2013年12月21 の記事一覧

山野草でリースをつくる会@恵文社cottage に参加してきました

 

コトバヨネットさんのところで気になっていた高知のアハナベックさんの山野草リース。優美で可愛らしいけれど野性味を感じる、とても印象的なものだった。そのリース作りが、この11月に恵文社さんにopenしたばかりのcottageで体験できるというので、参加してきました。

 

林のりこさんの作品      ※コトバヨネット、恵文社生活館でお取扱い中です

前日、高野川に行って集めてこられたお宝がざくざく

下見の材料で作られた作品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、高野川で材料探しから。スーパーの袋を片手に20名が道端の草を観ながらぞろぞろと進む光景は、周りからみたら異様だったかも!? 講師はアハナベックのオーナーで、リース作家の林のりこさん。

のりこさんと歩くと、発見だらけの散歩道

「宝物がいっぱい落ちてるから、よーく探してね」「こういう枯れかけたのも、ほら、可愛いね」「あっちのほうに、いい場所、あるから」・・・とてもチャーミングなのりこさんに言われると、山野草が好きでたまらない病が伝染してテンションが上がってきて、これも、あれも、使えそう! と夢中になり、寒さも時間も完全に忘れてしまった。

ひとやすみして川べりで青おにぎりさんの美味しいおにぎりを食べながら団らんしたり、帰り道に「あれ欲しいねえ。でもひとんちのだから怒られるね」などなど言いながら、歩くのも楽しかった。

 

全員分のお昼をずっと運んでくれた小島さん

 

午後は制作タイム。まずベースとなるヒバの丸め方や材料の留め方を教わって、あとはめいめい仕上げる。乾燥した手に樅のとげとげが刺さるのだけれど「これもキリスト様の受難を思って、ここは頑張るとこ」ということなので、素手でぐいぐいと頑張って丸める。その後の仕上げは材料とにらめっこしているうちに軽いトランス状態に入ってしまった。たぶん皆同じ状態で、夢中だったと思う。我に返って周りを見ると、同じ場所で拾ってきたものと思えないほど、それぞれ個性があって素敵なものが出来上がっていた。道端や川べりに生えたり落ちているものだけで、こんなリースができるとは!! という驚きと感動が会場中に満ちていた。

 

没頭。

 

ひとつひとつ見て回りたいほどだったけど、時間切れ。おやつにミナルスイさんのビジュアルも味も抜群なマフィンと、日土種雨(ひとしう) さんの濃厚なカボチャポタージュをいただき、のりこさんの「みんな天才! 」という評をいただいて、あっという間の4時間が終了してしまいました。

 

完成!

 

このワークショップ以降、道端や川べりを観る目が変わった。珍しい草や木の実の宝探しも楽しいし、頼りなげに風にそよぐ草花の葉先がうっすら紅葉しているところや、すっかり葉が落ちた枝にちいさな冬芽がついているのに気付いたり、散歩しているだけでも時間も気温も忘れるくらいに遊べることを教えてくれた。材料費をかけないからこそ、思いがけない独創的なリースができるのも大発見だった。林のりこさん、こんなに充実&満腹のイベントを企画運営してくださったみなさま、ありがとうございました!