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寒くなるのが待ち遠しい

薪ストーブでまるごと暖かい気候風土適応住宅

 

『チルチンびと』110号、好評発売中です。
今号は、“冬号” 。その名にふさわしく、特集は「暖かくて木の香りのする家」「SDGsと住宅」「薪ストーブカタログ 2022」の三本。そのなかから、「薪ストーブでまるごと暖かい 気候風土適応住宅」(設計・丹呉明恭)を一部ご紹介します。

〈平屋、木造、伝統工法。そのほか、ご主人は薪ストーブのある住まいを希望した。「これはイングルヌックっていう鉄製の薪ストーブ。竹でも針葉樹でも燃やせるし、すぐ暖かくなるんです」と紹介してくれた。敷地内の薪棚はどれも埋まっており、この家の主暖房としての役割をうかがわせる。鋼板製の薪ストーブではすぐ冷めてしまうのでは? と問うと、「そこは壁の力かな」とご主人。「土壁の蓄熱性能はすごく高いんです。でも、そういうのは数値に現れてこないんだよね」と丹呉さんが続ける。……〉

薪ストーブを焚きたくて、寒くなるのが待ち通しいと、ご主人語っている。

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『チルチンびと』110号は、全国書店で好評発売中。お早めに書店へ。

 

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


薪ストーブの火に一目惚れ

 

思い出が甦る家で余暇を楽しむ

 

『チルチンびと』冬 110号、好評発売中です。

今回の特集は「暖かくて木の香りのする家」、「SDGsと住宅」、「薪ストーブカタログ2022」。
さまざまな家、さまざまな暮らし。そのなかから、「思い出が甦る家で余暇を楽しむ」(設計・施工 ㈱平尾工務店)のお話を。
〈……家の中心のリビングルームには、平尾工務店の食堂で生の火の暖かさに一目惚れしたという薪ストーブを設置。ガラス越しに美しい炎が揺らぐ薪ストーブは、インテリアとしても存在感があり、寒い冬でも空間全体が暖まり、電力を使わず快適に過ごせる。カーポートに設置した太陽光パネルで、日常使う分くらいの電気は十分に賄えるという。……〉

そう。住まいは生き方。

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「チルチンびと』冬110号は、全国書店で好評発売中。お早めに !

 

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


大胆な土間リビングへ

「薪ストーブの炎が暖める土間リビングで」(設計・岩瀬卓也)

 

『チルチンびと』冬110 号は、特集「暖かくて木の香りのする家」。たくさんの木の香る事例のなかから、「薪ストーブの炎が暖める土間リビングで」(設計・岩瀬卓也)へご案内します。

〈…… 「みんな、玄関からではなくこっちから入ってきちゃうんです」と奥さんが笑う北側の開口からは、南側の開口、南庭までを見通せる。この、光と風の通り抜ける大胆な土間リビングが、メイン空間だ。どっしりと支える大黒柱や、悠然とわたる梁などの和のテイストが、空間に重みと気品をもたらす。「このあたりは、蔵のある古い家などもある地域。町並みになじむ家にしたかった」と岩瀬さん。夫妻らしいモダンなしつらえとも、見事に調和する。 〉

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『チルチンびと』 冬 110号、好評発売中。お早めに書店へ。

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


春のような家

『チルチンびと』冬110号

『チルチンびと』冬110号の特集は「暖かくて木の香りのする家」。
誌面から、暖かい、木の香りのする家をご紹介します。では、「庭と薪ストーブを眺めて過ごす やすらぎのある暮らし」(設計・龍口元哉)から。

〈リビングの中心には、ご主人がプラン作成の当初より熱望していたという
薪ストーブを配置。空気調節を自動で行う初心者でも扱いやすいモデルを採用した。「薪ストーブはただ暖かいだけではなく、薪がパチパチと燃えている様子を見ているだけでもリラックスできますね」とご主人。さらに2階には循環器ファンを設置。上昇した暖気を1階の床下に送り出すことで、室温を均一にたもつことができる。〉
身もココロも、ふんわり、春が来たような、いい気分ですね。

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『チルチンびと』冬110号は、好評発売中。お早めに書店へ !

 

チルチンびと 110号 暖かくて木の香りのする家


さよなら 三原誠さん

三原誠さん

 

三原誠さんが、亡くなられたという知らせを聞いて、びっくりした。
つい何カ月か前、この“ 広場 ”の「私のセツ物語」に登場したばかりだったからだ。絵と文をお願いすると、快く引き受けてくれて、自分より向いた人がいると、何人かの方を紹介してくれた。
三原さんの原稿は,「夏のテラス」というしゃれた雰囲気のもので、友人の誕生日に近くの八百屋で買って来たスイカを、セツ先生たちと食べる話だった。添えられた絵は、先生とスイカと三原さんらしい人が描かれていた。もしかして、天国でセツ先生と楽しく再会することを、予感していたのかもしれない。まだ、51歳だったという。ご冥福をおいのりします。

……

三原誠さんの「私のセツ物語」は、コチラからごらんいただけます。

 


上野の秋 二つの展覧会

東京都美術館ギャラリー

 

・〈上野の記録と記憶〉 東京都美術館ギャラリー B
・ Everyday Life わたしは 生まれなおしている 東京都美術館ギャラリーA・C

という二つの展覧会が開かれている。パンフレットを読むと、
前者については、
〈……本展では、東京都が所蔵する美術コレクションの中から、上野に関連する約160点の作品・資料を展示します。……〉とある。
後者については、
上野アーティストプロジェクト2021
桂 ゆき 田村沙耶佳 貴田洋子 小曽川瑠那 常盤とよ子 丸木スマ
の名が並んでいる。そして、〈……毎年異なるテーマを設けて、公募展を舞台に活躍する作家たちを紹介しています。その第5弾である今回は、「EVeryday Life」をテーマに戦前から現代にいたる6名の女性作家を取り上げます。……〉ということである。
コロナ禍沈静化して、上野にいつもの秋が来たのだろうか。会期は、来年1月6日まで。

 


美蘭、遊覧

美蘭展

美蘭』が、千葉市美術館でひらかれている。

〈……  これまでも日本美術をもとにイメージを広げた作品を多く発表してきた福田ですが、本では、千葉市美術館のコレクションから、自らが選定した江戸から明治時代の美術をきっかけに、新たに創作された作品を中心に示します。  福田は、もとになった日本美術をどのように写し、読み解き、このように思いもよらぬ絵画を生み出していくのでしょうか。周密な観察力や入念なリサーチに基づく精緻な表現と自由な発表とが共存する福田の新たな作品は、私たちの日本美術への眼差しを更新するとともに作品を鑑賞するとは何かということを改めて考えさせてくれるでしょう。……〉
と、覧会の パンフレットは、語る。

美蘭、遊覧。(12月19日まで)

 

 


「私のセツ物語」余聞・余分

丸山伊太朗 デッサン

 

好評連載「私のセツ物語」。今回登場 丸山伊太朗さんは、セツでは、ガリガリのからだを買われて、モデルとして入学、その後、生徒となる。現在は、中野、鳥取などで、カルマなど、カフェを経営。そんな多忙の中、この“広場”でもおなじみ、毎週末にひらかれている「代々木デッサン会」に参加。原稿に添えて、こんなメールが届いた。

…… 久しぶりのデッサン会。やはり描き続けていないと、どこから描いていいか悪戦苦闘。でも、デッサンするのは、楽しい時間ですね。当日、モデルもやらせていただきました。さすが、ポーズは決まっているけど、オナカは出てきたねと、言われてしまいました。……

「私のセツ物語」は、こちらからごらんください。

 


『大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!』プレスリリースから

大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!

 

うらわ美術館 及び  埼玉県立近代美術館 の2館同時開催で   『タイガー立石』が開かれる、というお知らせが届いた。(11月16日~1月16日まで)

〈絵画、漫画、イラストレーション、絵本……。タイガー立石(本名・立石紘一/1941~98年)は、様々なジャンルで活躍したアーティストです。縦横無尽にジャンルまたぐそのスタイルは、世代越えて今日の若いアーチストにも刺激与えています。〉という紹介文。
文章よりも、たくさんの派手な絵がパンフレット飾っている。「世界描きつくせ!」というように。

 


村松友視家の庭と外ネコ

庭と猫
本誌の庭の特集にちなんで、村松友視の連載エッセイは「庭と猫」。
こんなふうに書き出している。

〈いまの家に住んでから、私にとって庭は外ネコの舞台となってきた。最初に庭にあらわれたのは、袖萩という名をつけた雌ネコだった。〉
さて、その袖萩がフェイドアウトすると、やけに男前の雄ネコが登場し、これは、高倉健をかさねて、ケンさんと呼ばれる。そのケンさんも、寄る年なみにあらわれ、消え去る。
そして、村松家の庭の昨今は〈そのケンさんの姿がわが庭から消えて何年になるか……近ごろこの界隈の野良ネコが減っているのか、わが家と外ネコの縁も断ち切れたままになっている。〉
と、エッセイは、静かに舞台の幕を閉じている。

………

『チルチンびと』秋 109号は、特集「この庭が楽しい」。好評発売中です。

 

『チルチンびと』秋109「特集・この庭が楽しい」