丁度よく、毎週のように食べていた大好物なのだ。こんなところで出会うとは。。。辞めてからもあの味が恋しくてよくつくったのだ。

作り方は簡単で、洗っておろし生姜と塩をよくもみこんだ鶏もも肉2枚をネギ1本、生姜1かけ、昆布1枚、酒大さじ2、水1ℓを加えて15~20分ほど茹で、冷めるまで自然放置。土鍋(または炊飯器)にこの茹で汁、水、ナンプラー、生姜の千切り適量を加えて固めに米を炊く。炊きあがった米を混ぜ、食べやすく切った鶏をのせてさらに10分程度蒸らす。皿に盛り、パクチーを乗せる。ショウガ汁、醤油、チリソースを添えてできあがり。

そういえば西荻窪が本店だったのだ・・・あのオフィス街のカウンターで慌ただしくかっこんだ時とは違ってこの優しく滋味深い鶏スープの味わいが、西荻窪にこそふさわしいような気がした。