食べ物

パンの耳学問

……    ま、おれはおかわいそうな皿洗いじゃない。ウェイターだ。それでも、五日間食うものがなかったことがあるんだよ。パンの耳さえ食わずに、五日間だ。ー   いやはや! …… (『パリ・ロンドン放浪記』ジョージ・オーウェル著・ 小野寺  健 訳・岩波文庫)

ジョージ・オーウェルの作品には、パンの耳が、出てくるよ、と教えてもらった。

…… 彼は長い午後の時間を費して男の子たちとごみ箱や掃き溜を漁って歩いたことを忘れていない、キャベツの葉の芯やジャガイモの皮を拾い集めたり、時には黴臭いパンの固い皮膚さえ拾って、注意深く黒焦げになった部分を削り落としたものだ。 ……  ( 『1984 年』ジョージ・オーウェル著 ・ 新庄哲夫訳・ハヤカワ文庫)

パンの固い皮膚 ?  この原文は、…… sometimes   evenscraps   of  stale  breadcrust…… であるという。crust  は、パンの耳さ、とも教わった。私は、これを 、耳学問とよびたい。

 


パンの小耳

壷井栄さんも、“ 耳好き” だったらしい、という話を小耳にはさんだ。

…… 羊かんだの豆腐だのの、まん中のよいところより、耳のかたいところの方を私は好む。同じようにパンの耳も大好きで、こんがりと焼いたのにたっぷりとバターをぬって食べる。パンの耳はハダが綿密でなかなかバターを吸収しないので、バター・ナイフでぶつぶつ穴をあけてバターを吸いこませる。……( 『 壷井栄全集』 11 ・ 壷井栄著・文泉堂出版)

小説『二十四の瞳』や、その映画で、壷井栄さんは、おなじみだろう。これは、「パンの耳」と題したエッセイである。このあと、耳は家中で奪いあいで、時には順番制をとったこと、こんなにみんなが好むのは、希少価値のせいかもしれない、などと書いている。

映画『二十四の瞳』は、いまだに、あの、ひとり修学旅行に行けなかった子は、可哀想だったなどと、あるシーンが話題になったりする。その作家にして、この好みあり。なんだか、うれしいじゃないですか。


気仙沼復興応援号 その2 –南町紫市場~気仙沼横丁-

魚市場見学の跡は南町紫市場でお買い物。

商店街

商店街

 

 

お土産などを取り扱うお店もあれば、地域の方々が利用する

美容院や電気屋さんもあります。

 

この日は気温が少し低く風が強かったので、

熱々のコロッケをいただきました♪

 

コロッケ

サクサク・ホクホクですごく美味しい♪温まるぅぅぅ!

 

他にも、ロールケーキやクッキー

ご当地キャラクターのホヤボーヤキーホルダーなどを

お土産に買いました♪

 

紫市場から少し歩くと

気仙沼横丁が見えてきます。

 

気仙沼横丁

気仙沼横丁

 

 

復興祈願のダルマ

ここへ来た人たちからのメッセージがたくさん詰まっただるまさん

 

バスツアーだとお昼ご飯は14:00くらいの予定なので

腹ペコなamedioには耐えきれず…(笑)

ここで海鮮丼をいただきました♪

 

海鮮丼

さすが、漁港の近く!!新鮮でおいしい♪

 

気仙沼横丁は、屋台がメインですが

物販もあり、お酒とくるま麩を買いました♪

お店にいたときのこと、消防車か救急車のような

サイレンの音がなりました…

すると、お店の人が

「本当に津波以来、サイレンが怖いんです」

と話してくれました。

あの地震のあと、余震が続き

そのたびに街中にサイレンが鳴り響いたそうです。

「夜になると、本当に真っ暗で怖いのよ…。」

と、魚市場のガイドさんと

全く同じこともおっしゃっていました。

 

私たちが行った時間帯は、午前中だったので

明るく活気がありましたが

夜は静かで、一人では絶対に出歩けないとのことでした。

 

一日も早く、明るい声が響く

街に復興してほしいですが

建物の規制があるため、当分は住宅も建てられず

この状況が続くとのこと。

 

津波の危険があるから、住居の制限をするということや

高さ11.8メートルの堤防を作る計画が

進んでいるけれども

地元の人たちからは

「先祖からの大事な土地、いざというときは

津波が来るということも覚悟をして生活をしているんだ」

「住みたいと思う気持ちも大切にしてほしい」

「あの地震を経験して嫌な人は出ていくし、覚悟を決めた人は残る」

「山の方に仮設住宅を作られたが漁業をするのに、

いちいちここまで下りてきて、年なのに…遠いんだ…」

というお話も耳にしました。

 

帰りのバスでも、どういう形が、この地域の人々にとって

一番良いのだろうといろいろ考えましたが

難しい問題で考えがまとまりませんでした…。

 

実際に現地に行って地元の方の声を

聞くことで、見えてくることがたくさんあると感じた

amedioでした。


パンの初耳

パンの耳

「パンの耳」とは、どこを指すのだろう。私は、写真左の部分だと思っていたら 「違う」というひとがいた。写真右のパンの周囲のことだという。私が耳というのを、「背中」とか「カカト」というふうに、うちでは呼んでいましたよ、というのである。『パンの耳の丸かじり』(東海林さだお著・朝日新聞社)に、耳についてのフカイ考察がある。それによると、耳愛好家や耳フェチは、耳を単純に、耳と総称しないとして、天井耳、両側両耳、底耳、とファンが分れる、と書いてある。そして、

…… 天井耳ファン、両側両耳ファン、底耳ファン共通の憧れの部分は、食パンを切るときの最初の耳。ファンの間で「初耳」と呼ばれている(たぶん)部分だそうだ。……(「パンの耳はお好き?」の章から)

へえ。写真左は、初耳といい、写真右も、その部分によって呼び名があるらしい。それにしても、初耳とは、初耳である。


風やんだようなので

イタリアンパセリ

 

昨日からの風もようやくおさまり、ベランダに生えていたいろいろを採取。
ずいぶん育ちすぎたようなので、こうぼに使用することに。瓶に材料を入れて、水と砂糖を入れて後は冷蔵庫に入れて待つだけ。めんどくさがりの自分でもとても簡単にできます。

 

左から、パセリ・ゼラニウム・イタリアンパセリ・ローズマリー

左から、レタス・ゼラニウム・イタリアンパセリ・ローズマリー

 

ローズマリーは前回成功したのでたぶん大丈夫。こうぼ食堂の市川ナオさんが基本的には何からもこうぼはできますと言っていたので、パセリやゼラニウムにも挑戦。1週間後が楽しみです。

こうぼにご興味のある方は、市川ナオさんのコラム「こうぼと暮らそう」をぜひどうぞ。

 


パンに耳なし

パンの耳

 

写真は、パンの耳である。100円で買った。5枚はいっている。こうして、値段をつけて売っている店がある。まったく扱っていない店がある。パンを買って「耳ありますか?」と聞くと、耳のはいった袋をタダでくれる店がある。いずれにしても、まあ、ワキ役というか、やっかい者というか。まあ、ワキを固めているのは、間違いないが。

なぜだろう。あのちょっとした固い感触、口に広がる香ばしさは、捨てがたいと思うのだけれど。同好の士は、いるのである。ラジオを聞いていたら、かの「AKB48 」の仲俣汐里さんが「パンの耳が好き。まんなかへんの白いところが好きというひともいるから、ちょうどいい」と語っていた。

あるカフェで聞いた話では、切り捨てた耳は、欲しいひとが持って帰る。残れば処分する、というふうであるという。「要するに、ご飯でいうと、アレはオコゲですからね」と店員は笑った。ああ、そういう存在なのか。私は、壁に耳あり、パンに耳なし、と呟くのである。


ハッピーバレンタイン♪ 

バレンタイン、毎年、amedio家では

材料やラッピングなどがセットになったキットを買って作っています♪

(amedio家には、オーブンがないので溶かして固めるタイプが定番♪)

 

今年はどんなキットを買おうかなぁと思っていたところ、

旦那さんのお友達の奥さんから

「一緒に作ろう!(^^)!」というお誘いがきました。

彼女が選んでくれたバレンタインレシピが「チョコタルト」♪

材料を揃えて、1つずつ量って…というお菓子作りなんて

何年ぶりか思い出せないくらい…ヾ(゚0゚*)ノ

彼女がオーブンも貸してくれるとのことで、

材料を買ってお菓子作り開始♪

 

タルト生地をコネコネして、寝かせている間に

もう1つ(失敗したように買っておいたキット)のチョコを

溶かして型に入れ…(;´Д`A “`

大忙し!!!!!


お菓子作りのレシピを読むだけだと

4つくらいの工程で完成するタルトも

量ったりこねたり伸ばしたり生地をタルト型につめたり…

実際に作業をやると本当に大変…。

途中で心が折れそうでした(〃´o`)=3

 

生地が完成して焼きあがったタルトを冷ましている間に

タルトの中にいれるガナッシュ作りもして

さらにそれを生地に詰めて2度目のオーブン…。

 

へとへとだったけれど、オーブンから取り出したら

思っていたより良い出来栄えで、やった~♪と嬉しくなりました

すごい達成感♪O(≧▽≦)O

 

余った生クリームをホイップして持ち帰り

渡した後にお皿に盛りつけることに♪

 

キットの方もデコレーションしたら

可愛らしくできて本当に良かった♪

 

実は、旦那さんが、東京マラソンを走ることになったので

秘密で作っておいた手づくりのお守りもプレゼント♪

とっても喜んでくれました♪(* ̄ー ̄)v

 

バレンタイン

↓盛り付け後↓

タルト

 

 

作っているときは、もうやりたくな~い!!と

挫折しかけましたが、作り終わってあれだけ喜んでもらえると

来年もオーブンを貸してくれるお友達をみつけて(笑)

一緒に作ってみたいなぁと思うamedioでした

 

 


節分

今年の節分は、ちょうど日曜日ということもあり

節分の奉納太鼓ではたくさんの方々に

演奏を聴いていただくことができました♪

太鼓

境内には大きな鬼が!!

鬼

その昔、神田祭りでは神輿だけではなく

町ごとに山車をひき、さらには「附祭」と称して

「大江山の酒呑童子」や「大鯰と要石」など

物語を再現する巨大なはりぼての人形を曵き回し

町内を練り歩いたとのことです。

その大江山の鬼の首を節分ということで、今回は展示!

迫力満点でした!!

 

前回は、指がつってしまい納得できなかった演奏も

今日はとっても気持ち良く最後まで叩くことができて大満足!!

(前日に行った、厄払いが良かったのかなぁ(笑))

 

太鼓のあとは、おばあちゃんの家へ。

おばあちゃんが「恵方巻」を食べてみたい!

というので買って行きました♪

 

せっかくなので、家の玄関で豆まきも!!

最初は恥ずかしがっていたおばあちゃんも

私がお面をかぶるとノリノリで豆をまき

最終的にはお面をかぶって鬼になりきっていました(笑)

おばあちゃんおに

パーマがお面からはみ出てちょっとリアル(笑)

あぁ~かわいいおばあちゃん♪

 

恵方巻きも、サイズは小さめにしましたが

南南東を向いて無言でもぐもぐ!!

ちゃんと全部食べて満足そう♪

 

今年も鬼は外♪福は内♪

たくさん幸せが訪れる一年になるといいなと思う

amedioでした(*^^)v


木更津one day trip

慈慈の邸さんでのこうぼ料理教室のときからお願いしていたコラムがいよいよ形になりそうなので、最終的なご相談をしにこうぼ食堂さんへ。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと古びたいい感じの店構え。古民家なども考えたそうなのだが、抜けがいいので古いお店跡を改装した、今のスタイルがとても気に入っているとのこと。高い天井も、大きな黒板も、キッチンとテーブルと雑貨屋さんが一続きになった広い空間も、のびのびとして気持ち良い。ここにたくさんのこうぼくんたちが、飛び交っているらしいのです。我が家では私がヒネクレテいるせいか、なかなか素直に育ってくれないこうぼくん。連れて帰りたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

この日のプレートのメインは味噌と柿酵母のベジ丼、夏蜜柑酵母をつかった黒カステラ…などどれもやさしくてしみじみと美味。素材の味をまろやかに引き出したこうぼたっぷりの料理をいただきながら、ナヲさんと、ときどきご主人のたろさん(二人でお店を切り盛りされ、とても仲睦まじいのです♪)と、こうぼの話、お店の話、最近ハマっている本の話、などなどをしながら、ゆったり時が流れて行きました。

帰りは「祇園」の駅が面白いと教えていただいたので、別ルートで。静かな畦道を抜け、ログハウスのような小さな単線電車の駅に到着。久留里(くるり)線という可愛い名前も、電車ツウにはたまらない感じなのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

夕方になってもまだあたたかく、アクアラインからの眺めも最高でした。

こうぼ食堂ナヲさんのコラム「こうぼと暮そう」は明日、第一回目スタートの予定です! お楽しみに。

 


鏡開き

11日は鏡開き!

我が家も、飾ってあった鏡餅を食べました!!

 

鏡餅

 

どうやって食べようかなぁと

考えた結果…。

 

去年morimoriがブログで書いた

amedio家、特製のお雑煮にしました!

 

そう、amedio家のお雑煮は

卵&なると入り!!

 

フワフワの溶き卵が入っています♪

 

無病息災を願って行われる

この鏡開き。

 

amedio家は、年末から長い長い

風邪っぴきだったので

改めて、健康を祈願して

いただきました!!

 

お正月を華やかにしてくれた

鏡餅は、あっという間に家の玄関から

胃袋へ消えました(笑)

 

うん!これだけ、食欲あれば

今年はきっと病気も、

もうかからない!!きっと大丈夫♪

 

今年もポジティブな

amedio\(~o~)/でした