雑貨

食べられないご馳走

食べられないご馳走

 

昼はなににしようか、と考えて、ナポリタンとピザにした。

というのは、ウソで、浅草合羽橋商店街を歩いた。そこに、元祖食品サンプル屋、という看板のお店を見つけた。店内には、外国人観光客が何人もいて、さかんにサンプルめがけて、シャッターを切っている。いやすごい。ソフトクリームがある。クリームソーダがある。エビフライがある。ハンバーグステーキがある。ラーメンがある。冷やし中華がある。冷やし中華のキュウリといい、細切り卵焼きといい、まあ、手がこんでいる。ホンモノよりホンモノらしい。あの外国人男性は、握り寿司がよほど気に入ったのか、その前から離れない。

虚実皮膜。サンプルづくりにかけるご苦労は、いかばかりか。どんな眼が必要なのか。うかがってみたくなった。早速、お願い。幸いOKということなので、いずれご紹介いたします。で、今日の昼飯は、なににしたか、実はまだ思案中なんです。

 


これは確かに便利

ほぼ日ホワイトボードカレンダー2016

 

後でやろうと思っていることを最近はうっかり忘れてしまうことが多くなった。メモをしておかなくてはと思い、カレンダーアプリに入れてはみたものの結局観ずにまた忘れてしまうというパターン。つまりは、私の場合は、嫌でもにつくところにメモがないと意味がないということで、今年から「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」を使い始めた。

書きこめるスペースが大きかったり、曜日がわかりやすいのがいい。なんといっても間違っても消せるホワイトボード形式が使い勝手がいい。おかげで、忘れることは多少は少なくなった気がする。

 


ながめるもの

アンティーク パーツ

 

当初は使用目的で、ちょこちょこ買いためていたアンティークのボタンや、ビーズなどのパーツ。いまでは、ほぼみて楽しむだけのものとなってる…

 


神保町はネコとパズル

木の玩具などでおなじみ、キッコロが、“ 神保町いちのいち” でお店を出している。行ってみた。お客さんに対応する合間に、うかがった話。………

ここでは、ネコのモノが動きますね。前にやらせていただいた時、お客さまとお話ししていると、ネコのモノを探している方が多いんですね。今回は、事前にカッティング・ボードや一輪挿しに、ネコをあしらってみましたが、やはり好評です。そんなふうに、土地土地で売れるモノが、ちがいます。雑司ヶ谷の手創り市では、動物の形をしたブローチが、人気。色味にも土地柄があって、長野方面ですとナチュラルな木の感じ。名古屋方面ですとグリーン、横浜ですと赤の入ったモノが売れました。こういうのがウケるだろうと、つくっていくと反応がなかったり、少ない品物がよく出たり、ヨミのはずれること、しょっちゅうです。材料の木は、ブナが主で、ブナは木目があまり主張しないし、色をつけてもキレイにでるんですね。……  そうそう、ここでは、キューブ・パズルも動きますね。立方体をつくるパズルですが、本屋さんの中のお店だからか、パズルのお好きな方が、よくいらっしゃいますね。神保町は、ネコとパズル !

この催しは、1月25日(月)まで。三省堂書店、神保町いちのいち  で開かれています。ぜひ、お立ち寄りください。


毎日使うモノ選び

 

今月のプレゼント でもお世話になっているロク さんで、昨年の暮れに買ったLAMYの万年筆がとても使いやすい。いままで何度か万年筆を使おうと試み、たぶん筆圧が高いせいかインクが玉のように染みたりペン先が引っかかったりするのが気になって挫折していた。これはドイツで小学生がペン筆を覚えるために入門用として使う物らしい。おかげさまで私みたいな遅れてきた入門者にもぴったり。無駄な力が入らず指も疲れない。

普段、ロクさんにはお気に入り見つけに!と気合入れて行く感じではなくて「あれあるかなー?」と寄ったついでに、茶漉しやクリップ、ファイルなど何かしら「ちょうどいいモノ」が見つかり知らず知らず愛用して、生活の一部になってしまう。

ご実家の金物問屋にあったという年季の入った棚や机がとても空間にしっくり馴染んでいて、古道具も合いそうですね、というと「古い物はすぐに馴染むし、大事に使うという意味でも好きなのですが、作り手さんも含めて今生まれている物をご紹介していきたい。それが次の世代にも繋がるといいなと思って」。その棚に並ぶモノたちに添えられた手書きメモには、作られた場所と簡単な紹介文が書かれていて、不定期に書き変えられる。モノ自体は変わらなくても、使っていくうちに発見があったりするからという。変えないでいると気持が悪いらしい。自ら使い込んでよく理解したものだけをお店に置くのも、「そのほうが楽」だから。にわか勉強をしてよく理解していない情報を詰めこんだりしなくてもすむからだそうだ。その誠実さは、人とモノとのいい出会いにも繋がり、大好きなモノを作ってくれる人たちがずっと作り続けられるようにという応援と願いの表れでもある。

「いま使ってるものが壊れたらあそこで買おう、みたいな感じで思い出してもらえたら嬉しいです」と店長の橋本さん。まさに、いま使っているのが壊れたら「ステンレスピンチハンガー」 を買いに行くつもり。紹介文からも、お店で話をしてくれたときと同じくらいの思い入れが伝わってくる。

 

 

 

 


土鍋プレゼント

伊賀焼土鍋

鍋の季節になった。 『東京人』という雑誌の2月号は「鍋でほっこり」という特集を組んでいる。暖かくておいしそうな1冊のなかに、久住昌之・太田和彦・平松洋子という3人が鍋を囲んで、こんなふうに、鍋を語っている。

太田 どこかに、文学的要素があるわけですよ。ただ「うまい、まずい」じゃなくて、しんみり食べてみたり、にぎやかに食べてみたり、という。

平松 鍋をみんなで食べたときは「おいしかったな」っていうより「楽しかったな」って感覚ですよね。

久住 ああ。

太田 納得。

広場・今月のプレゼント」は、「伊賀焼土鍋」です。 ご希望の方は、どうぞコチラをごらんください。

 


鉛筆を削る

うちには鉛筆削りがないんです。
なので、カッターで鉛筆を削ります。
色鉛筆がたくさんあっても、最近は普通のえんぴつがお気に入り。
しかし、いくら直してもこの持ち方。
息子よ、がんばれ!


書道小物

水差し

魯山で見つけた水差し。振るとからからと音がする。

家では主にペン立てとして愛用している。

 


トナリノ・8B・collection’s

トナリノ・8B・collection's

エンピツHBのシェアが落ち、2Bにその座を譲った、というニュースがあった。その理由は、小学生の筆圧低下にある、という。また、エンピツ利用者層の多くが高齢化し、体力低下、筆圧低下、視力低下で、やはり濃いめの2Bへと移っているそうだ。

エンピツを買いに「トナリノ」へ行く。西荻窪駅南口を出て、少し歩くと西武信用金庫。その角を左折。この道は神明通りといい、やがて右に、夜分ならたくさんの灯りが美しく光っている店が見える。そこが「collection’s」で、いまならココから、店主の痛快なアンティーク論を読むことができる。その少し先が、文房具の「トナリノ」だ。サッパリしたカンジの店内で輸入文房具を眺め愉しみ、「LYRA  8B 」と消しゴムを購入。8Bは、デッサン用ですよと、店のひと。デッサンするように文章が書ければいい、と思った。

 


お気に入りに出会う

トムテ

お気に入りのひとつ、トムテ。大事にしているとおとなしいが、粗雑に扱うといじわるをするという北欧の妖精。今年の1月に愛知県で開催された「チルチンびとmarket」でミュシカさんから購入。

思わぬものに出会えるのはmarketの良いところ。今秋も「チルチンびとmarket」は各地で開催いたします。お近くの方は是非おこしください。

 

■「チルチンびとmarket」開催予定

愛知県 エコ建築工房 9/13(日)

新潟県 ノモトホームズ家造 株式会社加藤組 いくとぴあキラキラガーデン内 花とみどりの展示館 10/11(日)

福井県 住まい工房 10月下旬もしくは11月上旬予定

※「チルチンびとmarket」の情報はこちらでご確認ください。