4月に「茶の湯」展へ来たときは、上野公園あたり、外国人観光客が多いという印象だったけれど、6月は、修学旅行の生徒が目立つ。みんな、きまって、白い半袖シャツ、リュックサック、手に紙片。元気で!美術館に入ってすぐ、係の人に「バベルの塔は、どこですか?」と、言っている客がいた。「この階の上の上です」という答えを聞いて、すぐ、上りのエスカレーターに向かって行く。下の階から順々に見て、上がってみると、その人たちが、まだ、バベルの塔の前にいた。「NHKの日曜美術館を、わたし、二度見たのよ」なんて、言っている。「絵の中の働いている人の数、1,300人以上だって」なんて、言っている。しばらくして外へ出ると、その人たちの動物園に歩いて行く後ろ姿が見えた。「怠け者の天国」か。(「バベルの塔」展は、東京都美術館で、7月2日まで)
チルチンびと広場をつくっているメンバーがかわりばんこにお届けします。
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