kuro

日傘の力

黒い日傘を購入した。白は反射することで、黒は吸収することで、紫外線をカットしているそう。地面からの照り返しを考えると、白い日傘は紫外線が傘の内側で反射してしまうので、黒の日傘の方が優秀なんだとか。紫外線が本当にカットできているのかどうか、目には見えないけれど、実際、日傘の力はすばらしい。傘をさせば木陰の出来上がりだ。

映画「ゴーストワールド」http://gw.asmik-ace.co.jp/で老夫婦がカフェから出るとき、晴天なのに、黒い傘をパッとさし、去っていくのを見て、ソーラ・バーチ演じるイニードが笑っていた。見た目が暑苦しいのは間違いない…


仙果

今が旬の桃。

『古事記』では、伊弉諸尊(いざなぎのみこと)が、黄泉国の亡き妻に会いに行った際、鬼に追いかけられ、桃の実を投げつけて、その鬼を退散させたとある。邪気払いの果実だ。

そう考えると、昔ばなしの「桃太郎」は無敵だなあ…と考えをめぐらせながら、桃をいただき、夕涼み。

 


しょうが風味

休日に数種類のピクルスを作った。

涼しげで、ビンの数だけ作りたくなる。

今回はしょうがのしぼり汁を加えてみた。

 


WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN

 

映画館で公開中の映画を見逃してしまうことが多い。見逃してしまっても、すぐにレンタルDVDが出るので、ちょっとした安心感があるせいかもしれない。私が最後に映画館に行ったのは、『モールス』http://morse-movie.com/もう1年前。

amedioは近いうちに、『クレイジーホース・パリ』http://crazyhorse-movie.jp/を観に行く予定だそう。

公開中の『少年は残酷な弓を射る』http://shonen-yumi.com/は英国女性作家文学賞の最高峰、オレンジ賞受賞作品をリン・ラムジーが映画化。久しぶりに、これは映画館に観に行きたいと思っている。

 


あさり

いつもお世話になっている近所のスーパーには、おススメ商品が3点ある。

1.身が大きく砂が少ない愛知県産のあさり

2.解体ショーが月1で行われているマグロ

3.種類が豊富なくだものたち

あさりの出汁は、しみじみおいしいので2.3パック購入しては砂抜きし、スープにしていただいている。


47都道府県名と所在地

チルチンびと広場に携わるようになって、全国のSHOPさんや作家さんを日々登録しています。おかげで47都道府県名とその所在地を、全て、しっかり記憶しました!全国の県庁所在地くらいは、すらすら言えるようになりたいものですが、まだまだあやしいところです。

日本地図


ゼラニウムの恩返し

数年前に、表参道のお花屋さんで購入したゼラニウムの小さな苗。

「どなたか育ててあげてください」とプライスカードに書き添えられ、店先に並んでいた。

何年かベランダで様子をみていたところ、この初夏に真っ白い花を咲かせてくれた。

白い花が健気で、なんだかジーンとしてしまった。


仙石原へ

梅雨ひと休み、箱根は仙石原にある、ポーラ美術館に行ってきた。

今年はあじさいがまだ、ほとんど咲いていないが、スイッチバックを繰り返し、山道をぐんぐん登っていく登山電車がたのしい。新宿から箱根湯本までロマンスカーで90分、さらに40分登山電車に揺られ、バスに乗り継ぎようやく到着。

現在の企画展「印象派の行方」は錚々たる印象派画家の作品が、重厚な額装でずらりと並び、混雑もなく、ゆっくり流れる時間をとても贅沢に思う。

常設展では藤田嗣治、杉山寧、モディリアーニの描く人物たちの目に吸い込まれるようだ。

美術館敷地内には散策できる歩道があり、ひんやりした山の空気と、緑の景観が体感できる。

またすぐ来たい!と思わせる美術館だった。


山王祭

amedioが前述した「神田祭」に続き、6月7日からは千代田区の日枝神社の祭礼として江戸の三大祭りのひとつである「山王祭」が執り行われる。今年は2年に一度の例大祭。

通りにはお祭りの旗と祭礼提灯が並び、九段4丁目のお神酒所である市ヶ谷東急ビル前には、お神輿、牛若丸と弁慶の山車人形が出番を待つ。日に日に賑やかさを増す町が放つ力は、江戸時代から今日まで継続されている伝統行事ならではかもしれない。

それぞれの町が出した山車は、氏子町(各神社の祭祀圏を構成する町)である赤坂、九段、麹町、京橋、日本橋、銀座と広い地域をくまなく巡る。

ぜひ優雅な江戸絵巻大行列の巡幸を見てみたい。

 


表紙:自室で聖書を読むチルトナー

先日、takekoに「オズヴァルド・チルトナー展」が開催される小出由紀子事務所に連れて行ってもらった。オズヴァルド・チルトナー展(2012年6月5日~6月29日)のインビテーション表紙に写る彼がとても気になっていたのだ。場所は千代田区鍛治町、1931年に施工された丸石ビル内。登録有形文化財だ。石貼りの外壁、窓枠部分には植物や動物たちの彫刻が施され、玄関では石造りのライオン像が建物を守っている。エレベーターホールの重厚な柱と壁面、天井の彫刻や各階に備え付けられている郵便ポストなど、随所に魅了された。大切にされて年月を経た古いものは、圧倒的に美しいと思う。展示会が待ち遠しい。