2013年2月12 の記事一覧

エル・グレコ展@東京都美術館

なんとなく、春になる前に行っておこうと思い、エル・グレコ展へ。

緑に囲まれた東京都美術館は、2年間の工期を経て、昨年リニューアルしたそうだ。

エル・グレコ(1541-1614)は、クレタ島出身のイタリアやスペインで活躍した画家で、代表作は「受胎告知」や高さ3メートル超えの「無原罪のお宿り」など。

神秘的でありながら、うねるような生々しさがあり、苦悩、恐怖、超自然を描く。引き伸ばされた人体の誇張表現が特徴的だ。

 

-会場の構成-

1-1:肖像画家エル・グレコ
1-2:肖像画としての聖人像
1-3:見えるものと見えないもの
2:クレタからイタリア、そしてスペインへ
3:トレドでの宗教画:説話と祈り
4:近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として

 

美術館を出た後、不忍池でぼんやりしながら、祭壇画の余韻がしばらく続いた。